TROPICAL PARADISE BRAZIL!!!

ブラジルでの体験談等を紹介。国際結婚、永住権、不動産、自動車免許、料理、

私の人生あれこれエピソード (Brasil)17

2007年10月19日 03時23分41秒 | 私の人生!!独身時代のハチャメチャ履歴書
泊まっていた安ホテルのすぐ近くに観光専門の交番があった。ま、てことは、スリとか、麻薬とかが多いと言うこと
友達(?)で、ポルトガル語を教えてくれた小父さんに通訳を頼み、訳を話した。マイクも、私も、動転していて、訳が分かんなくなっていた。一緒に、警察本部へと向かい、調書を作ることになった。ま、警察もびっくりだ。あんな、安ホテルに、T/Cとはいえ、大金を置いていたのだから。。それから、私は、日本領事館レシフェへと連絡を取る。幸い、私は、パスポートのコピーを所持していたので、再発行はスムーズに進めることが出来た
しかし、問題は、T/Cだ。本当にびっくりするほどに、私は、これほどに、Axxxx会社を疑ったことはない。こんな大きな会社にて、非常に権力を利用し、消費者を屁とも思っていないのだ
ま、とにかく事の成り行きを説明しよう。私達は、T/Cを全て日本で購入した。何事もきちんとしないときが済まない私は、毎回、T/Cを両替するたびに、全てのレシートを保存していた。
さて、泥棒に持っていかれて、すぐにAxxxに電話をかけた。まあ、この緊急電話も、あちゃこちゃと、複雑で、イギリスにかけるとアメリカの本部に掛け合ってくださいとか、まず、IDとして、パスワードを取得してくださいとか、言うのだ。しかも、超機械的。ま、それから、やっと、Axxxの本部に問い合わせることが出来た。まず、マイクが、事の流れを担当の女性に話した。彼女は、“あ、そうですか。では、全ての使用されたT/Cのナンバー、日付、また、盗まれたT/Cのナンバーを詳しく書いて、FAXしてください。”と言われたので、言われるとおりにした。次の日、また電話をした。すると、違う女の人が出てきて、“会議の結果、そちらは、ブラジルですよね?いまだにT/Cが使用されていないというのは、不思議なんですよねえ。よって、今回のT/Cは再発行出来かねます。”と淡々と言うのだ。びっくりの答えに爆発したマイクは“意味が分からない!誰も盗まれたT/C使っていないから??そちらは、こちらが嘘をついているとでも??警察証明も送りましたよね??再発行できないとは??”と言うと、“あー、ちょっと、声が大きくなっていますね。それじゃ、話にもなりませんので、話は以上と言うことになります。”と、上げ足を取った、まあ、何と言うか、しゃくな返答だった。ま、そこは、マイクも声を押し殺し、“では、どうしたら再発行していただけるのでしょうか?”と聞くと、“そうですね、ま、誰かそのあなた方の言う泥棒が1枚でもT/Cを使ったら可能でしょう。”とそのAxxxの女の人は答えた。なんか、人間味のない奴だ。とりあえず、頼み込んで、1週間後にまた、電話することになった。
その間、私は、恐怖と、親切のかけらもないAxxxに憤りを感じ、高熱を出してしまった。それを感じたマイクは、不動産屋にかけあい、事情を話し、支払いや、全ての書類を完成させる前に、ジェニパブの家に移らせてもらえるように頼んだ。そこの不動産は、快く、“構わないよ。すぐにでも鍵をお渡ししましょう。‘とOKしてくれた。私は、熱でふらふらになりながらも車をレンタルし(あ、マイクは車の免許は持っていないのだ!!)荷物をまとめて出ることにした。
もちろん、その安ホテルには支払いはしなかった。それは、セキュリティーを置いていながらも、犯人を見ていないということ。あと、この安ホテルには、以前にも外国人が窃盗され、しかも、その犯人は捕まったが、そこの従業員で、無所に入ったが、出てきて、そこでまた、働いていたのだ。まるで、そのホテル全部が窃盗犯なのだ。それが警察から聞かされ、支払いをやめた。そして、さっそうと、ジェニパブの家に行った。
その夜、私たちは、“あー、やっと、ゆっくり眠れるね!”と言いながら深い眠りに入るはずだったのだが。。。
なんと、ここジェニパブは、広大な砂丘と湖があり、蚊が多いのだ!!知らなかった私たちは、窓を開け寝ろうとしたのだ。“
ブーン”“ブーン”と耳元で聞こえ次第にその数は増え、窓を閉めたが、数は減らず、足の先まで、シーツを被り、シーツの上からでも刺してくる蚊に奮え、汗びっしょりとなったまま、朝を迎えた。もちろん、眠れるわけがない。。。
“私たちは、ブラジルに居たいのか??こんな経験をしてまで??”と、何度も、心の中で繰り返した
