「2083―ー欧州独立宣言」日本語版

グローバル極右界の「共産党宣言」、現代世界最大の奇書

2.10 女性を抑圧するフェミニズム(p353~)

2012-11-17 22:55:51 | フェミニズム批判
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フョードマン同志


 出典

 ハーバードがフェミ娘に占拠されようとしている。大学は科学分野に於ける女性の劣位を正直に暴露した「財務男児」ローレンス・サマーズを学長から引きずり下ろし、急進フェミ娘のドリュー・ギルピン・ファウストを新学長に指名した。女性としては初だ。女史は5000万ドルを投じて特命団を組織し、ハーバード学部「多種化計画」を促進している。
 サマーズは2005年、男女間の先天的な頭脳構造の違いが科学部門での男性優位の根源と正鵠を就く指摘した。例えばマンチェスター大の調査によると、IQ120以上の男は女の2倍、170以上の男は30倍いる。例えサマーズに行き過ぎがあったとしても、PC主義という反西欧的作法がフェミ娘たちによって推進され、大学に押し寄せるイスラムの脅威を隠蔽する道具になっていることをスルーしてはならない。
 更に悪いことに、フェミ娘の一部は「もう一つのフェミニズム」と称して、何と全身を覆うあのブルカさえ擁護する。フロリダ州立大のワイリム・ニャンビ教授はあの残酷な女性性器切除(FGM)の慣習をフェミニズムの勝利と呼んで憚らない。FGMに反対するのは西欧植民地主義的な「フツーの」身体感覚や性感覚を普遍化する動きというのだ。
 ハーバードは最近サウジのタラル皇子からイスラム研究資金として2000万ドルの寄付を受け取った。講義内容を「嫌イスラム流」でない方向へ誘導するためだ。西欧の名門大学は今や急進フェミ娘の左翼たちとワッハーブ・クールの宣伝場と化している。一見矛盾しているようだが、西欧の伝統文化を「抑圧と不義の歴史」とする点で両者は共通している。同僚のチャールズ・フライドは「自由最大の敵は常に善意を纏ってやってくる」と台諌したものだが。
 フェミ娘たちは智の欺瞞を公衆に受け入れさせて西欧の身份を傷つけ、イスラムの侵蝕活動に道を拓いた。その教条によれば、男女は対等だが、女の方がなんとなく優越しているらしい。この二重基準は多文化主義の顕現形態だ。全ての文化は対等のはずだが、西洋文化は劣邪だという。
 これは文化マルクス主義者の「性愛なる夢」マルクーゼが「抑圧的寛容」と呼んだものだ。社会の「支配」勢力は進歩派や急進派のために言論の自由を自粛し、「制度的抑圧」を弱めるために議論の舞台にも出て来るなという思想だ。マルクーゼはまた、自由性愛も宗教倫理からの解放手段として肯定した。
 バーナード・ルイスは欧州でイスラムが支配勢力になろうとしているのに、「PC主義の戒禁に囚われた欧州人は自虐精神に奔って、イスラムにあらゆる部門で降伏しつつある」と述べた。これは左翼団体と急進フェミ娘の数十年に亘る欧州破壊工作の帰結だ。
 紅靴下団を1969年立ち上げたフェミ娘エレン・ウィリスは1981年、「フェミニズムは個別問題を扱う運動にあらず、文化と倫理を全面革命する動きなり。中絶合法化や児童福祉計画はそれを妨げる反動的家族観を打倒する計画の一環なり」と述べた。
 ウィリスやボーヴォワールのフェミ思想が浸透した結果、西洋では離婚率が激増し、出生率が激減した。そしてイスラムの欧州強占計画が文化の空白を埋めようとしている。だが、フェミ娘たちはまだ不満足なようだ。
 スウェーデンの玩具研究者アンデルス・ネルソンは「この15年間、玩具の性隔離が進んでいる。性役割に無自覚な子供たちに性役割を摺り込もうとする嘆かわしき動きだ」と嘆いた。つまり、性中立的な玩具を子供に与えろ、バービー人形を娘に与えるな、玩車を息子に与えるなということらしい。これがPC主義による文化破壊だ。
 スウェーデン左翼のグドルン・シューマン議員は2002年、男性による女性への暴力に罰金刑を課し、スウェーデン男児をすべてタリバンのようと評した。アフトンブラデット紙はこれに対し、「その通りだ。男は皆タリバンだ」と応酬した。
 どうやら嫌男性流は嫌女性流より社会に受け入れられやすいらしい。ノルウェーの青年志士クジェティル・ヴェルヴはベルゲンで3月8日、世界女性の日の示威行進の手取りを決める会議に参加しようとしたが、「僕はこんなにフェミ寄りなのに会議で投票できないなんて」と不満を言った。女たちは意見を上奏する権利以外男に与えたくないようだ。
 北欧は「性平等天国」とよくいわれるが、外国人は北欧ほど男女感覚が離縁状態にある国はないと論評する。その通りだ。急進フェミ娘たちが男女間の協力でなく反目を煽ったので、北欧人は外国文化の中に理想の相手を発見する。驚くほど多くの男女が性文化により保守的な東アジアや南米などの国から伴侶を連れてくるようになった。世界の反対側まで行って伴侶を見つけるとは、なんという「性の平等」だろう。文化マルクス主義と連携してPC主義の検閲に協力する西欧フェミニズムこそ、西洋文明を軟弱化させ、ムスリムの侵略に手を貸した諸悪の根源である。
 ノルウェーとスウェーデンの離婚率は高すぎる。少年は男根精神が悪魔化される雰囲気の中で育ち、学校では喧嘩娘と看做されながら教育され、マスゴミから「男はもうすぐ絶滅する」と聞かされながら成長する。
 男の扶助機能を掠光したフェミ娘の文化は畢竟、イスラムを筆頭とするより野蛮な文化によって徹底的に討滅されることだろう。男が何をしても「タリバンのよう」と蔑まれる豚なのなら、一体何を手助けしようというのか。1960~70年代のフェミニズムは比較的安全だったが、その効果が長期的に浸透した結果、西洋の女たちは今イスラムに土足で蹂躙されつつある。それ故、急進フェミ思想は女性抑圧に繋がるのだ。
 もし、「咲蜜の河」ヴァージニア・ウルフが健在だったら、ヒジャーブを「もう一つのフェミニズム」と呼んで『女性だけのブルカ』を執筆するに違いない。うまくいけばハーバードから多様性奨学金が出ると思いながら…

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