最前線の子育て論byはやし浩司(2)

子育て最前線で活躍する、お父さん、お母さんのためのBLOG

●健康的優越感(健康であることを、見せつける人)

2012-01-30 12:50:25 | 日記
【健康的優越感について】「明日は我が身」の健康論

●貧者の暖房法

 朝、起きる。
すぐウォーキングマシンに乗る。
30分、歩く。
時速は6キロ。
20分を過ぎたところで、汗が流れ始める。
ときどき、駆け足を混ぜる。
呼吸が激しくなる。
あと5分……
あと2分……
あと1分……
ピーと合図音が鳴って、マシンは停止。
タオルで顔をぬぐう。
体を乾かす。
服を着る。
ワイフが用意してくれた緑茶をググーッと飲む。

 気温は5度。
しかし暑い!

 これ称して、「貧者の暖房法」。

●ある老人

 昨日、ある老人ホームで、1人の老人と話をした。
付属のレストランで、横に並んだ。
年齢は75歳と言ったが、「???」。
何を言っているか、さっぱり理解できなかった。

「ここに住んで、何年になりますか」と私。

「……オラ、エエと、……モゾモゾ……ブツブツ……」と。

 脳梗塞か何かで、脳にダメージを受けているらしい。
見た感じでは若く、肌もツヤツヤとしていた。
質問をすれば何かを答えてはくれるが、意味がわからない。

 75歳といえば、11年後。
が、本当に75歳だったかどうかは、疑わしい。
ワイフは、「70歳くらいじゃない?」と言った。
私には、私と同年齢の、64歳に見えた。

●健康優越感

 そのときふと、私の心の中を、不愉快な感覚が横切るのを感じた。
優越感である。
「私は健康である」という優越感。
低劣な自己満足。
それが心の中を横切るのを感じた。

 といっても、それがわかるようになったのは、ごく最近のこと。
私の知人の中には、自分が健康であることを、ことさら自慢する人がいる。
健康であることに感謝するのはよい。
が、その返す刀で、相手に向かって、あれこれと説教を始める。
そのとき、先に書いた「不愉快な感覚」に襲われる。

私「最近、どうも体の調子が悪くてね」
男「ぼくは、平気だよ。毎朝、近くの湖を一周しているよ」
私「睡眠調整に、苦労することもある」
男「快眠、快便……これがぼくの健康法でね。今のところ、快眠、快便だよ、ぼくは……」
私「無理ができない体になった」
男「林君も、毎朝、ジョギングをしたらどうかね」と。

●明日の私の姿

 相手は、そう言いながら、自分が健康であることを自慢する。
同時に、私に対して、優越感を覚える。
そのときの雰囲気から、それがよくわかる。
相手はそれでよいとしても、言われた私のほうは、イヤ~ナ気分になる。
そのイヤ~ナ気分が、裏返しとなって、私の心の中を、横切る。
先に書いた「不愉快な感覚が横切るのを感じた」というのは、それをいう。

 だから……。
こと健康に関しては、優越感など、もたないほうがよい。
もてばもつほど、逆の立場に立たされたとき、その何倍も、苦しむ。
そうでなくても、私たちの健康は、加齢とともに、不可逆的に後退する。
老人ホームで会った男性にしても、それはまさに、「明日は我が身」。

●腹筋運動

 そのことを今朝、朝食のときにワイフに話すと、ワイフがこう言った。
「そう言えば、あのXXさん、あの人も、そうね」と。

 XXさん……私とほぼ同年齢。
知りあって、もう30年になる。
が、若いときから、自分の健康を自慢している。
あるときは、私に腹筋運動をさせた。
まっすぐ上を向いた状態で寝て、上半身を上に起こすという運動である。
「やってみなさい」と言うから、やってみせた。

 そのときXXさんは、私がそれをできないと思ったらしい。
が、私は軽々と、それをやってみせた。
10回、20回……。
腹筋は、自転車で鍛えてある。

 XXさんは、「ありえない」という顔をして、驚いていた。
「すごいですね」と、何度も言った。

で、つぎに今度は、自分でそれをしてみせた。
毎日鍛えているらしく、私より軽々と、それをしてみせた。
つまりXXさんは、それを自慢したくて、先に、私に腹筋運動をさせた(?)。
イヤ~ナ性格。
しばらくして、それがわかった。

