文十郎録

日々あれこれと感じたことなど

政治に正解はなし

2005-08-09 | 政治
例えば、郵政民営化について考えると。 何を一番大切に考えるかで目的が異なります。小泉首相の立場に立てば、将来の国家財政を考えると早く民営化すべきだ、というのも一理あります。 郵便局を国の大切なインフラなのでどこまで行っても国で守っていく、と言うのも一理あります。 問題は、この全く反対な人々が同じ政党に居ることです。 小泉首相派は「小さなアメリカ型政府を目指す」事を掲げるべきですし、反対派は「大きな福祉国家を目指す」事を掲げるべきです。
政策の目的地が異なるのに「与党でいたい」という事で政治家が一緒に居てはいけません。そうすると選挙民は、「政策はどうでもいいので、この人達に与党にいて欲しい」という選択肢しか無くなりますし、事実これまで選挙公約の達成度の検証など必要なかったのはそれが原因だと思います。
という訳で、9月11日の選挙速報は面白そうです。体調万全にして、ビール飲みながらテレビに釘付けの予感です。

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