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第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展出品作品
『愛の肖像画』について
憧れのアノ人に、アポなしで直接会いに行き「描かせて下さい」と言う。
その場で写真を撮らせていただき、それを元に肖像画を描き、仕上げたらまた会いに行く。
その絵を見たとき、どんな反応をいただけるか、または、いただけないか。
突然現れし〈怪しい輩〉が、再び、今度は絵を持って現れ、差し出され、それを見たとき、
〈怪しい輩〉は〈怪しい輩〉のままなのかどうか。
それまでの訝しげな表情が微笑みに変わり、熱い握手をかわせたらサイコー。
そして、いまの思いを直接、絵の上に書き込んでもらう。
絵から何かを感じとってもらえたら、必ず応えてもらえる。そう信じて。
絵によって交流しようとする押し掛けコラボ、それが『愛の肖像画』です。
ところが、、、
2020年4月、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言が出され、人に会いに行くことが難しくなりました。
それでも人を描きたくってスタートした、一日一枚の肖像画。
描くのは、その日のトピックから選んだお一人。
コロナ禍が収束するまでのつもりが、気づけば三年で1千枚に達しました。
それでもまだマスクをはずせないこの状況にあって、この千枚を“千日参り”に置き換えてみます。
毎日数時間かけて描き続けた1千枚、ここには、意味も意義も、それこそ功徳だってある…はず。
いま、千枚(=千日)の塊として、みんなで見ることが、
ひょっとするとコロナ収束の願掛けになるんじゃないか。そう思っています。
この作品は、2月18日(土)〜4月16日(日)に、川崎市岡本太郎美術館で開催される
第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展で展示されます。
見に来てネ!
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