次の日、私は、Axxxで、日本語カタコトの通訳者つきで話した。私は、この女の人にかなりの嫌悪を感じており、“日本語の通訳ではなく、日本人のAxxxの人と話をさせてください。”と懇願した。すると、飄飄とその女の人は“不可能です。私が担当なのですから、替えることは出来ません。日本の電話番号もお教えできません”と言うのだ。もちろん、私のT/Cも帰ってこないというわけ。毎日、電話をして担当を替えるように言った。が、答えは同じ。1週間後、私たちは、傷心し、もうこうなったら、力のある人を探すしかないと、なった。心配をかけさせたくなくて黙っていたが、私は、日本の姉に電話をし、訳を話し、姉は、日本のAxxxの番号を探してくれ、“OOさんに言ったら、それは、おかしい話だ!!妹さんに、電話をこちらへかけてください。って言ってくれたよ。”と強い返事が来た!早速電話をし、すると、その人は、“きっと、お金もお困りでしょう。私が、電話しなおしてあげますよ。何番ですか??”と全てを無くしかかってる事を心配までしてくれた。そして、彼が、Axxxのアメリカの本部に伝えてくれることとなった。で、まあ、私のT/Cは辛うじてOkになったのだが、マイクのはまだ駄目だと言う。
こうなったら、やけくそ、ブラジルには、“PROCOON”と呼ばれる消費者の苦情を受け付けてくれる場所がある。そこに行ってみることにした。そこには、敏腕の弁護士などが控えている。で、英語の堪能な弁護士がいて、事情を話すと、“ブラジルだから信用にならないと言うことなんですね。じゃ、まず手始めに、もう1度、警察のところに言って、T/Cの会社がそう言ってるといってみてください。”と言った。
私たちは、もう1度行き、その旨を話すと
“なんだと!!警察証明も私の判子入りで送ったのに、信用ならないだと!!よし、そこの若いの(私達のことである。。)。わしが、もう1枚、書いてやる。これでも、信用ならんのなら、相手になってやる!とアメ公に伝えるんだ!!こりゃ、全面戦争だ!!”と、所長は、大怒り。で、書類を作ってもらい、また、弁護士のもとへ行き、その書類と、弁護士に書いてもらった、書類をFaxで、何枚にも渡って送った。私たちはそれでも、駄目だと言われたら、訴えるつもりだった。それくらいにAxxxはひどかったのだ。Faxを送り、まだ、意気消沈してる中、車に戻った。“あれ??車が。。。ここに止めたはずの車がない。。。”ちょっと、目先が真っ暗になった。もう1度、警察本部へと行く。マイクは、血相を変えて、“今度は、車がなくなった!!!! ”と、所長に叫んだ。それと同時に、必死で耐えてこらえていた私の神経は、“ガラガラ”っと崩れ落ち、腰の力が抜け、泣き崩れてしまった。マイクは、所長と共に、駐車していた場所へと向かった。私は、警察の人に、お水をもらい、背中をさすられたまま、
“もう、帰ろう!日本に帰ろう!もう、こんな場所には居たくない!!なんで、私たちだけが、こんな目にあうの!!ブラジルなんて。。ブラジルなんて。。”と、一人、日本語で、ぶつぶつ言っていた。
10分後、マイクが帰ってきた。
エミ!!安心しろ!車は見つかったぞ!!”
“へ??見つかった??”と私。マイクの横の所長さんも、ニコニコ顔だ。“どうやって?どこに???なんで??”って聞くと、“話は、あとだ。”と言って、署を出た。
話を聞くと、こうだ。
マイクと所長は、車があった場所に行った。そこには、幾人か車を見張っている若い子達がいる。その一人に、所長が聞いた。
“おい、お前。ここに止めてあった白い8バックの車どこに行った?”
“いや、知らないです。。”
“だから、お前は、ここの番だろ!知らないとはなんだ!”
“本当に知らないんです。”
所長は、その若いこの胸倉を掴み
“本当のことを言わんとお前も豚箱行きにするぞ!!!!”と、殆んど、殴りかかる寸前だった。
その時、マイクは“ハ!!”っとした。“まさか。。。。。。”と思い、所長に“ちょっと。。。”と、声をかける。所長は、ヒート寸前の手を下ろし、“なんだね??”と、マイクのほうへ行った。二人は、なにやら話しながら、路地へと曲がった。
で、マイクは、“やっぱり。。。所長、、、言いにくいことなんですがね。。どうやら、私たち、1本道を間違えていたみたいで。。。ほら、ありました車。ここに。。。。”と、指を刺した。
そうなんです。。私たちは、二人して、道を一本間違えていたんです!!!!そりゃ、その間違えたところに車はあるはずないし、その若者も知るはずはないのだ。。。。
でも、その所長さんも若い人も、腹かいて“相手にならん!!”と言われるかと思いきや、
“あー、良かったね!!!!車が見つかって!!本当に良かった!!”と、すぐに、笑顔で喜んでくれたのだ。穴があったら入りたいとはこのことで。。。。。
私たちは、迷惑をかけた若い子に5R$渡し、所長さんには、頭を下げそこを出ることになった。。。。