サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

愛の塙宣之(ナイツ)

2023年07月02日 | 愛の肖像画

2023年6月8日
 久しぶりの浅草東洋館。漫才協会の定席・漫才大行進へ。この日のトリはナイツ!終演後、ナイツ塙さんの新刊『静夫さんと僕』のサイン本お渡し会が予定されている。参加条件は、
・当日漫才大行進をご覧のお客様
・当日東洋館にて「静夫さんと僕」をご購入のお客様
で、先着80名とのこと。ナイツの出番には、ほぼほぼ満席になるであろう東洋館の定員は202名。確実にゲットするには…なんて予測は立たず、なので12時半開演に11時20分ごろ到着すると、20人弱の列。11時50分開場。先に本の会計を済ませ、参加券をいただく。14番。

 漫才大行進は毎月1日〜19日の12時半から17時まで。途中、仲入りを挟みつつ、4時間半で20組超の漫才を続けて見ることができて2,500円はリーズナブル。
 売れてる芸人、売れてない芸人、面白い人、そうでもない人、内容がコロナ前に見てたときとまったく同じだったり、より発展していたり、相方が変わってコンビ名も変わっていたり、いろいろだけど、そこがいい。人生の機微を感じさせてくれる。で、トリをナイツ他ベテラン勢がギュッと締める。ナイツの出番には、若手が真剣な顔で覗き見していたり。イイ!
 終演後アナウンスがあり「本日のサイン会は写真撮影OK」とのこと。ホッと胸を撫でおろした。
 そしていよいよ僕の番。「以前、漫才協会カレンダーのイラストを担当した、ながさわです」「あっ、ヤクルトの!お久しぶりです。どうもありがとうございます」としっかり認識いただけていて、嬉しい。「ヤクルトの絵は、まだ描いてるんですか?」「いや、セ・リーグ優勝を決めたとき自分の役目は終えました。ところで今日はお願いがありまして。今度はじっくり塙さんを描かせてほしいんです。いいですか?」「ぜひぜひ」と。で、パシャ、パシャ、パシャ!「仕上がったら見ていただけますか?」「もちろんですよ」と。ワーイ!

 

6月19日
 ビッグニュース。漫才協会が役員人事を発表。塙さんが七代目・会長に!

 

6月25日
 塙さんにショートメールを打つ。「絵が仕上がりました。どこへでも行きますので、ぜひ見てください」翌日、塙さんから返信アリ。「月から木まではニッポン放送にいますので、宜しくお願いします」「では明日、ニッポン放送へ伺います。お車ですか?」「◯時くらいに車です。」

 

6月27日
 教えられた時間の30分前に有楽町・ニッポン放送に着いた。これは知ってる人にとっては常識なので、ここに書いて問題ないと思うが、ニッポン放送には入り口が2つある。正面口と裏口。お目当てが車の場合は裏口で入り待ち(出待ち)することになる。コロナ禍にあって“出待ち禁止”と告知されているニッポン放送。案の定、警備員さんに止められたが「塙さんと約束してて」と伝え、お目こぼしいただいた。
 時間キッカリに塙さん車登場。車中の塙さんの方で気づいてくれて、軽く会釈して待つ。「思ってたより大きいですね〜どこで見ましょうか」「よろしければここで」「いや、ここじゃマズいでしょ!じゃあ、受付ロビーに行きましょうか」「ハイ」この場合、一度公道に出て迂回することになる。すると一人の男性が目ざとく塙さんを見つけて声をかけてきた。「写真いいですか?」「いや、すみません。他の方も見てるので。ごめんなさい」と塙さん。
 ロビー到着。2つ設置してあるテーブルは、どちらも空いていた。「ここならね」と塙さん。「では」とカルトンを開く。「うわ、うわわ。ちょっと、正直、なめてました」と。気に入っていただけた様子。「写真、撮らせてください」と。「どうぞどうぞ。本当はお渡しできればいいんですけど」「いえいえ。ちょっと持ってもらっていいですか?」と、絵を持つ僕をパチリ。これ、Twitterに載せてもいいですか?「もちろんです」。そして、この作品のタイトルが『愛の塙宣之』であること、そのためには塙さんのコメントが必要だということ、来春まとめて発表したいということなど、愛の肖像画シリーズについて説明した。

 「自分が何か書いちゃったりしたら台無しになっちゃうんじゃないかな〜」なんて言いながらも書き込んでくれた言葉は〈肛門見えても 会長です!!〉。思わず吹き出してしまった。「ぜひサインもお願いします!」すると「じゃあ、バッジみたいにしようかな」とスーツ襟のボタン穴に被せるようにサインしてくれた。嬉しい。コラボしてる!って感じた瞬間。

『愛の塙宣之』完成!

