闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

プルタブとボトルキャップ

2010年02月09日 | 道場日記

 道場では、かなり昔からプルタブとボトルキャップを集めています。
 プルタブは、息子が通っていたYMCA保育園の頃から、担任の先生の声に賛同し始めたもので、ボトルキャップは我らが高橋指導員の提案で、4年ほど前から協力団体として登録してこつこつと続けています。すでに相当の量ご協力させていただいていることになっていると思います。

 プルタブは車椅子に、ボトルキャップはワクチンになるそうです。ボランティアについての考え方には色々ご意見もあるようですが、私達としましたら、何かの力になればという思いはもちろんのこと、プルタブやボトルキャップを集めてくれているときに道場のことを思い出してくれていることが嬉しいのもあります。

 先日、可愛いエピソードがありました。最近は稽古の間の子供たちのうがいがあるので、なかなか外に立つこともできませんが、その日は一般部の方がうがい係を代わって下さったので、表に出ると兄弟で自転車で通っているミコトがお兄ちゃんの自転車を追いかけていくのが見えました。「まさか、自分だけ走って併走してきたの?」(家まではかなりの距離です)と思ったら、お兄ちゃんのタクローから何かを受け取って道場に戻ってきました。それは家から持ってきたスポーツドリンクで、私の前でその残りをぐぐっと飲み干すと「はい!」とボトルキャップをひとつ私に手渡しました。見上げるその顔の可愛いこと・・・。そして残ったペットボトルはよく見ると前に止めてあった小さな自分の自転車のかごにポンと入れて「押忍!」といって急いで帰っていきました。

 お兄ちゃんにおいていかれるかもしれない危機だったのに(笑)・・・。

 ペットボトルは当たり前のようにきちんと自宅に持ち帰って・・・。

 なんてことないことなのかもしれないけど、あまりの可愛さに感激してしまって・・・。自然にしてみせたその行為の純粋さに嬉しい気持ちになりました。

 道場には、ご家族に一生懸命時間を作っていただき遠方から送り迎えしてもらっているお子さんと、ご両親がお仕事で出かけている間に自分で来て、帰っていく少年部がいます。まれにさぼってしまうこともあるようですが(笑)誰にもうながされることなく自分で来るってすごいことだと思うし、ともにお子さんに何かいい影響があるといいと信じて道場に通わせて下さっている親御さんに本当に感謝だな~と。外に立ってみると強くそう感じます。(くれぐれも行き帰りは気をつけて下さいね。)

 道場にとっては、たかがペットボトル一本でもゴミとなると相当な量です。いつからか自然発生的に飲みきっても持って帰ってくれる子が増えています。それだけでも十分助かっています。ありがとうございます。

 「無理をしなくてもいいから、自分のできる範囲でしてくれたらいい。」

 センセーはいつもそうお願いしていますが、嬉しそうに袋に入れて集めて持ってきてくれる子ども達。まるでえさを運ぶ小鳥のようで本当に可愛いです。
 おじいちゃん、おばあちゃんまで集めてくださっているご家族もあるようです。

 写真は、稽古生の石月さんが「子ども達が少しでも楽しく集められるといいと思って・・。」と寄付してくださった入れ物です。緑がプルタブ、ピンクがボトルキャップ入れです。可愛いし、中身が見えてとても好評です。
 たまったボトルキャップはある程度の量になると高橋指導員が運んで届けてくださっています。プルタブの方は書庫の上にずら~っと10箱ほど発送を待っている状態です。(送り先が関西だけになってしまったもので)

 本当にいつもありがとうございます。これからも無理せず宜しくお願いします。押忍


 

 


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