最前線の子育て論byはやし浩司(2)

子育て最前線で活躍する、お父さん、お母さんのためのBLOG

2/2 12月24日

2010-12-25 14:58:33 | 日記

●良妻vs悪妻

 昨日、二男にこんなメールを出した。
「貴君のワイフはすばらしい人だよ。自信をもっていいよ」と。
すかさず二男から返事が届いた。
「どうして、パパにそれがわかるのか?」と。

 で、私はこう書いた。
「ぼくは若いころから、女性の世界で生きてきた。
今でも毎日、10~20人の母親と呼ばれる女性と会っている。
だからそれがよくわかる」と。

 良妻か悪妻か。
それは当の夫には、判断できないかもしれない。
良妻であっても、悪妻であっても、その女性しか知らない。
比較して判断することができない。

しかし良妻と呼ばれる人は、たしかにいる。
またそういう女性と結婚した男性は、幸福。
そうでない男性は、不幸。
さらに悪妻と結婚した男性は、もっと不幸。
が、不幸なことに、自分が不幸であることにさえ気がつかない。
やがて子どもができたりして、一生を、憂うつなまま過ごす。
棒に振る。

 それについてワイフがやはり車の中で、こう聞いた。
「じゃあ、どうして結婚してしまうのかしら?」と。

私「本能の力のほうが、それだけ強力ということじゃないかな」
ワ「がまんできなくなるというわけ」
私「そうだろうね。そこに異性がいると、たがいにがまんできなくなる。
だから結婚してしまう。理性のブレーキが働かなくなる」
ワ「私たちもそうだったかしら」
私「例外はないよ」と。

 悪妻になるとわかっていても、性欲のほうが理性を押しつぶしてしまう。
だから結婚する。
子どもまで作ってしまう。
しかしそのあたりで、「恋のホルモン」の有効期限が切れる。
とたん、そこに待っているのは、きびしい現実。
悪妻だったからという理由で、離婚することもできない。

ワ「だったら、結婚なんて、くじを引くようなものね」
私「ぼくも、そう思う。くじ引きと同じ」
ワ「でもそのときは、『この人しかいない』と思って、みな、結婚するわよ」
私「ハハハ、それが本能。本能のなせるわざ」
ワ「で、あなたはどうなの?」
私「ぼくかあ? ぼくねえ? ぼくは運がよかったと思っているよ。
お前のようないいワイフに恵まれて……」と。

 良妻か悪妻か。
それは10年とか20年とかでは、わからない。
少なくとも子育てが終わるまで、わからない。
そのころわかる。
子育てが終わったとき、ともに理解しあい、助けあい、励ましあうことができるなら、
良妻ということになる。
が、それよりも大切なことは、そばにいるだけで安心感を覚えること。
やすらぎを覚えること。
ふだんは空気のような存在。
けんかもするが、2日以上は、つづかない。
それがあれば、良妻。
それがなければ、悪妻。

私「派手な恋愛をしたからといって、幸福な家庭を築くとはかぎらない。
結婚式にしても、そうだ。
皮肉なことに、派手な結婚式をしたカップルほど、あとがあやしいね」
ワ「……」と。

 これは慰めか。
私たち夫婦は、その結婚式をしていない。
そのお金がなかった。
が、今になってみると、しなくてよかったと思っている。
私流の生き様を貫くことができた。
一抹のさみしさは、ある。
しかしそれは耐えられない(さみしさ)ではない。

 晃子へ、

 いろいろ今まで、ありがとう。
口ではうまく言えないが、愛しているよ!

 二男へ、

 最近の若い女性には、貴君が想像もつかないようなバカが多い。
「バカママ」という言葉が、一時流行語になったが、それが最近はさらにひどくなった。
理性のひとかけらもないような女性が、母親の顔をして、子育てをしている。
まだ幼児の子どもに、整形手術を施したりしてね。
ああいうのは、法律で禁止すべき、と、ぼくは思う。
先日は、コンビニで自分の息子(小学生)に、「テメエ、マジ、バカか!」と叫んでいた
母親を見かけた。
まともな日本語すら、話せない。

 貴君は幸いにも、そういう女性を知らない。
そういう世界で生きていない。
だから身近にいる人の、すばらしさが理解できない。
貴君のワイフは、まちがいなくすばらしい人だよ。


Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●コタツの中で

 ワイフは隣の部屋で眠っている。
私はこうしてコタツの中で、文を書いている。
私にとっては、至極のとき。
楽しい。
できるなら明日の朝まで、こうして文を書いていたい。

 外気は冷たいはずなのに、寒さを感じない。
コタツだけで、じゅうぶん暖かい。

どうしてだろう。
どうしてこんなに文を書いていると、楽しいのだろう。
いや、反対に1日も文を書かないでいると、頭の中がモヤモヤとしてくる。
それが、私にはかえって苦痛。
だから文を書く。
書いて、モヤモヤを叩き出す。
その爽快感は、たまらない。
たとえて言うなら、便秘か何かでたまったウxxが、ドサッと出たときの気分に似ている。
うまく文章にまとまれば、なおさら。

 さらに最近は、私に似た人に出会うと、うれしくてならない。
「私はヒマさえあれば、文を書いています」「私もそうです」と。
とたん100年来の友人のようになってしまう。

 ……そう言えば、今井修という人もそうだった。
この浜松に住むようになって、最初の友人だった。
年齢は、私より7歳ほど、上だった。
その今井さんも、いつも原稿用紙に文を書いていた。
「いつか作家になる」が、口癖だった。

 その「今井修」という名前が出てきた。
ワイフのほうから、その名前を口にした。
「あの今井さんは、若くして死んでしまったわね」と。

 いつも焼酎片手に、タバコを吸いながら原稿を書いていた。
死因は食道がん。
わかりすぎるほど、わかりやすい死因だった。
ちょうど30歳になったときのことだった。

私「ぼくね、今井さんを思い出すたびに、今井さんの分まで、書いてやろうという
気持ちになるよ」
ワ「いい人だったわね」
私「そうだよ。本当にいい人だった」
ワ「文章はどうだったの?」
私「昔風の、くどい文章だった。ぼくは好きではなかった。ほら、ぼくは短い
文で、ポンポンと書くのが好きだったからね。漢字もできるだけ使わないように
している」
ワ「今井さんは……?」
私「ほら、あの人はアル中だっただろ。酒を飲んでいないと手が震え、ペンが
持てなかった。だからああいう文章になったんじゃないかな」と。

 文の書き方は、人それぞれ。
みな、ちがう。
読む側にしても、好き好きがある。
私の文章が好きという人もいれば、そうでない人もいる。
私は私。
今井さんは今井さん。
しかし重要なことは、自分の心を偽らないこと。
ありのままを、正直に書くこと。
文のじょうず、へたは、次の次。

 だれのためでもない。
文というのは、自分のために書く。
多くの人に読んでほしいとは思う。
しかしだからといって、媚(こび)を売ってはいけない。
言い換えると、私は文を書いているときだけ、言いようのない解放感を覚える。
大空をはばたくことができる。
またそれがあるから、文を書く。

 ……ということで、かなり眠くなってきた。
12月24日は終わり、今はもう25日。
2010年12月25日。
では、みなさん、おやすみなさい!
今日も、1日、無事、終わりました!
ありがとうございました!


Hiroshi Hayashi+++++++Dec. 2010++++++はやし浩司・林浩司

●実例

 こんな話(例1)

 その男には、子どもがいた。
若いころ、たまたま遊んだ女性との間にできた子どもである。
しかしその男は、そのことを告げないで、相手の女性と結婚した。
で、それから20年。
ある日、突然、その子どもがその男の前に名乗り出た。
「私はあなたの子どもです。母から、聞きました」と。
そのことが、妻の耳にも入り、家の中は大騒動。
妻は、「娘(当時10歳)が、中学を卒業したら離婚する」とまで言い出した。

 こんな話(例2)

 その女性は結婚してからも、妊娠できず、病院通いをしていた。
表向きは「不妊症」と言っていたが、実際は「アッシャーマン症候群」。
若いころの中絶のときの処置が不適切で、子宮の内膜に傷がついてしまった。
「子宮腔癒着症」とも呼ばれ、子宮の内膜がうまく成長することができなくなる病気を
いう。
排卵などは正常に行われるのだが、着床がしにくくなる。
中絶や流産が必ずしも不妊症につながるというわけではないが、ここにあげたような
ケースは少なくない。

