ラーメン二郎

実は私、高校卒業後マッサージと整骨の専門学校に行っているあいだ、東京で過ごしました。
当時病院や整骨院で仕事して夜は専門学校って感じでした。
そこで、楽しみにしていたのは三田のラーメン二郎の幸福感でした。
もう、20年以上前の話です。
その二郎も東京近辺ではセグメントを維持しながら多店舗に増殖。

そして、京都に二郎系ラーメン店が出来たと聞き行ってみました。
私は、大ブタラーメン（麺300g）トッピングで、ニンニク＆野菜を頼みました。

20年ぶりの二郎系ラーメン。
太麺とこってり脂は健在ですが、ちょっと関西風の薄味。
「醤油希望はおっしゃってください」の張り紙あり。
名前も二郎を標榜せず、
「ラーメン荘　夢を語れ」自身のラーメンで勝負の気持ちを感じました。
日曜の3時ごろでも、長蛇の列。
このラーメンが支持されている証拠です。

ただ、若い頃の二郎のイメージが広がりすぎているのかも知れませんが、
二郎のオヤジさんに対する尊敬の念というか、
「ありがとうございました！しっかり食べました！」って言った
気持ちには至らなかった・・・
でも、ここまで来ると味より思い入れの世界ですね。

そう考えると、個人店の持つオヤジさんの凄みって、
究極の強みであり、存在価値です。
私もトレンドやマーケティングなど横文字を並べる前に、
その凄み、覚悟を持って明日から仕事に望みます。

「ラーメン二郎はラーメンにあらず、二郎なり」の格言どおり、
ラーメン二郎は本当に学びのあるラーメンです。

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