岩に乗り禅定三昧身動(みじろ)がず 三上の山を心眼で視る
まさとし
この岩の上で、きのうは法螺貝を吹いていた修験者――。
きょうはひたすら瞑想に耽っている。落ちれば危ない岩の上
なのに、ぴたっと張り付いたように、身動(じろ)ぎもしない。
きっと脳からα波がゆっくりと流れ、精神はこのひろい宇宙を
自在に往還しているのだろう。
氏の目の前には、三上山(近江富士)が端正な姿を見せて、
裾野を伸ばしている。新緑のなか、私の目も心も洗われた。
まさとし
この岩の上で、きのうは法螺貝を吹いていた修験者――。
きょうはひたすら瞑想に耽っている。落ちれば危ない岩の上
なのに、ぴたっと張り付いたように、身動(じろ)ぎもしない。
きっと脳からα波がゆっくりと流れ、精神はこのひろい宇宙を
自在に往還しているのだろう。
氏の目の前には、三上山(近江富士)が端正な姿を見せて、
裾野を伸ばしている。新緑のなか、私の目も心も洗われた。
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