サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

今週末は、アーティスト・トーク

2020年08月09日 | 他の作品いろいろ

現在、開催中の
『インプリントまちだ展2020 
すむひと⇔くるひと「アーティスト」がみた町田』

でアーティスト・トークなんてことをすることになりました。

8月15日(土)14時〜(13時半開場、60分程度)

一階奥の講堂で、定員60名だそうです。
10人くらい居てもらえたら嬉しいので、宜しくお願いします。

前半は、2017年に開催した前回の展覧会からこれまでのことを喋ります。
後半は、展示中の作品でも描かせていただいた町田仲見世商店街の古書店ユリイカのご主人・近藤さんをお迎えして。
いま古書店を営むことについて聞いてみたいと思っています。

町田駅前から送迎バスも出てます(1時間に2〜3本程度)
歩いても10分くらいで着きますけど。

売店で図録、または僕の本を購入された方を対象に、似顔絵つきのサイン会をすることになりました。
このご時世ゆえ、透明の仕切り版を立て、それ越しに描くみたいです。。

どうぞ宜しくお願いします〜

 

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町田市立国際版画美術館で展覧会やってます〜9/13

2020年06月09日 | 他の作品いろいろ

コロナ禍で延期されていた展覧会、ようやく始まりました。

町田市立国際版画美術館
『インプリントまちだ展2020
 すむひと⇔くるひと/「アーティスト」がみた町田』

新しくなった会期は、6月9日(火)~9月13日(日):月休

初日に行ってみたら、とっても、と〜っても空いていて、
感染の怖さとか感じることなく、ゆったり見ることができました。


メインの展示は、インドネシアより招聘されたアグン・プラボウォさんの作品。
手製の再生紙に、リノカット(ゴム版)で刷られたカラー作品が並びます。
日本ではあまり見ない風合いの画面で、とても新鮮。

本来は来日しての滞在制作が予定されていたのですが、それは見送られました。残念。


僕の作品は、35点展示されています。
FC町田ゼルビア関連から「オレ新聞」、「に・褒められたくて」〜「愛の肖像画」まで。


町田市内で発行されているフリーペーパーやZINEを紹介するスペースも


ゼルビアサポーターにはお馴染みの「ガゼッタ・デロ・マチダ」など


図録がイイ出来!


 

それから、別室にて同時開催のミニ企画展も、なかなか見応えあります。
〜6/28までは、12枚の連作が並ぶ
棟方志功『二菩薩釈迦十大弟子』と仏教版画”展

7/1〜9/13は、“シリーズ現代の作家・横尾忠則”展
シルクスクリーンによる初期のポスター作品も並ぶらしいので、これも楽しみ。

とにもかくにも、準備した展覧会が開催できて良かったです。
是非、足をお運びくださいませ〜

 

以下、当初のチラシです(各情報は変更になります)

 

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『横尾忠則に褒められたくて』

2017年05月14日 | 他の作品いろいろ

現在、町田市立国際版画美術館で開催中の「横尾忠則 HANGA JUNGLE」展。
今日はその関連イベントとして、女優の大和悠河さんと横尾さんの対談が行われました。
ワタクシ、行ってきました。

新作『横尾忠則に褒められたくて』を持って!

13時半開場のイベントに、10時半から整理券を配布するとのこと。
とは言え、事前予約だったため、すでに申し込みは締め切られており、単に円滑に入場するためだろうと高をくくって、それでも10時過ぎには着いたのですが、すでにそこには長い列、しかも8割方は女性っていう、さすが元宝塚トップスターと驚愕した次第。

僕の生理番号は、52番でした。まだまだ列は続いてます。。

 

さて、今回制作した『横尾忠則に褒められたくて』はリトグラフです。
刷りは、お世話さまの〈カワラボ!〉の、河原さんと平川さんにお願いしました。

“町田で取材し、町田で描き、町田で刷って、町田でお渡しする” 新作の「に・褒められたくて」です。
素晴らしい!
その趣旨は、版画美術館の学芸員の方々にもご理解いただけたので、今回は係の人に取り押さえられることもなく、スムーズに横尾さんの元へ。
とは言え、大和さんと会話されているところを割って入るわけにはいかないので「大和さんがお着替えされてる間でよければ」とマネージャーさん。
「いや、数分で結構ですので!」
でも、そう言った瞬間、頭が真っ白。ヤバい、時間がない!って。

