ぶうりんの希望の種まき新聞

絶望的雑感有りの希望的投稿ブログ。
世界中の子どもたちの笑顔と幸せのための新聞社。あなたにも希望の種をプレゼント!

電力会社とそれに群がる企業は、責任を取ろう

2014年07月13日 | 脱原発・環境・平和・政治
昨夜、7月12日(土)19:00~、福山市民参画センターにて、原発のーてもえーじゃないBINGOの集まり。
集まりの前半、「福島原発の廃炉への道」について勉強会。
廃炉従事者の苦悩と従事者の減少について、少し知る。

廃炉作業の管轄は、東電で、実際作業しているのは、その元請けの下請けの、そのまた下請けの下請けの、、、。
東電は、廃炉作業を競争落札制にして、少しでも安く揚げようとするから、価格が安い企業に仕事は流れる。
作業する人は、結局そこで使われていくから、人件費は安く見積もられていく。
被曝量には限度があるから、労働従事者は、どんどん減って行く。新たな人材を発掘しなければ、作業員は足らなくなる。
しかも、健康に関する補償、整備がしっかりしていない。
命がけ、屈辱的、使い捨てで、それに見合わない金額の人件費。
そんな仕事に誰がつくか!バカにするな!と思う。

今まで、「原発は安い」とごまかしを言って、電力会社、国は、私たちを騙そうとしてきた。
「絶対に事故は起こらない」とまやかしを言って、事故後の事業費、使用済み核燃料の処分にかかる費用、様々な手口が明るみになってきた。

この際、電気代をもっともっと高くすればいい。
大企業につけている、「使えば使うほど安くなる電気代」のシステムをやめて、廃炉にかかる費用の分担金を恩恵を受けていた企業から取ればいい。庶民の電気代も少し高くして、「なんだ、電気高いな」「オール電化住宅馬鹿らしい」と思うぐらいの正々堂々の適正価格にすればいい。
電力会社を財界のトップにのさばらせておいてはいけない。
こんなご時世でもまだ、原発再稼働や新設にうつつを抜かしてるような企業に大きな顔して街を歩いて欲しくない。
皆が自家発電、地域発電に目覚め、なるべく電気を使わない暮らしをしていくように、社会の仕組みを変えなくては。
環境に負荷をかけながら儲けている企業に、課税を課すだけで、社会は変わる。

という、私の中の結論に達した。

映画「トークバック 沈黙を破る女たち」 シネフクでの上映に向けて『福山シスターズ』募集!

2014年05月14日 | 女性・DV
前作「Lifers ライファーズ 終身刑を超えて」を製作した坂上香監督が、10年の時を経て帰ってきました。

”どん底”を味わった女たちが、芝居を通して新しい生き方を模索する姿に、監督自身、強く心を揺さぶられ、沈黙を強いられている人々にどうしても伝えたい、と映画の制作を決意した。
多くの困難を乗り越え、8年の都市月を経て『トークバック 沈黙を破る女たち』が完成。


トークバック(talk back)とは…
言い返す、口答えするというネガティブな意味で使われることが多い。
しかし、この映画では、沈黙を強いられてきた女性たちが「声をあげる」ことや、人々と「呼応しあう」というポジティブな意味で使っています。
※映画に登場する talk back session は、上演後に持たれる質疑応答の場※

福山でも上映の予定です。

上映期間   2014年8月23日(土)~29日(金)
主催・劇場  シネフクシネマモード

この上映会の開催にあたり、上映を応援する「トークバック 福山シスターズ」を結成します。
一緒に活動してみたい方、この指と~まれ!

