葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

21600日

2006年11月06日 18時15分44秒 | 日記 ・ 雑記録
つい2日前のことだが、私が生まれて21600日が経過していた。
還暦近くなれば、年月の計算は大雑把に年か月でするのが普通だろうが、
私はここに来て、日数計算で物事を考え始めるようになった。
深い理由は、ない。
便利な世の中で、自分の誕生日を入力すれば瞬時に今日までの日数を計算してくれる。
私が何歳まで生きるかは天のみぞ知るところだが、
私が美しく死ねる、と自信をもっていえるのは75歳だから、
日数で数えると27375日ある。
2日前で引き算をすれば、残り5775日だ。
6000日もある、と考えるか、6000日しかない、と考えるかは人それぞれだ。
私はただ、6000日という (根拠のない) 日数を自分に言い聞かせるだけだ。

これから6000日生きるとすれば、
おのずから残された日々の生き方が変わってくる。
変わってこなければいけない、と思う。
とは言いながら、前日の続きの惰性で生きているのが情けなくなるが。

今年から始めた灯台めぐりは今後も続けていくだろうが、
今の段階で一つの記念碑を建てておこうと思った。
記念碑たって、登山者が小休止した時に、そこらの小石を拾い集めて積み重ねる
小さなケルンみたいなものだ。
私のそれは、下関 ・ 長門の、愛してやまない灯台たちを世間に紹介して、
その素晴らしさを共有したいという、
サイトの1ページを作成することだから他愛もない。
どうってことはない1ページだけど、今までになく気合を入れて作った。

全国の灯台をくまなく訪問する灯台ファンの先達は多い。
私は足元にも及ばない。
太刀打ちできるのは、下関 ・ 長門の灯台に寄せる愛、だけだろう。
灯台ファンとして、後塵を拝しながら歩く私のささやかな記念碑、だ。

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