最後の照美に褒められたくて

今日は、三軌展の搬出日でした。
ということで、またも六本木まで行ってきました。
そこには選考委員らしいエラい方々がいらっしゃり、即席の講評会が開かれました。
「作品を並べて写真の展示のような組作品にすべき…」とか、
「文字が余計だな」とか、いろいろなお言葉を頂戴しました。

最後に「今、言われたことを次の作品に活かして下さいよ！」
と言われました。
「来年も期待してますよ！」
とも言われました。

フッ、フフン…


エンディングのテーマ曲は、矢沢永吉、「鎖を引きちぎれ」
これしかないでしょう。



幕

照美に褒められたくて 征服 その2

（つづき）

ここ最近は朝6時起床にも慣れ、何だかんだでやっぱり文化放送、「吉田照美　ソコダイジナトコ」を聞いております。
http://www.joqr.co.jp/soko/
おかげ様で深酒もしなくなりましたし。

先週、水曜日の放送では「サンデーたかひろ」にも触れてもらえましたですねぇ、ええ。
「…！ 本当に入選したの？ このタイトル（照美に褒められたくて）でよく通ったなぁ」
その言葉のウラに何かしら憤りに近い感慨を含みつつ…
皆さん、聞かれました？
あ、聞いてないのね。ハイ、分かりましった。

照美さん、三軌展は「週末に行く」と言ってましたからね、もしかすると明日の放送で感想の弁が出るかもしれません。
なにしろ、ドキドキです。

照美に褒められたくて 征服

行ってきましたけど。

え～っと、これが照美画伯の作品です。

「神の躊躇い悪魔の誘い…今 僕が叫ばなければならない理由」
難しいタイトル。

で、「照美に褒められたくて」は、と…
おっ！近い。 凄く近い！

見る角度によっては隣と言えなくもない、…否、隣じゃない！違う壁だ！
しかも、2段掛けの上部。
エッチングは近くで見てナンボなのにっ！ 細かい描画が全てなのに！
オーマイガッ！

フーッ、
いちばん寄って、下から見上げてみましょうか。
こんな感じですけど…

首が疲れる。活字が読めない…
オーマイガッ！

カッコわるっ、俺、格好悪ッ！


（つづく）

人事を尽くして天命を待つ

版画制作において、天命はプレス機を通過するその瞬間に下されます。
版そのものは作品にあらず、紙に刷りとられて初めて表情を伴った作品と呼べるシロモノになります。
全てを自らの手でコントロール出来ないところが、もどかしくもあり、楽しみなところでもある。
それは写真の撮影に近いかもしれません。露出を合わせて、ピントを絞って…それまでの経験で、おおよその見当はつけられますが、現像し、プリントしてみるまで、「良し！」という気には、なかなかなれないでしょ？
自分で現像しない時は尚更で、写真屋さんにフィルムを委ねてしまうわけだからドキドキです。
頃合いを待って受け取りに行き、黄色か緑か（青の場合もあるか？）の袋の中から写真を引っぱり出す、その瞬間の何とも言えない緊張感！ 思い入れが高ければ高い程に、ワクワクします。
それを知ってるから、手を抜くことなんか出来ないの。結果を楽しめなくなるから、ね。
版と紙をセットし、願いを込めてプレス機を廻し、紙をめくるその瞬間…
それが全てです。

今回の三軌会出品も同じこと。
まずは、あれやこれやと考えて作戦を練り、推敲し、人事を尽くす。
あとは天命を待つ。そして結果…



…入選！やったね！
審査結果通知も届きました。

ホッ、良かったぁ。とりあえずは、ね。
でも、まだまだ勝負はこれからです。
目的は、 照美さんの絵の横に並んで配置されること。
主催者がその意を汲んでくれるかどうか…

「第59回 三軌展」
開催日、5/16～5/28
会場、国立新美術館（六本木）

自分の眼で確認してきます。
もちろん、ここで報告しますよ。
しばし待たれたし…

三軌会の審査結果発表の日

今日は、三軌会のHPに入選者の氏名が掲載される日です。
ここ半年ぐらい発表の予定も特に設けず、最大のイベントに設定していたのは、吉田照美さんが油絵を出品するであろう（あくまでも仮定でした！）三軌会という団体展において、照美さんの絵と僕の版画が並ぶ、ことでした。

ここでの問題は僕の作品の入落だけではなく、照美さんの絵のそれでもあるし（照美さんも僕と同じ一般出品なので）、ひょっとすると照美さんが出品しないことも考えられ、たとえ入選したとしても照美さんの絵の邪魔になるようではいけないし、ならばあまり奇をてらった表現は避けなければならないとか、でもそうするとこの主題での入選は難しいのではなかろうか？とか、いろいろと考えた、なかなかに緊張感のある制作期間となりました。

『照美に褒められたくて』は、
三軌会入落の結果と、このブログ（左の Category／吉田照美）も含めて、ひとつの作品になります。

落選したら、そこで御仕舞い、
入選したら、もう少し続く、
そういう作品です。


さてそれでは、結果を覗いてみます。どうぞお付き合い下さい。
ドキドキドキドキ…

→　http://www.b-sankikai.jp/pages/2007nyusen.html