コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

春期研修会 2回目

2007-05-18 01:26:34 | ミニカウンセリング
ブログは前後するが、月例会の前日、2回目のミニカンがあった。
今回から新しい参加者が1名。最初私が問い合わせを受けたのだが、世話役さんにふって、その後参加を決められたかどうか気になっていた。何をしたというわけではないのだが、出会いの関わりの中に自分も一枚かんでいるというのは嬉しいことだ。

最初に先生の方から大まかな流れの話があった。先生は「説明するより実践してなれていただきましょう」と話し出されたが、私からすると結構細かいところまで説明されていたように思う。私自身ポイントを押さえなおすことが出来た。
「うなづき」「主題」「段落」を意識することで「今、ここの気持ち」を押さえる。あとで、このポイントの確認が意味を持ってきた。

まだ参加者の逐語録が作成されていないので、今回は過去に先生が記録された逐語録を、N先生に添削していただかれたものを使用しました。
クライエントの話題は身体の疲れ-心の疲れ-休みたいという流れでしたので、私としては「休みたい」が主題だろうと。しかし、N先生の添削ではその話題の中心になっている部分ではなく、話題の切り替わり目の一言「今、力が抜けて楽になってこのまま寝てしまいそう」という部分が主題だと。今まで私は、話題を通じてクライエントが訴えようとすることに力点を置いていたように思います。それが話をしているクライエントの「今」だと。しかし、「今、ここの気持ち」ということであれば、確かに話題の合間に「楽」「寝てしまいそう」というまさにその瞬間にクライエントの中で起こってきた気持ちがある…話題についていこうとしている私は見のがしてしまうポイントですね。勉強になりました。
とはいえ、すぐに身につかないでしょうから、まずは意識して、実践を繰り返すのみです。

後半はSさんとペアを組んでミニカンの実践でしたが、クライエントとして話したときに、最近重く感じている自分自身の心の動きから、「ダメな状態の今の自分を受け入れて欲しい」という、思わぬ部分が飛び出してきました。「ダメな状態を何とかしよう」ではなく、今はこのままでもいいじゃんという感じでしょうか。この気持ちを出せたことはすごく大きい気がします。(かなり楽になりました)交代してカウンセラー役をしたのですが、自分が楽になったこともあってゆったりと話に聞き入っていた感じでした。Sさん自身、ひとつのポイントが明確化できたようでしたので、悪いカウンセラーではなかったようなのでほっとしています。

今回の参加者Mさんが、このブログや私が別でやってる音楽ブログを見てくださっているとおっしゃってくださいました。恥ずかしい気持ちもありますが、見てもらいたい気持ちがあるからブログやってますもんね。見てもらえて嬉しいです。
褒められると嬉しいもんです。