ぶうりんの希望の種まき新聞

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鞆万葉の浦伝説

2012年07月19日 | 希望的雑感・つぶやき
先日、(財)義倉の助成金授与式があり、その際、歴史小説家・藤井登美子さんのお話をお聞きする機会がありました。
私は、5年前の助成金授与式の際にも藤井さんのお話をお聞きしました。その時のお話が、とてもおもしろかったので、今年もお聞きできて、超ラッキーです。
今年は、「鞆万葉の浦伝説」という出版されたばかりの書籍にちなんだお話で、鞆の浦・神島・深津を舞台に奈良時代のお話でした。
昔は、深津の辺りまで、海だったそうですね。藤井さんは、深津の辺りからきれいな海や島々を眺めて詠んだであろう句を紹介されました。詠み手の思いに触れたとき、あまりに心を打たれ、胸の奥から涙があふれてきました。眼からこぼれたと言うより、胸からあふれた、という感覚です。ん~、私もかなり詩的です~。
その当時の句が現代に残っていることもすごいことですね。歌を詠み、書物として残された時、何百年という年月を重ねてもなお、人の心を討つものなのですね。

先日、その書物を書店で買い求めました。
大々的に売り出し中でしたので、すぐ見つかりました。

第1篇は、「むろの木よ永遠に」というタイトルの付けられた『歴史小説』
第2篇は、「鞆万葉の浦伝説」という『現代版ミステリー小説』になっています。

最近は老眼が進み、小さな文字がかすむので、目がすぐに疲れてしまいますが、これからじっくり読んでみます。

日本の原発の全ての稼動が止まった次の日、満月を鞆の浦の医王寺の鐘付堂から眺めました。あれから、鞆の浦の隠れファンになり、時々ふら~っと出かけては、海を眺めています。静かな波の音が私は好きです。
あの場所が、万葉の時代からそこにあり、人々が暮らし、ぽっかりと浮かんだ満月を眺めていた人がいたのだろうと思うと、今私がここに生きていることに価値があると思えてきます。

みなさんも、万葉の時代に思いを馳せてみませんか?
福山のネタで、遠方の皆さんにはわかりにくかったかもしれません。あしからず。

 編集長 ぶうりん

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