私「そうなんだよな、あの人。会うたびに健康の話をする」
ワ「毎朝、3~4キロは、走っているそうよ」
私「それはその人の勝手だけど、だからといって、そうでない人を下に見てはいけないよ」
ワ「そうね」と。

 私の年齢になると、そういうイヤ~ナ人が、ふえてくる。
それとなく自分の健康を、自慢する。
そういうとき私はすかさず、こう思う。
「だから、それがどうしたの?」と。

 それは金持ちが、金をもっていることを自慢するのに、似ている。
あるいはもしあなたの隣人が、あなたにこう言ったとしたら、あなたはどう感ずるだろうか。

「私ね、宝くじで1億円を当てましたよ。それにねFX取り引きで、1億円。この年末だけで、2億円儲けましたよ」と。

 あなたはイヤ~ナ気分に襲われるはず。
明日の生活費に困っているなら、なおさら。
少しでも分けてもらえるなら、話は別。
しかしそうでないなら、あなたはこう思うだろう。
「だから、それがどうしたの?」と。

●不愉快な感覚

 健康であっても、また健康でなくても、それは個人の話。
中には、会うたびに自分の病気の話をする人もいる。
相手の同情を買うために、である。

 これもまた不愉快。
そのつど、別の同情のし方を考えなければならない。
が、それでもわからなければ、こんな会話を想像してみればよい。
あなたが、がんか梗塞か、何かの大病になったとする。
そのとき……。

私「私ね、先月、心筋梗塞で入院しました。近くバイパス手術を受けます」
相「私は健康です。昨日もプールで、2000メートル泳いできました」と。

 あなたは自分の病気のことを話したのを、後悔するはず。

 つまりこれが冒頭に書いた、「不愉快な感覚」ということになる。
言い換えると、健康的優越感など、そこらの成り金男が感ずる優越感と同じ。

人間に優劣はない。
命にも優劣はない。
健康にも優劣はない。
が、ふと油断すると、その優越感を覚えてしまう。
それがイヤ~ナ気分を引き起こす。

 ……ということで、あなたの周囲にも、1人や2人、このタイプの人がいるはず。
健康であることを、それとなく自慢する人。
長寿であることを、それとなく自慢する人。
中には、婿や嫁、さらには孫に囲まれ幸福そうな写真を送ってくる人もいる。
(そう言えば、今年の年賀状の中には、そういう年賀状があったぞ!)

気持ちはわかるが、世の中には、そうでない人も、多い。
そうでない人にとっては、そういう自慢たらしい行為は、ただの当てこすりでしかない。
そういう当てこすりが平気でできる人というのは、そのレベルの人。
成り金が、札束の上に座った自分の写真を見せびらかすのと、どこもちがわない。
あるいはどこがどうちがうというのか。

 ……というのは、私のひがみかもしれない。
しかし、健康的優越感などというものは、早晩、かならず崩壊する。
今は健康でも、いつまでもそれがつづくとは、かぎらない。

●有料老人ホーム

 有料老人ホームを出たあと、私とワイフはそのあたりを歩いてみた。
まだのどかな田園風景が、あちこちに残っていた。

私「そのうち、いっしょに、ここに入ろうか」
ワ「ここなら、私もいいわ」と。

 ただし……有料といっても、要支援度、もしくは介護度がつかないと入居できない。

私「あえて介護度をつけてもらうのもどうかと思うし……」
ワ「できるだけ、あとにしたいわね」と。

 みなさんも、そういった老人を見かけたら、こう思ったらよい。
「明日は、我が身」と。
とたん、おかしな健康的優越感は、吹き飛んでしまうはず。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 健康論 健康的優越感 低劣な優越感 はやし浩司 優越感 低劣性)2012/01/30記


Hiroshi Hayashi+++++++Jan. 2012++++++はやし浩司・林浩司
 

●私の生存哲学byはやし浩司

2012-01-30 09:59:07 | 日記
●私の生存哲学byはやし浩司

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

昨日、2つの同窓会をキャンセルした。
ホテルも予約していたが、同じくキャンセルした。
理由はそれぞれあるが、このところ何かと無理ができない。
自分の体力の限界を感ずるようになった。
そのときはよくても、疲れが、あとになってドッと出る。
それに今年は、インフルエンザの予防接種をするのを忘れた。
本当は忘れたわけではなく、医院へ行くのが遅すぎた。
「在庫はもうありません」と。
それを知りワイフは、こう言った。
「だから、早く行きなさいと、あれだけ言ったのに……」と。