 帰りの電車は、ニッポン放送を聴きながら。『ナイツ ザ・ラジオショー』オープニングトークで、僕とのやりとりに触れてくれて、電車の中で泣き笑いした。最良の1日。塙さん、ありがとうございました!

 

(↓ ザ・ラジオショーのYouTube。これって公式じゃないかも?だけど聴いてみてください)

2023.06.27 ナイツ ザ・ラジオショー(Full)【ナイツ、磯山さやか  ゲスト:四千頭身】

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愛のベンガル

2023年06月18日 | 愛の肖像画

 6月2日(金)夜、新宿三丁目〈かくれが〉の美弥子さんからLINEが届いた。「明日 急遽 ベンガル の芝居にいきます。」

 かくれがでの一人芝居を見たのがきっかけで綾田俊樹さんを描かせていただき、その後、下北沢のアトリエ乾電池では座長・柄本明さんにアタックした。劇団東京乾電池の御三方を描こう作戦、第三弾!かくれがの常連客というベンガルさん。「もしいらっしゃったら呼んでください」と美弥子さんにお願いしていた。「数日前に来たんだけど、ながさわくんに連絡しても、すぐには来れなかったでしょ?」と。「明日なら紹介できるよ」と!「写真 大丈夫だって」と!い、行きます!

 脚本・山本卓卓(範宙遊泳)、演出・岩崎う大(かもめんたる)、主演・川島海荷の舞台『君しか見えないよ』at 浅草九劇。虚構と現実、現在と過去を行きつ戻りつしながら、観客を巻き込んで進行していく家族劇。ベンガルさんは主人公の祖父役。父・岩谷健司、母・郡山冬果という、なかなかの面子。時間軸が複雑なので終演後ボーッとしてしまっていたのだが、そのまま美弥子さんに連れられて楽屋裏へ。とはいっても小劇場、受付後方の暗幕ウラが楽屋になっており、すぐに撮影させていただいた。舞台後半、白塗りになっていたベンガルさん。そのまま撮ることを覚悟したが「写真を撮るって言うから、すぐに落としたよ」と素顔で登場。あ、ありがとうございます!パシャ!

 絵はすぐに取り掛かり、舞台千秋楽に仕上がった。鉄は熱いうちに打て!だ。2日後、お聞きしていた番号に電話、じゃなくショートメッセージでご報告すると、すぐに返信アリ。嬉しい。「早速ですが今日、かくれがは如何でしょうか?」喜んで!

 18時、かくれがでベンガルさんと会う。店を出たのが22時だったので、4時間くらいお話していたことになる。この日は他にお客さんがいなかったので美弥子さんも加わり3人で。こんなとき、ほとんど話せなくなる自分だが、この日はお酒の力を借りて、目一杯。楽しい語らいだった。

 いただいた言葉は〈こんないい顔してたかな〉。ベンガルさんは、自分の顔とか声とか、あまり好きじゃないんだって言ってた。だから出演作も見ないそう。「でもこの表情はいいな~」って。それで、ワーイとか嬉々としてたんだけど、家に帰ってあらためて見てみると、はて、これってどっちにも取れる言葉だなぁと。あらま。。

 何はともあれ、東京乾電池の御三方を描こう作戦、第三弾『愛のベンガル』完成!ベンガルさん、ありがとうございました!

 

 

(2023年6月13日了)

 

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『愛の高田文夫』

2023年06月11日 | 愛の肖像画

月曜日、鉛筆画『愛の高田文夫』完成!

高田先生に救われました。
山形新聞の連載コラムでご報告します。今週金曜(6/16)掲載予定です。
読める方は、ぜひ読んでみてください。

高田先生、ありがとうございました!

 

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失恋 I.K.