今回は3種の紙に刷った中から選んでもらおうと考えてたんです。やることが多いの。
・オフホワイト(グレー)の、ファブリアーノ紙(伊)
・クリーム色の、アルシュ紙(仏)
・純白の、BFKリーブ(仏)
の3紙。
同じインクで刷った同じ絵でも、地の色によって全く違った見え方をするんです。
版画の面白味ってこういうところにあったりもするんで。せっかく版画美術館だし。
横尾さんがどれを選ぶかに興味があった。
僕はBFKはナイな〜って思ってて。この中で一番高価な紙なんですけど。
でも河原さんは「いいじゃん」って言う。
何を見せたいか、何を感じるかで選ぶ紙は違ってくる。

横尾さんが選んだのは、アルシュ紙でした。
「これが一番いいんじゃない?」って言ってた。

で、褒められたかって言うと… どうだろう?
褒められては、いませんね〜

パッ!とお見せした瞬間、笑ってました。
ご一緒された奥様曰く「スーパーリアリズムね!今日の日曜美術館みたいよ」と。
この日の日曜美術館ってば「見つめる眼 震える心 由一、劉生 ニッポンの写実画のゆくえ」っていう。
〈鮭〉の高橋由一、〈麗子像〉の岸田劉生ですね。…ほう、褒め言葉じゃん!

横尾さん「髪の毛が、最近ニュースになってる“アニサキス”みたいだな」って言ってました。

「で、何か書けって?」
「ハイ!お願いします!」

筆記具も3つ用意。鉛筆と筆ペンとマジック。横尾さんが選んだのは、マジックでした。
「マジックでいいだろう」と。

書いていただけた言葉、褒められてはいないんですけどね。でも、描けてよかった。渡せて良かった!
これはこの夏、ココ、町田市立国際版画美術館での展覧会で発表します。
とにもかくにも、新作『横尾忠則に褒められたくて』完成です。

横尾さん、ありがとうございました!

 

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Kくんからの依頼

2017年02月25日 | 他の作品いろいろ

毎年、展覧会に来てくれるKくんから「今度、結婚します」という連絡、というかメール。
「おめでとうございます」…だけど、そんなわざわざ連絡してくれなくてもってところ、
「お願いしたいことがあるんです」と、何だかあらたまった態で。
「え、なんでしょう?」
すると、
「結婚式のウェルカムボードをお願いしたいんです!」と。
「えっ!いや〜 それって、そういうの専門にやってるところにお願いした方がいいんじゃないですか?きちんとしたの作ってくれますよ」
と返答するも、
「いや、ながさわさんにお願いしたいんです」と一歩も引かない構え。

似てるから、上手いからいいってわけじゃなく、僕に描いてもらうことに意味がある!と言われ、心が揺らぐ。
そうだ、絵は気持ちで描くもの。それは見る人にもちゃんと伝わるんだ。それはこれまで自分が言い続けてきたこと。
それを理解し、その上で頼んでくれることが嬉しい。
引き受けることにした。

「じゃあ写真を撮りに行きますね」
「いや、二人で展覧会に伺いますので」ってことで、週末、ギャラリーで打ち合わせ。
と言っても「全てお任せします」とのこと。
「あ、そう。じゃあ写真だけ撮らせてください」
すると、ガサゴソさせてユニフォームを着始めた二人。
お任せって、そういう絵ってことじゃん笑。

後日、Kくんと青山の表参道で待ち合わせ、近くの喫茶店、というかスターバックスへ。
何しろ、描いた絵を渡すときはいつだってドキドキだ…

 プチプチを外して…

 ジャーン!

と、この笑顔、どうやら喜んでもらえたみたい。ホッ、僕も嬉しい。

原画もお渡しして。

早く彼女にも見せてあげたいと、Kくん。うん、描いて良かった!
原画とそれを拡大したウェルカムボード。ボードは式後ご両親に持ち帰ってもらえるように2枚。我ながらいい仕事っぷり笑。

 Kくん、嫁さんにヨロシクね〜

 

で、今日、25日が、結婚式だそうです。

Kくん、っていうか賢太くん、陽子さん、ご結婚おめでとうございます!