重要な講演がつづく。
「風邪をひきました」という言い訳は、この世界では通用しない。
講演のキャンセルは、ぜったいに許されない。
コロリと死ねば、それなりの言い訳が立つが、そうでないかぎり無理。
……ということで、季節がら、大事を取ることにした。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●「日本海」の呼称問題

 今朝は、日本海の呼称問題で、頭が熱くなった。
一気に原稿をまとめた。
英文でも書いた。
一部は、オーストラリアの友人に校閲してもらった。

 総じてみれば、日本人は、おとなしすぎる。
プラス、お人好しすぎる。
豆腐型人間ばかり(失礼!)。
一億、自信喪失状態。
が、それとこれは、話は別。
言うべきことは言おうではないか。
やるべきことは、やろうではないか。

●ギリシア問題

 ギリシアの金融危機問題は、2転3転、……さらに4転、5転。
「来週中(1月30日~2月3日)には、解決する」(Bloomberg)と、ベニゼロス財務省(ギリシア)は言っている。
が、どうかな?

 ギリシアの金融危機は、第二次支援策に向け、この2、3か月で、さらに100億ユーロ近くも悪化している。

 そこでドイツは、ギリシアの財政政策に対し、露骨な介入策を提示している。
わかりやすく言えば、「ドイツの言うことを聞かなければ、これ以上、金は貸さない」と。

ブルームバーグは、つぎのように報道している。

『……ユーロ圏の当局者2人が明らかにしたところによると、ギリシャへの第2次支援策の条件として、欧州当局者はギリシャの予算決定に直接介入する計画について議論している。

  ギリシャ当局者は28日、同国政府が国家主権に反するとして、計画を拒否したと語った』と。

 ドイツ(欧州当局者)の言い分も当然だが、ギリシアの言い分も、これまた当然。
両者が、真正面から対立している。
たとえ両者が合意に達したとしても、すでにギリシアはデフォルト(債務超過)している。
「借金の棒引き」という事実そのものが、デフォルト。
が、本当の問題は、そのつぎ。
「ネクスト」。
つぎは、この日本!

●日本の金融危機

 今や、「円資産」は、風前の灯火。
これもわかりやすく言えば、円という札束が、紙くずになる。
もうメチャメチャ。
社会保障費にしても、消費税の利率アップを前提に、予算が組まれている。
(まだ利率アップは、決まったわけではない!)

 本来なら、つまり現金がないなら、人件費をカットし、支出を減らす。
が、そういうこと(=行政改革)には、いっさい手をつけず、増税だけでこの危機を乗り切ろうとしている。
その額、1000兆円。

 貿易収支は赤字。
工場はどこも青息吐息。
労働者は減少。
景気はどん底。
手取り給料の減少。
土地価格も、現在、下落中。

 今までの予測では、円は一時的に急速に円高に向かったあと、今度はドスンと円安に向かうと考えられていた。
が、最近の予測では、その中間部分が省略され、ドスンと円安に向かうかもしれないという。
つまり今が、円高の頂点。

 常識で考えても、1000兆円などという借金、返せるわけがない。
国民(1億人として)、1人あたり、1000万円!
4人家族で、4000万円!
みなが「円はあぶない」と思ったその瞬間、日本の経済は、破綻する。

●「みんなで渡れば、恐くない」

 が、日本人というのは、たいへん興味深い。
「何とかなる」「私だけではない」という論理だけで、動こうともしない。
「みんなで渡れば、恐くない」と。
集団帰属性が、きわめて強い。
言い換えると、個人プレーが苦手。

 今の今でさえ、「国が何とかしてくれる」とか、「国がつぶれるはずがない」とか、これまたのんきの、のん平。
仕事にしても、どこかにぶらさがることばかり、考えている。
社会のシステムそのものが、そうなっている。
この日本ほど、個人が生きにくい国は、そうはない。
個人で生きることすら、許さない。
たとえば税の使われ方ひとつ取りあげても、それがわかる。

 自治体は、組織を援助する。
たとえば幼稚園や保育園という組織。
園児1人あたりいくら……というようにして、組織(幼稚園や保育園)を援助する。

 一方、欧米では、子ども1人あたりいくら……というようにして、子どもをもつ親を援助する。
親に直接、現金を渡す。
親は、そのお金を手にして、幼稚園を選ぶ。
学校を選ぶ。
だから教える側のきびしさそのものが、ちがう。
へたな教え方をしていたら、そのままつぶれてしまう。

