サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

「わたしが子どもだったころ」

2008年09月21日 | 篠原勝之(KUMA)
NHKの番組「わたしが子どもだったころ」を見てはいかがでしょう?
今日の夜、深夜0時20分から放送されます。
先頃、KUMAさんから連絡がありました。
ひょっとすると、ちょこっと僕も映るかもしれません。
1月のKUMA’S ミッションの模様です。

この番組は、NHKハイビジョンで2月に放送したらしいのですが、
丁度その頃スロバキアへ行ってたから、いや、どうせハイビジョンじゃ観れないけど…
で、僕も今日初めて見ます。ちょっと楽しみ。
「製版」や「刷り」のシーンで後ろ姿ぐらいは映ると思います。
エンジ色のパーカーです。
番組はKUMAさんの子供時代の再現ドラマが大半を占めるらしいので、僕の出る隙があるかどうかは微妙ですが、どっちにしても笑えます。

エンジ色のパーカーを探そう!
    ↓
(2月、KUMA’S FACTORYの版画部屋にて)
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続・KUMAさんに褒められたくて

2008年01月27日 | 篠原勝之(KUMA)
KUMA’S FACTORYでのミッションの際、作品と共に「版」を持参してたんです。
今回はリフトグランドを試したいとのことでしたので、
「ならば、僕の版を使って説明しよう」と。

リフトグランドとは、筆などで描いた表情を得るための技法です。
水溶性の描画材と油性グランドの性質を利用し、描いた筆跡そのままの形で地金を露出させることが出来ます。
砂糖溶液を使うこともあるので、シュガーリフトとも呼びます。

手形を押してもらいました。

こっちに戻ってから次作の制作に取りかかっていたので、製版のタイミングを逸していたのですが、今週水曜、東京では今季初の積雪となり「嗚呼、こりゃァ今日やれってことですね!」とばかりに外へ跳び出し、気温1度という寒さの中、腐蝕を始めました。
寒いと腐蝕液の反応が鈍るので、普通は避けるのですが…


版面向かって右が篠原さんの右手、左は僕の左手です。


さて、腐蝕を終えると次は「試刷り」です。

アクアチントを施してあるので地金が露出した部分は黒くなります。
…でも、ちょっと合いません。取って付けたような、ね。
そんなに主張しなくてもいいよ…と、少し磨いてから再び刷りました。


Good!
「KUMAさんに褒められたくて」2nd ステート。
これぞ、コラボレーション!
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「KUMAさんに褒められたくて」完成です

2008年01月17日 | 篠原勝之(KUMA)
…帰還しました。

昨年11月の下旬、篠原さん初の版画作品は10×15cmのドライポイント(直接法)によるものでした。
それからひと月ちょっと。制作はエッチング(腐蝕液を使う間接法)に発展し、作業工程も増えてきつつあります。

今回のミッションは、100×75cmの銅版画制作。もちろん篠原さんの作品です。
その大きさの版を制作するために足る道具は、その場で思案して用意していきます。
制作は3日間限り。
その行程はドキュメントとして記録される、って…
えっ?
ああ~ッ、あそこに撮影隊がいますけど~!

…と、そんなこんなのKUMA’S FACTORYから只今、帰還しました。
(逗留5日、新聞、ラジオなしで曜日感覚が全く無くなってます)


さて、「KUMAさんに褒められたくて」も完成しました。
  
いただいたコメント
『永沢に封じ込められたKUMAに見つめられているKUMAは今、ちょっとしためまいに襲われている。「KUMA」というオレは
誰なんだ。粘菌のように不定形のまま増殖して土にしみ込んでいくのかもしれない。』

この言葉は、今回のミッション前日の夜に頂きました。
翌日から3日間の出来事を思うと、ちょっと感慨深いです。
きのうの夜ならば(おとといの夜でも)全く違った言葉になった筈です。
…褒めてもらいましたよ。同時に「もっともっと」というプレッシャーも。
それはこの作品に限った事ではなく、意識の問題ですが…



「KUMAさんに褒められたくて」
もう少し続きます。
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三たび、KUMA’S FACTORYへ

2008年01月12日 | 篠原勝之(KUMA)
これから、KUMA’S FACTORYへ行ってきます。仕事が待ってるって。
しかし、これってどんな展開なのでしょうか?

篠原さん、1m幅の銅版画を3日で仕上げたい、のだそうで。
というわけで今週はサンデー更新ならず。

それにしても、銅板も1mともなればそこそこの重さになりますし、描画→製版→刷り で3日間。
ハードスケジュールに間違いなさそうです。

ラジオでは、今日は東京でも雪が降るかもと言っています。
するってぇと山梨は…
 

もちろん「KUMAさんに褒められたくて」持っていきます。
気に入っていただけるかどうか…


コメント (1)
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新年の挨拶

2008年01月06日 | 篠原勝之(KUMA)
皆様、あけましておめでとうございます。

相変わらずラジオが友達な生活を送っていますが、年明けから2、3日は正直辛いんです。
何がって、おせちの話が。
フ~、わびしくなるので今週はラジオも極力聞かないようにして…
やっぱり、机に向かってました。

しかし、社会の情勢や時事から乖離すると、物事への集中力が高まります。一日がやけに短く感じるの。
その分、自分の「手」の遅さに焦燥感ますます募り、もっと精進せねば!と、滝に打たれる自分を夢想してはニードル片手にコリコリやっておりました。
駄目っ子ゆえ、ヌクヌク禁止。暖房器具にノータッチ!(単に灯油が高いからだが…)
自らを律するは、それはそれで清々しく、最近は空気が澄んでいるのか朝、ボビースーン(犬)と散歩に出ると富士山がくっきりと見えます。
元朝参りとはよく言ったもので、この時期、日の出を浴びるとヤル気が出ますよ、確かに。
嫌がる犬を引っ張って、走り出しちゃってます。はりきって行こうぜぇぃ!

まぁ、イイ年明けだと言えなくもないな。





さて、そんなこんなで「KUMAさんに褒められたくて」1st state ようやく製版終了です。

 trial 3

来週、これを持って篠原さんのところへ行ってきます。


皆様、本年もどうぞ宜しくお願いします。
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