サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

まだまだ『顔、顔、顔』展:故郷編、開催中です

2024年02月18日 | 愛の肖像画

ながさわたかひろ展『顔、顔、顔』故郷編、3月3日まで開催中です。

会場は山形県東根市・まなびあテラス。只今、山形入りして在廊中。毎日、実家から通っています。

 

東根市は山形県の中央、その右端に位置します。山形県は人の横顔に例えられたりもしますが、ちょうどその小脳あたりです。

奥羽山脈を隔てて隣が仙台市なのですが、この奥羽山脈ってのが曲者で宮城県とは隔絶していると言っていいでしょう。

東北6県でも太平洋側と日本海側とでは、気候も文化もまるで違っており、南側の福島とは険しい峠越え、新潟は朝日連峰によって遮断。

その結果、山形と秋田は陸の孤島に。どうにも垢抜けない田舎と、少なくとも高校生時分はそう思ってました。

今は「そんなのカンケーねぇ!」ですけど。

いや、今回の能登半島地震からも分かるように、日本ってのは、ところどころで分断されてるんですね、やっぱり。

 

さて、で、こんな場所で、しかも真冬に展覧会をやって誰が見にくるのって思いもあったのですが、

あにはからんや、山形県全域から見に来ていただいております。

 

どこで知ってもらえたのか、来場者の方が口々におっしゃるのは、なんと言っても新聞です。

山形新聞。初日に取材に来られ、翌日に記事にしていただきました。

翌週には1面左下のコラム「談話室」(朝日新聞で言えば「天声人語」のところ)にも取り上げていただきました。

新聞の購読者が減ってるというけれど、少なくとも、ここ山形では、まだまだ読まれているように感じます。

その山形新聞で細々と続いている僕の連載コラムも、ずっと読んでますっていう方がいらっしゃって。とても勇気づけられました。

 

今週は、YTS山形テレビとYBC山形放送に出演しました。

(メディアタワー内で門田アナと)

 

告知用に用意していたチラシが好評で、お持ち帰りいただく方が多く、在庫が無くなってきたので、追加発注しました。

今週中頃には、またドーンと積まれると思います。今回はちょっと高級感のあるコート紙に変えてみました。楽しみ。

 

お客さんの中には、モノ作りをされている方、表現されている方もいらっしゃって、お話をするといろんな刺激を受けます。

東京では得られない刺激です。地に足のついた、というか、根を張ったというか、そんな力強さ。そして逞しさ。そして謙虚さ。

美術とか芸術とか、そんな言葉を口にするのが恥ずかしくなります。

皆さん凄いです。

 

会期後半の出会いにも期待しております。

とにかく会期中は毎日在廊していますし、新刊をお買い上げいただけたら、その場で似顔絵も描きます。

山形県東根市・まなびあテラスでお待ちしております!

 

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