 

 

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「レッツゴー!ながさわたかひろ、その愛のカタチ。」

2017年02月02日 | 他の作品いろいろ

今年、最初の展覧会「レッツゴー!ながさわたかひろ、その愛のカタチ。」展が始まりました。
今回は木場の EARTH+gallery、僕にとっては初めてのギャラリーです。

・行き方

東西線・木場駅から三ツ目通りを北へ(東京都現代美術館へ行く道筋)、ローソンが見えたら左折すると…

右手に黒い建物が見えます。

近づくと、例年通り、ちょっと凛々しい僕のボードが扉に!

これが目印です。


今回の企画は僕の持ち込みではなく、濱星啓さんによるもの。
ここ数年に渡る僕の活動を「体系化して見てみたい」という、ありがた迷惑(笑)とも言える一言から始まりました。
これまで作品の軸となってきた「プロ野球画報」と「に・褒められたくて」の両方をまとめて展示することで見えてくるものがあるはず、と。

…確かに。
そうすることで、これまで何をしようとしてきたのか、しっかり感じとってもらえるようになるかもしれません。

なので、今回は旧作中心の展覧会。もちろん新作も展示します。
新作は銅版画2点と「プロ野球画報2016/千葉ロッテマリーンズ編」=対戦カードごとに1枚・全53枚、サッカーW杯予選、途中で挫折してしまったFC東京の前半戦・15枚、ピエール瀧さん率いる野球チーム・ピエール学園の公式戦 8枚、等々。
新作だけでも充分な数ですが、何せ全試合を描けたのはマリーンズのみという体たらく…
やはり二兎三兎と追うことはできませんでした。
ちょっと偏ってるので、一面にまとめて展示しています。

「に・褒められたくて」は約30点、2013〜15年の「プロ野球ぬりえ(改め・プロ野球画報2013-2015)」は 440点がドドッと並びます。
個展としては過去最大の作品数です。
尚、ここは中二階もありますので、そちらを見過ごすこと無きよう。

さて、この展覧会の副読本として、ミッドナイトストアーの“グッチ”さんにお願いしてZINE(小冊子)を、50部作りました。
新作2点と昨年出版した「に・褒められたくて/版画家・ながさわたかひろの挑戦」に入れられなかった鉛筆画を中心に組んだZINE、A6サイズ・16ページ・540円(税込)です。

題して、『に・褒められたくて〈別冊〉レッツゴー!ながさわたかひろ、その愛のカタチ。副読本』!

いや、なんのひねりもないんですけど…
オマケに仮面ライダーの怪人シール(5種類の中からランダムに1枚)が付いてます。
何が出てくるか、お楽しみに!

もちろん、「に・褒められたくて/版画家・ながさわたかひろの挑戦」と、
もうそろそろ書店から消えつつある「プロ野球画報2015/東京ヤクルトスワローズ全試合」も販売しています。
しかも今回「プロ野球画報2015」をお買い上げの方には、特製トートバックと山田ポストカード、そして以前選手に渡すために自費出版した「プロ野球ぬりえ2012全記録集」をお付けします!

これ、B3サイズで58ページあります。はっきり言って持ち運びが大変な代物です。
持ち帰れるという方にだけお渡ししますので、まだお持ちでない方はこの機会に是非。
在庫処分みたいですけど、自宅で死蔵するよりはマシかと思って。
こんな展示はもう二度とないでしょうから、ここで放出しちゃいます。
是非ぜひ、持ち帰って下さいませ。

会場中央に、座り心地のいいソファが二脚置いてあります。
上記の本と「美術手帖」連載時のページを抜き出したファイルを用意してありますので、どうぞお座りになってごゆっくりご覧下さい。

そして、2/5(日)には、美術史家の山下裕二先生をお迎えしてのトークイベントがあります!
心臓バクバク… 今からお腹が痛いです。。
こんなことも、これっきりだと思います。
玉砕覚悟で挑みますので、是非ぜひお越し下さいませ。

ではでは、皆さまのお越しを、心よりお待ちしております!

 

ながさわたかひろ個展
『レッツゴー!ながさわたかひろ、その愛のカタチ。』

会期:2017年1月29日(日)~ 2月12日(日) 11時~19時(月曜休廊)
   ※ 初日は 15時〜、最終日は 17時まで
場所:EARTH+GALLERY
   〒135-0042 東京都江東区木場 3-18-17
   Tel.03-5809-9949


 

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