上映会の後には、様々なトークバックセッションやワークショップを開催しようと思いますので、皆さまのアイデアを募集します。

社会学者・上野千鶴子さんの映画評
「虐待、強姦、ドラッグ、売春、エイズ…
 女たちの過去は惨憺たる経験だ。
 だが、傷ついた過去を否定せずに、
 まるごと抱きしめることで、女たちは前を向く。
 それまでよりも、もっとつよく、やさしくなって。
 坂上監督の「トークバック」は、その証言の記録だ。」


5月31日(土)10:00~13:30 お昼ご飯(400円)を兼ねて打ち合わせましょう。
希望者は、奥野まで!
場所は、ご連絡いただいた方にお知らせします。  

「館長、その”芸術”は、性暴力です!」

2014年03月17日 | 女性・DV
昨日は、朝から大阪に出向き、
午前は、
NPO法人SEANの講座「ジェンダーと子育て支援」。
午後からは、
性暴力を許さない女の会・公開講座、ポルノ被害と性暴力を考える会の
「第5回 ポルノ被害と女性子どもの人権シンポ」

に出かけてきました。

SEANの遠矢家永子さんのお話は、何回聞いてもおもしろい。
おもしろいと言ったら失礼かな?
うなずける。「うんうん、そうそう、なるほどね」って、次々引き寄せられる。
いつか、こどもステーションでも「ジェンダーと子育て」って、話してほしいな。
頼んだら、きっと喜んで来てくれると思う。


そして今回、メインのイベント。

東京・六本木ヒルズの最上階にある「森美術館」は、遅くまで開館しているため、若いカップルのデートスポットになっている。ちなみに、私はまだ訪ねたことがありません。

そこに展示された「会田誠」の描いた絵たるや、すさまじく、女性の身体を切り刻み、首に鎖をつけて犬のように扱い、あ~、説明するのも嫌になるくらい、ひどい作品ばかり。
そんなものを並べて、展示する美術館の気がしれない。

そのことに抗議したが、中止にはならなかったことの報告や、
逆に新潟でその会田誠が賞を受章したことの報告。
日本の法律の不備。
「表現の自由」を盾に、奪われていく女性の人権。
などについて語られた。


そもそも、ポルノとは、性暴力だ。
本当の合意なく、服従させるようなセックスは、どんな関係であれ、それは性行為ではなく、性暴力。

撮影された本人にとっても、見させられたり同じような行為をしろと強要させられたりする消費者にとっても。
そして、性行為とはこんなものだと思いこませてしまう青少年や社会にとっても、
そして何より、女性をモノとして扱い、服従させる考え方を蔓延させる、大変被害の大きな暴力なのだ。

「生活のために納得してAV女優をしている」と言う人もいるかもしれないが、
押しつけられた貧困が無ければ、あえてAV女優になる人はいないのではないかと思う。
女性が性産業ではない職場で、子どもを抱えて働いても、普通に生活できるような社会になれば、あえてそんな仕事はしなくなるだろう。

「芸術だ!表現の自由だ!」と言う人もいるだろう。
日本国憲法で規制されている「表現の自由」は、権力を持つ人を規制するためのものだ。
弱者の立場におかれている女性たちの人権を侵害してまで補償される権利ではない。

「絵やアニメなら問題ない」と言う人もいるだろう。
しかしその被写体になった人の人権はどうでもいいのだろうか?いやそんなことはないはずだし、その影響を受ける消費者がどれだけいるか、考えてほしい。
暴力的な絵画にさらされることがどれほど苦痛か、想像してほしい。
そこに表現されているのは、女性・少女・少年たちなのだから。

話は変わるが、
福山駅前通りや庁舎の門前などに、なぜ、女性や少女の裸体の像が飾ってあるのか。
その意味がわからない。
私はあの歩道を通る時、いつも嫌な気分になる。
なぜ私はここを通らされているのだ!
撤去を要望せずに黙って通っている自分も嫌になる。

日本の性産業の進歩(?)と性教育の遅れは、世界に類を見ない。
惨憺たるものだ。

私は、本屋やビデオ屋に行った時、子どもが見える場所に、性暴力が展示してあると、店員に、いちゃもんを付けることにしている。
コンビニでは、展示の仕方・置き場所など、全て細かく決められているようなので、とやかく言っても変わらないが、わざわざ外に向けて性暴力の写真(週刊誌などの表紙)を見せるようにして展示している店には、もう行かないと決めている。
コンビニのトイレを借りるとき、大抵アダルト本は、トイレの入り口付近に有ったりする。そこで、立ち読みしている人がいると、トイレに入るのは本当に怖い。
子どもを一人で行かせるのも気を付けた方がいいと思う。
トイレから無事に出たら、立ち読みしている人を睨むようにしている。
どうせ読むなら、隠すようにして取って、さっさとレジに持って行って、家で一人で見てください!
それでも、家に子どもがいたり、奥さんがいるような人が、家庭に持ち込むようなことがあるなら、その行為は性暴力です。
家庭の中に、暴力を持ちこまないでください。