2023年06月04日 | 愛の肖像画

 5月28日、日曜日、○窪駅に直結のルミネ6階○みうりカルチャー○窪で、この日一回だけの講座が開かれた。講師は著名な文学者である。これまでにも講演会などには伺ってきたし、何しろ学生時代に大変な影響を受けた本の翻訳者である。絵を描くということが分からなくなっていた時期、そんな状況から這い出るための心のよりどころになった本だ。売れそうな本は端から売ってしまった今の僕の薄い本棚だけど、そして氏の本もそのほとんどは手放してしまったが、それでも手元に置いておきたかった本が数冊並んでいる。「愛の肖像画」に取り込んでいる今、氏を描きたいと思った。

 講座の受講者は20人ほどだったか。講座後、関連書籍を購入するとサインがいただけるとのことで、別室にてサイン会が開かれた。お声がけしようと廊下に立って待っていると、係の方に「並んでください」と言われ「あ、いや、サインではなく、個人的にお話ししたいことがあって」と答えると「では一番後ろに並んでください」と言われ、最後尾に並ぶ。頃合いを見計らって後ろに並ぼうとする人(おそらく教え子)に「自分はサインじゃないので」と言って先を譲り、その後ろへ、後ろへと回る。結局、ほぼほぼ教え子の皆さんだったらしく、各々楽しげな会話が続く。そしてサインが済んだ後もその場から離れようとせず、次の人の会話に参加する。この後、先生を囲んだお食事会も予定されているらしい。

 僕の前の人、つまり最後の方がひとしきり話し終えると「では、場所を移しましょうか」ってな感じで、なんとなく片付けが始まりそうになり、慌てて声をかけた。 
「す、すみません。あのぁ、〇〇さんを描かせていただけませんか?」
「えっ?僕を描くってどういうこと?」
「あ、はい。自分、これまで影響を受けてきた人を描くという活動をしており… あ、これ、それをまとめた本なんですが」
と拙著『に・褒められたくて』を差し出すと、表紙を一瞥して、
「ああ、僕の嫌いな人ばっかり。みうらじゅんとか大っ嫌い」と。ちょっとびっくりしちゃって、しどろもどろになりながら
「す、すみません。でも、唐十郎さんも描かせていただきましたし」
「親友だけどね。でも、この唐は似てないなぁ。唐ってのは、もっとアッケラカンとしてるよ。しかも男ばっかり。あ、ここに女性がいるね。これは誰?」
「あ、その方は大林宣彦監督の奥様で、映画プロデューサーの大林恭子さんです」
「うわぁ、大林も好きじゃないな。僕はここに並びたくない」と。
もうこの時点で挫けそうなわけだが、いや、すでに終わってるのだが、
「お写真を撮らせていただけたら、思いを込めて描きますので。写真、ダメですか?撮らせていただけませんか?」と頑張った。
いや、もう声がかすれて消え入るようで、どこまで聞き取ってもらえたか分からないほどだったのだが、
「まぁ、写真はいいけど、マスクは取らないよ」と。
「え?… あ、ハイ。宜しくお願いします」と言いながらも、カメラを持つ手が震えてマゴマゴしていると
「はい、もういいね。じゃあお終い」と遮られ、立たれてしまった。その言葉尻にようやく一枚だけ、パシャ。
今まさに立ち上がろうとする、そんな一瞬の写真。本は受け取ってもらえず、そのまま再びリュックに仕舞い込み、その場を離れ、帰路に着いた。
 ほぼほぼ知り合いと思われるサイン会。各々懐かしみながら和気あいあい進んでいたものが、あの時間に一転した。その場に残っていた人たち(全員女性)の視線が痛かった。こうして思い出すだけでも辛い。

 これ、描けるのかな?

 心が折れそうになっていたその翌日、高田先生から連絡が入った。「来週5日(月)13時にスタジオに来れるか?」
前回お会いしたとき、「愛の肖像画」として三たび描かせてくださいとお願いし、お写真を撮らせていただき、描き、見てくださいとお伺いを立てていた、その返事だった。

 

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『愛のROLLY』

2023年04月30日 | 愛の肖像画

鉛筆画『愛のROLLY』完成!
4/16日、渋谷・イケシブ「SHURE GLX-D16+発売記念イベント with ROLLY」のあと、楽屋にて

ちと読むのが大変かもだけど、詳しくは山形新聞の連載コラム(4/28金)にて

この日の店内イベントのROLLYさんもサイコーでした!⬇️

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