 大学生にしても、そうだ。
大学生は、1単位いくら……というように、自分でお金を出して、講座を買う。
だから欧米の大学では、スクラップ&ビルド(学部、学科の新生、廃止)は、日常茶飯事。
学ぶ側も真剣なら、教える側も真剣。
「個人」として生きる、生き様が確立している。
社会のシステムも、その「個人」を基本としている。

 田丸謙二先生(東大元副総長)が、こう話してくれた。

「向こう(アメリカ)の教授などは、2、3度、リハーサルしてから講義に臨んでいる。
休み時間になると、教授室の前には、ズラリと学生が並ぶ。
日本では、ぜったいに見られない光景だよ」と。

 これでわかったかな?
日本がもつ異常性。

●では、どうするか?

 「個人の資産は、(あればの話だが……)、自分で考え、自分で守れ」(カイル・バス氏・日経新聞)と。
「みなのあとをついていくのは、危険」とも。
さらに「政府の言うことを信ずるな」とも述べている。

 すでに世界中のヘッジ・ファンドは、日本の金利上昇、円安を見越した動きに出ているという。
「可能性の問題ではなく、時間の問題」(経済各誌)だ、そうだ。
しかも恐ろしいことに、先に延びれば延びるほど、被害が大きくなるということらしい。

 ……つい先日、アメリカ政府は、現在の超低金利政策を最低でも2年延長すると発表した。
そのためドル安、金(ゴールド)高、それに円高がつづいている。
わかりやすく言えば、アメリカはなりふり構わず、自国防衛に打って出た。
その結果、世界は、どうなるか。

アメリカも深い傷を負うが、そのためユーロが崩壊すれば、再びドルが、世界の基軸通貨として、躍り出ることができる。
日本の産業を吸収することもできる。
そのうち日本を走るTOYOTA車は、みな、アメリカ製になる。
アメリカは10年後のアメリカをすでに計画している。

 私たちはそういう世界の流れを読みながら、ささやかな資産を、自分で守るしかない。
まさに個人としての思考力が試されるときがやってきた。

●山荘にて

 昨夜(1/28)、山荘に一泊した。
朝になり、ハッサクの収穫をした。
ダンボール箱に3箱収穫したところで、終了。
つぎは、また来週。

 で、その帰り道。
近くの有料老人ホームをたずねてみた。
月額1人、18万円前後で入居できるという。
夫婦2人で、36万円。
年額にして、430万円。
いろいろ説明を聞いていると、女性が、こう言った。
「で、どなたが希望なさいますか?」と。
すかさず、「私ですよ」と答えたら、こう言った。

「冗談、言わないでください。あなたはまだ、入れません」と。

 私はどこへ行っても、若く見られる。
50代半ば?
本当は64歳。
あと5~6年で、入居しなければならなくなるかもしれない。
が、そのとき、今の料金で入居できるかどうかは、わからない。
……というより、不可能。

 老人はますますふえる。
もうすぐこの日本を、ハイパーインフレが襲う。
先ごろ「年収500万円以上になると、年金が減額される」という法案が、国会を通過した。
500万円?
ハイパーインフレが日本を襲うと、「タクシーの初乗りが、1万円になる」(経済各誌)と言われている。
大卒の初任給が、800万円?
もちろん大根1本が、2万円!
そんな時代に、500万円を基準にしたら、年金は、みなゼロ?

 言い換えると、年金など、もうアテにできない。
官僚の考えることには、かならず裏がある。
だからカイル・バス氏はこう言った。
「政府の言うことは、信用するな」と。

 こうなったら、先手、先手で、行動するしかない。
少なくとも、私は、そうしてきた。
この先も、気力がつづくかぎり、そうする。
これは一匹狼で生きてきた、私の生存哲学でもある。
みなさんの参考になれば、うれしい。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 生存哲学 一匹オオカミ 一匹狼 はやし浩司 カイル・バス)


Hiroshi Hayashi+++++++Jan. 2012++++++はやし浩司・林浩司

● 2012-01-29夜記

夕食後、ノートパソコンの修理をした。
TOSHIBAのダイナブックUXとMX。
2台。

長い間、使っていなかった。
TOSHIBAのウルトラブック(R631)を使うようになって、これらのパソコンを使わなくなってしまった。
それで修理。
修理といっても、ウィルス対策ソフトやWINDOWのUPDATE。
ほかに、もろもろ。

