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ラショウモンカズラ・3~白花

 蓮生寺公園の雑木林の水辺で見られる「ラショウモンカズラ(羅生門蔓)」。シソ科ラショウモンカズラ属の多年草で、通常のものは青紫色だが、ここにはいつも白花が咲く。『羅生門』 は、室町時代の能楽師、観世小次郎信光作の謡曲で、渡辺綱(わたなべのつな)が羅生門に巣食う鬼と戦う武勇伝。この花の形が、渡辺綱が切り落とした鬼女の腕に似ているということから、名付けられているが、純白の綺麗な花には、似合わない名前。
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ケキツネノボタン

 キンポウゲ科キンポウゲ属の「ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)」。名前を聞くと、狐の洋服の釦(ぼたん)をイメージしてしまうが、これは葉の形が牡丹の葉に似ているため。水辺を好み、早春から夏まで花が見られる。隣に見える果実は、そう果が球形に集まる集合果で、先端に花柱の名残りが見える。
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