お気楽

遠くに暮らす友達が　
仕事の用で近くまで来たから
会ってランチしたんだ


その後
彼女は　何か仕事がらみの
用事があるってことで
別れようと思ったけど



暇な私




ついて来てもいいよっ
て　友達言ってくれたから
なにも　わけわからないまま
ついてった













美しいホテルに到着






そして会場へ








一体なんの用があるんだ





入り口に看板みたいなの発見



どれどれ



何て書いてある


































　　　　　　　　　○○学会









　　　　　　　　　















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　











学会って





学会？






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　







音楽会でもなけりゃ

学芸会でもないよね





「あの～　私　いいの」











「いいんじゃない　多分・・・・」



多分　って　あんた




そんなに



レベル低い学会







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





ほんま

なんか知らんが
私　入れた



「勉強になるから　聞いて帰るといいよ」






いいよって




言ったって










何語が飛び交うんか知らんが

海の向こうの人みたいなのが
わんさか　おる






ほんまに　この私でも
勉強になるのっ？



　　　　　　　　　　　　　　　　　







こーなったらしかたない

もう　腹くくって




違う意味で







勉強させてもらいまっせ







始まった





誰かのあいさつに続き

いよいよ
論文発表






って























　　　　　　　　　わかるわけがないっ






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





化学記号やら化学式やら
グラフやら
巨大スクリーンに映し出され









説明する





外国人



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




通訳は　おるが　
そんなん速すぎるし
日本語とは思えんような
難しい言い回し
専門用語がタラタラ出てくる






いきなり弱気の私
友達に訴えるような
まなざし送ってみたところで


一生懸命メモ取ってる彼女









気付いてくれん



相手にもしてくれん







わかったよ







寝ろっちゅうことですねっ






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　












一人目の博士のときも


二人目の学者のときも


三人目の教授のときも







ひたすら






あと　二人の発表か・・・




でも　もー限界




「あのー　　私・・・　なんがなんやらサッパリ　
だから帰っていいかな」


「そーだねっ」








そーだねって









あんた






全く引き止めるどころか
即答だったね


　　　　　　　　　　　　　　　　　








こっそり
途中退場

いたしました









こんなに

ここまで



自分が浮いてたのって
あとにも　先にも　もう無いんじゃないかってくらい


とんでもない出来事だった





って　ことは





言い換えれば









貴重な体験だった
















全部寝てても？



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　








いろんな世界がある


人生１度きり
でも　恥はかき通し


まっ
私の場合
場違いじゃない場所探すのが
大変なんだけど




くじけません

　　
　　　　読んでくれてありがとうここをクリックして応援してくださいねっ