おっと、今日は過激発言連発でした。
家庭の中で起こる性暴力は、DVです。

女性たちと、イケてる男性たちが連帯して、社会から性暴力を追放していきましょう。
もしも被害にあったとしても、被害者は全く悪くありません。
女性でも男性でもです。
自分のことを恥ずかしく思うことはありません。

悪いのは加害者です。恥ずかしいのは加害者です。

私は強く、そう思うのです。
昨日は、仲間を得て、ますます強くなった感のある、ぶうりんでした。





この一年で観た映画・・・(前篇)

2014年02月20日 | 「脱」日常のちょっこし映画話
あんまり更新していないこのブログ・・・。
お恥ずかしい。

今年の手帳には、観た映画の半券を貼りつけていたので、
ブログの更新はしていなくても、
映画のタイトルぐらいは残しておこうと思う。

自主上映などで観た映画は、半券が無いので、いつ何を観たか、ほぼ忘れちゃいました。
来年は、それもちゃんと残すようにしようっと。

ブログの最終は、4月9日(火)に観た「ボクたちの交換日記」ですね。

4月1日(月)19:00~  『だいじょうぶ3組』エーガル8

 この映画も良かった。乙武さんご自身が出演されていて、「こんな学級で過ごせたら、本当に素敵」と思えたクラスでした。ほんの3年ぐらいしか教師活動ができなかったそうですが、その時に担任してもらえた子たちは、きっとラッキーと感じていると思います。
 感動して、本気で泣いた映画でした。

              
4月7日(日)21:10~  『相棒シリーズXDAY』エーガル8

 おっと、これも良かった。
 社会風刺をキッチリ入れてくれるので、すっきりしますよ。右京さん。
 次回作、楽しみです。

4月9日(火)18:45~  『ボクたちの交換日記』エーガル8
  
 これも良かった。
 売れない漫才師、つらいよね。
 でも、楽しそうだった。
 本当のことを言えずに関係が途絶えてしまったのは、かなり悲しかったし、
 事実を知った時は、「遅かった」という感もあった所が、ちょっと残念だけど。
全体を通じて、楽しいし、深い映画だったと思う。
 この映画、うっちゃん監督だったっけ? 
 うっちゃん?なんちゃん? どっちが誰だか、わかっとらん。

4月15日(月)20:35~ 『舟を編む』エーガル8

 この映画、もう一度上映され(て)るみたいね。
 これ、良かったよ。
 『「右」という言葉を説明して』
 辞書を見れば当たり前に書いてある言葉かもしれないけれど、あんなふうに説明できる人、素敵。

5月13日(月)19:35~ 『遺体 ~明日への十日間~』

 勇気を出してよく観に行ったなと思う。
 福山市市社会福祉協議会で上映会があるみたいです。
 まだ観てない方はこの機会にぜひどうぞ。
 何について深く考えたかなぁ~。
 ちょっと忘れちゃったけど、ニュースや新聞では読み取れなかった事実を教えてくれた。予測もしなかったような仕事について、人の生死に関わり、いろんな気持ちで取り組んでいる姿。
 みんな、忙しすぎて、自分の心を置き去りにして働いているのが、私にはつらかった。
 そこに集っている人たちが、自分の気持ちを語る場・時間があればいいのに・・・と思ったかな。
 『遺体 ~その後~』を知りたい。

7月22日(月)19:30~ 『言の葉の庭』シネフク

 これは、アニメ。
 すごく画像が綺麗でビックリした。
 靴職人を目指している高校生が、「こんな人おるか?」ってぐらいかっこいいけど、事情ありげな女性とのつかず離れずの関係性をずっと描いていたけど、二人の恋愛観にはちょっと物足りなさを感じた。
 ま、私、厳しいですからね、その辺。

