文十郎録

日々あれこれと感じたことなど

読書○愚か者死すべし

2006-01-22 | 文芸春秋
作者:原
出版:早川書房
発行:2004年11月30日

沢崎の新シリーズ第1弾。 過去の3作とどう変わったか、全てを1回しか読んでいない私にはよくわからない。 昔の雰囲気はそのままある。
錦織警部が出てこないのが新しいのかなあ。
社会の裏側にありそうな話と警察権力とやくざを絡めた話は、昔からの世界だなあと感じるところ。
沢崎が出てくる以上は、この辺りの狭い世界の中で閉じ込めておかねばならないのは仕方がないのかもしれない。
全てが沢崎の一人称で語られるので、裏切りはない感じがする。
読んでみて損はない。

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