2011年というから、鬼も笑おうとしない先のことだが、
山口県で2度目の国体 (第66回) が開催される。
思い返せば前回は第18回だったから昭和38年、私は高校1年生。
高校近くの国道191号まで、天皇の車を迎えに行って道端に並んだものだ。
郷里の長門市は相撲の会場で、相撲好きの昭和天皇がおいでになったのだが、
湯本温泉の某旅館は、念願の「天皇ご宿泊」 は実現しなかったが、
その噂 (可能性) が流れただけで玄関前まで簡易舗装が施された。
田舎の、そんな時代だった。
こんどの国体のテーマは 「おいでませ、山口国体」 だそうだ。
観光宣伝のキャッチフレーズそのままだが、山口県としては、いいテーマだ。
というのも、先般、盛況で終わった21回国民文化祭のテーマが
「やまぐち発 心ときめく 文化維新」 だったから。
維新胎動の地・長州 (山口県) は、何かというと 「維新」 を引っ張り出す。
一枚看板を○○の一つ覚えのように担ぎ出す。
歴史上の、百年前の、先人の偉業にすがるしか、アピールするものはないのか。
山口の魅力はそれしかないのか。 それを超える魅力はないのか。
答は 「ない」 のだろう。
私は、ことあるごとに 「維新」 を錦の御旗のように振りかざす山口県が嫌いだ。
発想や思考の貧困を物語る以外の何者でもない。
二番煎じとはいえ、「おいでませ、山口国体」 は、一皮むけた。
褒めすぎ、かな。
当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。
http://members.jcom.home.ne.jp/budohsha/
山口県で2度目の国体 (第66回) が開催される。
思い返せば前回は第18回だったから昭和38年、私は高校1年生。
高校近くの国道191号まで、天皇の車を迎えに行って道端に並んだものだ。
郷里の長門市は相撲の会場で、相撲好きの昭和天皇がおいでになったのだが、
湯本温泉の某旅館は、念願の「天皇ご宿泊」 は実現しなかったが、
その噂 (可能性) が流れただけで玄関前まで簡易舗装が施された。
田舎の、そんな時代だった。
こんどの国体のテーマは 「おいでませ、山口国体」 だそうだ。
観光宣伝のキャッチフレーズそのままだが、山口県としては、いいテーマだ。
というのも、先般、盛況で終わった21回国民文化祭のテーマが
「やまぐち発 心ときめく 文化維新」 だったから。
維新胎動の地・長州 (山口県) は、何かというと 「維新」 を引っ張り出す。
一枚看板を○○の一つ覚えのように担ぎ出す。
歴史上の、百年前の、先人の偉業にすがるしか、アピールするものはないのか。
山口の魅力はそれしかないのか。 それを超える魅力はないのか。
答は 「ない」 のだろう。
私は、ことあるごとに 「維新」 を錦の御旗のように振りかざす山口県が嫌いだ。
発想や思考の貧困を物語る以外の何者でもない。
二番煎じとはいえ、「おいでませ、山口国体」 は、一皮むけた。
褒めすぎ、かな。
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