闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

組手稽古3

2020年04月23日 | 仲間たちへ
2020.4.23.THU.
皆さん、こんにちは。
今日は12回目の投稿です。

入門時の体重は67kgでした。その後すぐに70kgを越えた体格は、80kgが最重量であった当時としては大きいほうでした。自己流ではありましたが、入門まで6年間自主稽古をを積んでいましたので、同期の方々との組手にはある程度自信を持って望んでいました。
 しかし、永島先輩との初めての組手。開始早々、見事に上段回し蹴りを入れられます。顔面を蹴りで強く蹴られた経験は始めでしたので、その威力に衝撃を受けたのですが、同時に軸のブレの無い、高い技術の蹴りに感動しました。蹴られた顎が腫れたのかズレたのか、その後3日間歯が噛み合わず、固形物が食べれませんでした。駅のコンビニで500mlの牛乳を買って、部屋で口の横からストローを入れて飲みました。「やっぱり、極真空手はすごいなあっ。」とニヤニヤしながら。
永島先輩には空手はもちろん、プライベートでも大変お世話になるのですが、それはもう少し先の話になります。
 この時、浪人生であった私ですが、勉強の方は遅々として進んでいませんでした。念願の空手を始める事はできましたが、このままでは「大学に受かって空手をする。体育教師になって空手とクラブ指導をする。」と言う計画が崩れます。夏の模試も散々な結果で落ち込んでいると、面接してくれた事務?の女の人が「大丈夫です。」と言ってくれました。「えっ、でも模試もこの点ですし。」と私が言っても、「大丈夫です。絶対合格出来ます。私が保証します。」と。この方は教員では無かったと記憶してしていますが、「予備校の人がそう言ってくれるんだらから、そうなんだろうな。」と妙に納得し、「よし、頑張るぞ。」と生まれて初めて、自分の中で勉強のエンジンがかかった瞬間でした。
続きます。

押忍。
吉岡智


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