ぶうりんの希望の種まき新聞

絶望的雑感有りの希望的投稿ブログ。
世界中の子どもたちの笑顔と幸せのための新聞社。あなたにも希望の種をプレゼント!

映画「苦役列車」

2012年07月21日 | 「脱」日常のちょっこし映画話
森山未來くん主演の映画。
前回作「モテキ」があまりに面白かったので、昨日、レイトショウで「苦役列車」を観てきました。
CM用のシーンでは、パンツ一丁で海に飛び込む若者の映像が出ていて、爽やかな青春映画かと思っていたのですが、コーヒー飲む間眺めていたホールの大画面から流れてくる映像は、・・・「貧困問題?」・・・これはますます面白そう。

チケットを購入する時にR15指定がついていたので、・・・アレレ?ちょっといやらしい映画・・・?

舞台は、1980年代の東京の下町。19歳の日雇い労働のカンタの役を演じていたのが森山未來
誰からも好かれそうも無いような、汚くて嘘つきで下品で下ネタ頭で、自尊感情がメチャメチャ低くそのくせ自己顕示欲が強く、人につばを吐くようないけ好かない男。
でも森山未來くんは、そんな青年の中にどこかキラリと輝くものを放っている微妙なニュアンスを演じるので、なぜかその男のことを応援してしまう。

いつ踊りだすのか・・・という期待は完全に裏切られたけれど、現代版「三年寝たろう」。
最後のどんでん返しは度肝を抜かれますよ。

下品な映画でしたが、バックグラウンドには、(性)暴力の中で生きてきた子どもや女性の生きづらさを描こうとする作者の意図を感じる映画でした。私の考えすぎかもしれませんが。

あまりお薦めはしませんが、「まぁ観ても良いと思うよ」といった感じの作品でした。

 編集長 ぶうりん

最新の画像もっと見る

コメントを投稿