今日は、冷え込んで寒かったですね。3月に逆戻りです。


今日は、嬉しいものが送られてきました。
(財)高齢者住宅財団より、『地域包括ケアの構築に向けた高齢者の住まいの整備を支援する環境整備のあり方に関する調査研究報告書』が届きました。タイトルは、解りやすいと言えば解りやすいですが、とっても長い!
この調査研究報告書は、現在「サービス付き高齢者向け住宅」が制度化されていますが、入居者が医療や手厚い介護サービスを必要になった場合、状態変化に応じた適切なサービスが受けられるような体制が必要です。今後は地域の医療・介護サービス等の「共助」、地域コミュニティに内在するインフォーマルな交流活動やサポート等の「互助」との連携を図りつつ、かつ入居者自身の自立的な活動である「自助」を促すことで、入居者が地域での安定的な居住継続を行えるような体制づくりと支援のあり方の検討が必要となっています。また、高齢者住宅を地域の福祉資源として位置づけ、サービスや空間や社会関係を地域に開放・共有することにより、自宅・高齢者住宅・施設をカバーした効率的な地域包括ケアの実現が求められています。
したがって本調査は、高齢者向け住宅の地域における支援・交流拠点化について、先進的な事例の収集・分析を通して検討しています。
・・・と言う事は、「サ高住」の制度では、継続的な生活は難しくなることがあると言う事。
今、「サ高住」は全国で一気に建設されていますが、5年後10年後には・・・・となる。
巻頭では『C-CORE東広島』は、地域貢献を目指す住宅企業による多世代賃貸住宅で、日本では珍しいタイプであると紹介されています。
かなり良くまとめられた研究報告書となっています。
2年前から、日本の住まいは将来「C-CORE」のように多世代で誰もが安心して暮らせる住まいになると言ってましたが、段々とその方向に向かっているようです。

次男が大学で講義を受けている准教授も執筆されています。なんだか縁を感じます。