葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

「幻の」白州灯台

2006年06月02日 08時47分05秒 | 燈台めぐりノート
私は、今年に入ってからの、駆け出しの灯台ファンだが、
灯台めぐりを続ける過程で、行きたくても行けない灯台が3基あることが分かった。
満珠島灯台 (長府沖)
白州灯台 (玄界灘)
水の子島灯台 (豊後水道) の3基で、いずれも、無人の島や州に立つ灯台だ。

漁船か、瀬渡し舟を手配すれば島や州に渡ることは可能だが、
ワインの楽しみ方に例えると、金の力でグラン・ヴァンを飲みあさるのは好みじゃない。
好みよりも何よりも、その金がない。
ところが、人間まじめにひたむきに生きてる(本当?)と、
いつもどこかから救いの手がさし伸ばされる。

満珠島灯台は長府の沖に浮かぶ無人島で、葡萄舎から至近の距離にある。
でも、船がなければ行けない。
先達のHPを見ても、ほとんどは対岸の部埼灯台から望遠で写した写真だ。
土地の人間として、望遠で済ませるわけには行かない。
すると、ワイン仲間の 釣り迷人さんが、釣り船を手配してくれた。
謝礼は要らない、と仰る。 これで「幻の灯台」 の1基は解決。

白州灯台を管理する若松海上保安部に出向いたら、
灯台建設の先覚者 ・ 岩松助左衛門 を顕彰する会が、年に1回、灯台を清掃すると言う。
早速、顕彰会のA氏に電話して清掃活動への参加を願い出た。 快諾をいただいた。
その、清掃活動日は明日3日だ。 灯台に登ることもできそうだ。
近づけても、到底登ることのできない白州灯台に登れる! なんという幸運。
「幻の灯台」2基目が解決する。

残るは、水の子島灯台。
この度の 「九州の灯台めぐり」 で、豊後鶴御崎まで行って、
肉眼で見れずに、双眼鏡で 「憧憬の灯塔」 を拝んで来た灯台だ。
水の子島灯台への訪問はいつになるだろう。 手立てが、無いではない。

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