コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

親子コミュニケーションのちょっとした心がけ 23

2008-08-22 01:01:44 | 親子コミュニケーション

こどもの何気ない一言をとおしての味わいです。

今日の夕方、二人の息子を車に乗せてちょっと買い物に出かけた。
その帰り道、次男のほうが助手席に乗っていたのだが、急にそれまでと違う話題をふってきた。
子「おとうさん、お魚はミミズを食べるけど、そのお魚を人間が食べるんやなぁ」
私「うん、そうやなぁ」
子「そしたら、ミミズも食べてることになるんやな」
私「そうやなぁ。お魚のいのちを食べるってことは、そのミミズの分のいのちももらってるってことやな」
子「そやから『ありがたく、いただきます』なんやなぁ」
私「そうやな」

その話題を話そうと思ったまでの心の動きはわかりません。
今日一日の中で、なにか食べたものについて思ったのか、あるいは本か何かで魚釣りの話題を見たのか。
はたまた、なにか私の気を引くために、私が好きな話題をふってきたのか。

でも、息子の中には、以前息子も参加している日曜礼拝で私が法話として話したことが印象的に残っているのでしょう。

今思えば、その話題からさらに「ただありがたくで終わらせるんじゃない」というところまで話をするいいきっかけだったのかも…
でも、そういう話は運転しながら片手間にできる話じゃないですからねぇ。

一度じっくりと話してみたいのですが、
「あの時言ってたお魚の話やけど…」と振ってみても、きっと今日の気持ちからは変わってるでしょうからねぇ…
つくづく惜しいことをしました。

でも、こうやって子どもが話したいことがあるときに「聞いてあげる」ってことは大事ですし、そうしていればきっとまた話してくれることもあるでしょう。

親子コミュニケーション 22 「聞いてもらえる体制作り」
親子コミュニケーション 21 「私メッセージ」
親子コミュニケーション 20 「11~19のまとめ」
親子コミュニケーション 10 「1~9のまとめ」