サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

愛のベンガル

2023年06月18日 | 愛の肖像画

 6月2日(金)夜、新宿三丁目〈かくれが〉の美弥子さんからLINEが届いた。「明日 急遽 ベンガル の芝居にいきます。」

 かくれがでの一人芝居を見たのがきっかけで綾田俊樹さんを描かせていただき、その後、下北沢のアトリエ乾電池では座長・柄本明さんにアタックした。劇団東京乾電池の御三方を描こう作戦、第三弾!かくれがの常連客というベンガルさん。「もしいらっしゃったら呼んでください」と美弥子さんにお願いしていた。「数日前に来たんだけど、ながさわくんに連絡しても、すぐには来れなかったでしょ?」と。「明日なら紹介できるよ」と!「写真 大丈夫だって」と!い、行きます!

 脚本・山本卓卓(範宙遊泳)、演出・岩崎う大(かもめんたる)、主演・川島海荷の舞台『君しか見えないよ』at 浅草九劇。虚構と現実、現在と過去を行きつ戻りつしながら、観客を巻き込んで進行していく家族劇。ベンガルさんは主人公の祖父役。父・岩谷健司、母・郡山冬果という、なかなかの面子。時間軸が複雑なので終演後ボーッとしてしまっていたのだが、そのまま美弥子さんに連れられて楽屋裏へ。とはいっても小劇場、受付後方の暗幕ウラが楽屋になっており、すぐに撮影させていただいた。舞台後半、白塗りになっていたベンガルさん。そのまま撮ることを覚悟したが「写真を撮るって言うから、すぐに落としたよ」と素顔で登場。あ、ありがとうございます!パシャ!

 絵はすぐに取り掛かり、舞台千秋楽に仕上がった。鉄は熱いうちに打て!だ。2日後、お聞きしていた番号に電話、じゃなくショートメッセージでご報告すると、すぐに返信アリ。嬉しい。「早速ですが今日、かくれがは如何でしょうか?」喜んで!

 18時、かくれがでベンガルさんと会う。店を出たのが22時だったので、4時間くらいお話していたことになる。この日は他にお客さんがいなかったので美弥子さんも加わり3人で。こんなとき、ほとんど話せなくなる自分だが、この日はお酒の力を借りて、目一杯。楽しい語らいだった。

 いただいた言葉は〈こんないい顔してたかな〉。ベンガルさんは、自分の顔とか声とか、あまり好きじゃないんだって言ってた。だから出演作も見ないそう。「でもこの表情はいいな~」って。それで、ワーイとか嬉々としてたんだけど、家に帰ってあらためて見てみると、はて、これってどっちにも取れる言葉だなぁと。あらま。。

 何はともあれ、東京乾電池の御三方を描こう作戦、第三弾『愛のベンガル』完成!ベンガルさん、ありがとうございました!

 

 

(2023年6月13日了)

 

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