ぶうりんの希望の種まき新聞

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裁判員制度について

2006年01月17日 | 過去の記事
2009年5月の実施開始に向けて、さまざまな準備が進められ、いろんな機会で目や耳にすることが多くなりました。
私は、とても不安に思っていますが、みなさんはいかがでしょうか。

どんな人でも裁判に参加するようになる、ということですが、「どんな人でも」って誰ですか? 抽選って、誰がするんですか?
 もし間違って、私がその抽選に選ばれたとしたら、私は辞退します。私が人の罪の重さを判断することなどとてもできないし、したくありません。その要請に拒否せずに裁判員になろうとする人ってどんな人? 人を裁くことの怖さを知らない人かもしくは裁いてみたいと思う人。要請されたらイヤということができない人。もしくは、弁護したいと考える人。なんだかひっちゃかめっちゃか…

今、社会の中で人の権利を侵害する行為は、たくさん起きています。
人を言葉で傷つける、権力で傷つける、数の力で傷つける、暴力、いやがらせ、セクハラ、経済至上主義…。
日頃そのような行為をしたりされたりしている、もしくはその状態にあることすら気付かずにいる。そんな中で、人を裁くことになった時、人権のことが本当に考えられるのでしょうか。

日本は、民主主義国、と言っても、まだまだ物事が民主的に進められていない。本当の民主主義に出会えていない人がほとんどではないでしょうか。
それまで人権についてとくに考えてなかった人が、その言動についてなんの責任も負わずに「人を裁く」ということにとても恐怖を感じます。

いつか、そういう制度にしていこうということに反対はしません。でも、あまりにも早すぎる。
みなが対等に自分の気持ちを伝え合え、小さな意見を尊重でき、社会のあちこちで起こる事象が民主的に解決できるようになったときに、その「裁判員制度」を実現していきたい。まずは、そういう社会を創っていくことが大切なのではないでしょうか。
 


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