ユニバーサルフロンティア理論に特徴的な要素として《CPTE恒等性》について長々と述べてきましたが、それ以外にも、重要な性質として《相互作用による対称性の破れ》という新しい要素を忘れてはなりますまいw)
これは母校において物理学の講義を行っている途中に発案したものでして、ほとんど同時に(解析学の基礎として)《流し撮り法》を発案いたしておりますが、独自の微積分につきましては後ほどということにさせていただきまして、ごく簡単にいえば「湧き出しと吸い込みとが相互作用を及ぼしあうと球対称性が破れる」という平凡かつ日常的な(?)現象に意味を持たせた物なのです。
多くの大学の先生が「自発的破れの一種である」と断定なさると思いますw)
しかし、
これは単なる自発的破れでは困る事情がユニバーサルフロンティア理論の方に存在するのです・・。
場の方程式には存在する対称性が現実の諸場面において隠されてしまうことを自発的破れというのですが、まさにこれこそそうだったと膝を叩くのは止めておいていただきたいのであって、これは近くにクーロン力を及ぼす別の粒子が近寄らなければならないのだから自発的破れではございませぬ。
そのことは「南部=ゴールドストンボソンが複合状態で出るから」の一文で納得していただきます!
そこには基礎理論というか数学的証明が必要だということですが、その証明が南部=ゴールドストン定理の証明よりも難解である可能性が高いので、私などにはとてもとても手を出しかねている有り様なのですが、数学的あるいは論理的に自明だというよりも物理的に非常に明快なものですから、その証明はひとまかせにして次に進みたいと思うのです。すなわち、自発的破れで南部=ゴールドストンボソンが出るのだったら、相互(作用)破れで正と反の複合状態で出るというのは“とてもわかりやすい”からですw)
それで、
まず静電場ではT反Tという南部=ゴールドストン複合ボソンが出現するだろうと予言しておくのです・・。
ユニバース粒子から出たtクォークとbクォークの荷電対称性の破れから、は、南部の名にちなんだN(0)ボソンと、谷川の名にちなんだT(-1)ボソン(カッコ内は電荷)が2:1の割合で出現し、それが強い相互作用ではN反N・N反T・T反Nの3重項が交換される、その上で同様の構造を持ったT反Tが電磁場において出現して交換される、と、かような機構を用意していたのがユニバーサルフロンティア理論だったのですよw)
3重項はNまたはTにNまたはTを向けるよう配位しますし、T反Tは逆電荷を向けるように配位するので、その理由で強い相互作用と電磁相互作用とは混ざりません!
これらの3重項と1重項の話はワインバーグ=サラム理論で展開されている物に似ております・・。
しかし、自発的破れでは南部=ゴールドストンボソンが単独で出てしまって2成分系を構成し得ないという難点が存在すると思いまして、一昨年前にもブログなどで幾度となく発信したと記憶しておりますが、それは確かであって、弱い相互作用を担うW粒子とZ粒子とは「2種類の2重項が重なっている不完全3重項」であって、それはπ中間子ではなくK中間子の有り方に近いのではなかろうか、という着想を得ております。それでこそ《アイソスピン1/2則》のような不思議な現象も特別な説明なしに納得し得るものと存じます。
(ひょっとして弱い相互作用でもアイソスピン保存則が成立するのではなかろうか、はて?)
かようにユニバーサルフロンティアの世界と申しますものは、標準模型とは大幅に趣をことにしておりまして、PCワールドのように互いに容易に移行できない障壁が数多く存在する危険地帯を演じているのですよw)
ですが「それこそが風光明媚であるということ」であると認識してくださいね、では!(チャオ・・)
これは母校において物理学の講義を行っている途中に発案したものでして、ほとんど同時に(解析学の基礎として)《流し撮り法》を発案いたしておりますが、独自の微積分につきましては後ほどということにさせていただきまして、ごく簡単にいえば「湧き出しと吸い込みとが相互作用を及ぼしあうと球対称性が破れる」という平凡かつ日常的な(?)現象に意味を持たせた物なのです。
多くの大学の先生が「自発的破れの一種である」と断定なさると思いますw)
しかし、
これは単なる自発的破れでは困る事情がユニバーサルフロンティア理論の方に存在するのです・・。
場の方程式には存在する対称性が現実の諸場面において隠されてしまうことを自発的破れというのですが、まさにこれこそそうだったと膝を叩くのは止めておいていただきたいのであって、これは近くにクーロン力を及ぼす別の粒子が近寄らなければならないのだから自発的破れではございませぬ。
そのことは「南部=ゴールドストンボソンが複合状態で出るから」の一文で納得していただきます!
そこには基礎理論というか数学的証明が必要だということですが、その証明が南部=ゴールドストン定理の証明よりも難解である可能性が高いので、私などにはとてもとても手を出しかねている有り様なのですが、数学的あるいは論理的に自明だというよりも物理的に非常に明快なものですから、その証明はひとまかせにして次に進みたいと思うのです。すなわち、自発的破れで南部=ゴールドストンボソンが出るのだったら、相互(作用)破れで正と反の複合状態で出るというのは“とてもわかりやすい”からですw)
それで、
まず静電場ではT反Tという南部=ゴールドストン複合ボソンが出現するだろうと予言しておくのです・・。
ユニバース粒子から出たtクォークとbクォークの荷電対称性の破れから、は、南部の名にちなんだN(0)ボソンと、谷川の名にちなんだT(-1)ボソン(カッコ内は電荷)が2:1の割合で出現し、それが強い相互作用ではN反N・N反T・T反Nの3重項が交換される、その上で同様の構造を持ったT反Tが電磁場において出現して交換される、と、かような機構を用意していたのがユニバーサルフロンティア理論だったのですよw)
3重項はNまたはTにNまたはTを向けるよう配位しますし、T反Tは逆電荷を向けるように配位するので、その理由で強い相互作用と電磁相互作用とは混ざりません!
これらの3重項と1重項の話はワインバーグ=サラム理論で展開されている物に似ております・・。
しかし、自発的破れでは南部=ゴールドストンボソンが単独で出てしまって2成分系を構成し得ないという難点が存在すると思いまして、一昨年前にもブログなどで幾度となく発信したと記憶しておりますが、それは確かであって、弱い相互作用を担うW粒子とZ粒子とは「2種類の2重項が重なっている不完全3重項」であって、それはπ中間子ではなくK中間子の有り方に近いのではなかろうか、という着想を得ております。それでこそ《アイソスピン1/2則》のような不思議な現象も特別な説明なしに納得し得るものと存じます。
(ひょっとして弱い相互作用でもアイソスピン保存則が成立するのではなかろうか、はて?)
かようにユニバーサルフロンティアの世界と申しますものは、標準模型とは大幅に趣をことにしておりまして、PCワールドのように互いに容易に移行できない障壁が数多く存在する危険地帯を演じているのですよw)
ですが「それこそが風光明媚であるということ」であると認識してくださいね、では!(チャオ・・)