女性の両親は、それを知っていた。
知らないのは、夫だけ。
現在の今も、妻と不妊教室に通いながら、子ども作りに励んでいるという。


●本来なら……

 本来なら、こうした過去は、結婚時、あるいはその前に相手に話すのがよい。
(私は、話すべきと思うが……。)
「ぼくには別に子どもがいる」「私は若いころ中絶したことがある」と。
その上で、たがいに納得した上で、結婚する。
それをしないというのは、それ自体、不作為による背信行為ということになる。
(「不作為」というのは、法律用語で、「本来ならすべきことをしないで」という意。)

 が、問題は、父親にせよ、母親にせよ、それを知っていたばあい。
いろいろなケースがある。

 こんな話(例3)

 息子の嫁が自宅に泊まったときのこと。
母親は、嫁の体に妊娠線(妊娠した経験のある女性に現れる、特有の線模様)が
あることを見てしまった。
しかし息子は、それに気づいていない。
妊娠線がどういうものであるかすらも知らない。

 こういうケースのばあい、たいていの親は、そのまま黙ってしまう。
大切なことは、息子にせよ、娘にせよ、幸福な家庭を築くこと。
だれにもひとつやふたつ、過ちや失敗(?)はある。
母親はその事実を、墓場までもっていくことにした。
嫁は嫁で、生涯、それについて夫に話すことはないだろう。

 こんな話(例4)

 相手の娘には、重度の人格障害があった。
子どものころは、不登校を繰り返し、それが終わると今度は、家庭内暴力。
家の外ではおとなしかったが、家の中では暴れた。
青年期に入ると引きこもりを繰り返し、定職にも就かなかった。
病院で、うつ病の薬を処方してもらっていた。

 が、結婚。
自分の息子が、「どうしても」というので、結婚した。
かなり資産家だった。
両親は興信所を使って、相手の女性、つまりその娘について調べた。
その娘の過去を知った。
が、いくら説得しても、息子は、「結婚する」と。
相手の両親にも、それとなく反対の意思を伝えた。
が、相手の両親は両親で、「良縁です」「良縁です」と喜ぶだけ。
話し合いにならなかった。

 現在、息子夫婦は同じ市内に住んでいるが、行き来は途絶えた。
子ども(孫)も2人生まれたが、この5年、会っていないという。

●誠実

 誠実に生きるというのは、むずかしい。
が、こんな皮肉な話を耳にしたことがある。

 「不倫相手の方が、何でも話せる」と。
つまり相手が不倫相手だと、夫や妻にさえ話せないような話でも、話せる、と。
これはどういう心理によるものなのか。
ワイフに相談すると、ワイフがこう教えてくれた。

「不倫という罪深いことをたがいにしているから、罪の意識が薄れるんじゃ、
な~い?」と。

 そうかもしれない。
そうでないかもしれない。
「だったら、はじめっから、不倫相手と結婚すればいいのに」と私。
「そのほうが、たがいに誠実でいられる」と。
 
 ともかくも、こうして男と女のドラマが始まる。
またそうであるから、10組の夫婦がいれば、10通りのドラマが生まれる。
が、それが人生。
人間の人生。
みな、同じようだったら、つまらない。
おもしろくない。

 ほかにもいろいろ書きたいことがあるが、今朝はここまで。

 みなさん、おはようございます。

2010年12月25日朝記


Hiroshi Hayashi++++Dec. 2010++++++はやし浩司・林浩司

【子どもの自己主張】

●自己主張する幼児たち(年中児、3~5歳児)@BW幼児教室(子どもクラブ)
 はやし浩司 2010-12ー24 Hamamatsu Japan

(YOUTUBEより)

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

<object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/aAWwn5YMWj0?hl=ja&amp;fs=1"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/aAWwn5YMWj0?hl=ja&amp;fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object>


<object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/XVX5biFmAvE?hl=ja&amp;fs=1"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/XVX5biFmAvE?hl=ja&amp;fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object>


<object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/QInBEXBm8fA?hl=ja&amp;fs=1"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/QInBEXBm8fA?hl=ja&amp;fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object>


<object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/kj7dQ5CQ6XQ?hl=ja&amp;fs=1"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/kj7dQ5CQ6XQ?hl=ja&amp;fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object>

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

コメントを投稿