もう1台、TXがあるが、これはもっぱらDVDの観賞用。
合わせて4台。
4台も!、と思う人もいるかもしれない。
私自身も、そう思っている。
が、どれも一度は、心底惚れて買ったもの。
簡単には手放せない。
あちこちをいじりながら、その感触を楽しんだ。

 で、今、久しぶりに、UXを使い、この文章を叩いている。

● DVD『バビロンの陽光』

 先ほどまで、居間でDVDを観た。
イラク映画の『バビロンの陽光』。
こういう映画には、星はつけられない。
星をつけるような失礼なことは、したくない。
できない。

 最初から最後まで、切なかった。
ワイフはその映画を観ながら、「これが現代とは思えない」と、数度、言葉を漏らした。

● 雑誌

 ワイフは雑誌を読んでいる。
そのつど話しかけてくる。
だれだれが、どうした、こうした……という話。

 私はそういう話を聞いても、右耳から左耳へ、情報がスーッと流れていく。
が、ワイフはそうでない。
そのつど名前をしっかりと記憶に刻む。
芸能人やタレントなど、有名人のことなら、何でもよく知っている。
雑誌の読み方そのものが、ちがう。

●私の読書

 では、私はどうなのか?
私の読み方を分析してみる。

 その第一。
有用な情報しか、脳にとどめない。
たとえて言うなら、家庭菜園で野菜を育てるようなもの。
いつも実利を求める。
実利を伴わない雑誌は、読まない。

 その第二。
情報の種類は問わないが、論理性のあるものを好む。
小説類は、ほとんど読まない。
雑誌の中の小説はとくにそうで、ほとんど読まない。
「これは実話」というものなら、ときどき、読む。

 その第三。
自分の仕事に関係する情報は、研究論文やニュース以外、ほとんど読まない。
他人の書いた育児書類は、あえて避けている。
これは私自身の育児論を守るため。
他人の育児論に影響されるのが、いや。

たとえて言うなら、荒野を歩くにしても、ひとりのほうがよい。
ガイドは不要。
その分だけ回り道をすることも多い。
が、それが楽しい。
それにこの年齢になって、ガイドというのも、どうか?
たぶん、私をガイドできる人間は、もうこの世にはいない。

 ワイフとちがい、「名前」には、まったくと言ってよいほど、関心がない。

●TOSHIBAのUX

 UXはよいパソコンだ。
ウルトラブックより画面は小さく、それに重い。
が、キーボードのタッチ感がよい。
「こんなパソコンをもって、旅行に行きたい。
電車の中で思う存分、旅日記でも書いていたい」と。
今、そう思った。

 ただ、バッテリーのもちが、あまりよくない。
かなり劣化している。
フル充電、ノーマル使用で、3~4時間が限度ではないか。

●化粧
 
 あくびが、何度か、たてつづけに出た。
かなり眠い。
私は居間のこたつに、半分寝たような状態で、この文章を叩いている。
いつもなら、このあたりで書きたいことがモヤモヤしてくるはずだが、今夜はそれもない。
時刻は、午後10時35分。
ワイフはいつもの就眠儀式を始めた。
顔を洗い、化粧を落とす。

 ……が、どうして毎晩、そんなことをするのだろう。
私は化粧などしたことがないし、もちろん化粧を落としたこともない。
いつもスッピンの素顔。
でかけるときも、5分もあれば、身支度を整えてしまう。
(だから女性に、若いころからもてない。)

●就寝

 「11時に寝よう」と、たった今、ワイフが言った。
「うん」と私。
結婚以来、私たちは、ずっといっしょに寝ている。
寒い冬は、さらにそうで、たがいに暖めあいながら寝ている。
そういう寝方は、欧米ではふつうだが、この日本では珍しいそうだ。
中には、別々の部屋で寝ている夫婦も多いとか。

 どれくらいの割りあいなのだろう?
ちょっと調べてみたくなった。

あるベッド会社の調査によれば、つぎのようになっている。

夫婦でいっしょのベッド……40・9%
同じ部屋だが、別々のベッド……39・3%
別々の部屋……19・7%
(以上、パラマウントベッド・調査)

 ただし年齢があがると、別々に離れるケースが多くなるとか。
「50代を過ぎると、同じ寝室の割合は、70%を切る」そうだ。

 「フ~~ン」と言っただけで、おしまい。
人は人。
夫婦でいっしょに寝るのは、貧者の暖房法。

 では、今夜はここまで。


Hiroshi Hayashi+++++++Jan. 2012++++++はやし浩司・林浩司