退き際について考える

ここ数日、オリンピックでメダルを獲得したスポーツ選手が、引退を発表したり示唆したりするニュースを目にしますが、自分なりの優秀の美を飾って一線を退くことは一つの良い選択だと思います。いやらしいかも知れませんが、悪い時よりも良い時に、他人に惜しまれて退くのが納得がいく、満足なのではないのでしょうか？誰しも一番悪い時に、他人から疎まれながら一線を退くのは嫌だと思いますし、惨めですからね。
スポーツ選手の他に例えばミュージシャン、芸能人という比較的に退き際を見極め易い職業の方は良いと思いますが、サラリーマンが定年や解雇(これは強制的な懲戒処分なので、該当しないかと思いますが）以外で退く、つまり退職するのは意外と難しいのではないでしょうか？まだまだ世間は不況ですし、原料高騰で物価も高いですしね。
そう考えると、サラリーマンが一線を退くのはかなり難しいと思えてきました。今回のスポーツ選手のニュースを見て、自分の退き際はいつなのか、どこなのかが少し頭によぎりましたが、それを見極めるまで続けていかなければならないことに気づき、道のりの長さを改めて感じるのでした。