7月28日(日)12:10~ 『風立ちぬ』エーガル8

 なんだ!これは!
 「いい映画だ」と言う人が多いから、何も言えなくなる。
 「私はキライ!」と叫びたい! 
 もう言わない。

9月13日(金)17:50~ 『ガッチャマン』大黒座

 んー、かっこいい! 素敵!
 続編なりそうな終り方。
 アニメのストーリーって、こんなんじゃなかったと思うよ。
 ちょっこし、スターウォーズ入ってる?
 ま、そこは置いといて、かっこ良かった。
 思わず、帰りにガッチャマンの羽根のボールペン買った。



 


 

ストップSLAPP! 止めよう原発 守ろう 表現の自由

2014年02月16日 | 脱原発・環境・平和・政治
昨日、2月15日(土)19:00~21:00 福山市民参画センターにて、
岡田和樹さんのお話しを聞きました。
主催:原発のーてもえーじゃないBINGO実行委員会



岡田和樹さんは、現在27歳。 パートナーと2人で農業を営む青年です。
彼の話してくれたことを私なりにまとめてみたいと思います。



小学一年の時に、三原市幸崎町にある有竜島に生息していた、天然記念物ナメクジウオの存在を知り、
そのことがずっと心に残っていた彼は、高校生の時に、自転車に乗ってスコップを片手にナメクジウオを観察しに出かけます。人里から離れた小さな干潟に降り、スコップで少し掘ったら、ぴゅっと潮を吹くナメクジウオを見つけた。
それが、ハチの干潟だった。
見渡せば、ハチの干潟は、海の生き物たちのゆりかごになっていることに気づいた。

ところが、2005年。
そのハチの干潟が埋め立てられるという県の計画があることを知った。
彼は、どんな工事なのか問い合わせたところ、ヘドロを捨てるための埋め立てであることがわかり、
何とかしなければ、美しい自然が消えてしまうという思いで、
美しい自然の風景を写真に撮り貯めていくことを始めました。
そして、地元の人たちに伝える取り組みを始めたのですが、
当時、県の公安課は、地元の人たちに、「埋め立ては、藻場造成のため」と言っていたため、
誰も反対する人はいなかったという。
それでも彼は諦めずに、1日に70件ぐらいの家を回って、事実を伝え歩きました。
写真展を開いたり、データを伝える学習会を開いたりもしました。
今でも、小学生対象に、見て触れて食べる観察会を開催しています。



2006年末には、県がアセスメントをすすめていったが、
彼は署名活動を始め、三原市の人口の半分の署名を集めた。
地元の人たちにも、埋め立てをしないで、干潟を残して欲しいという危機感が共感を生んだ。

竹原市議会は反対決議を出し、県に要望。
2007年春に、県知事が、「これ以上瀬戸内海をいじめてはいけない」という見解を示し、県でも反対決議が出され、埋め立て工事の計画は中止された。


そのすぐ後に、上関田ノ浦湾が原発立地のために埋め立てられることを知ることになる。
田ノ浦の海は、透明度15m 沖縄の海ほどの透明度。
そして、ナメクジウオが生息している。
原発のことはあまり知らなかった彼だが、声をかけられたカヤッカーの原さん(のちに被告とされた一人)と一緒に、式典の帰りにそのまま上関入る。



そのログハウスで見かけた写真集に、海を守ろうと30年も原発建設反対をしてきた祝島の漁師さんたちのことを知る。
本当はカヤックに乗ったことのない彼だったが、阻止行動に参加したくて「カヤックに乗れる」と
嘘を着いたが、毎日何時間もカヤックで海に出ているうちに、上手に乗れるようになったという。


そんな中、中電は海にブロックを下ろす作業を強行突破。
カヤックで作業船に近づきブロックを下ろすワイヤーにしがみついていたが、引きずりあげられて船上で羽交い締めにされた。
その暴力が元で5日間の入院となった。のち、刑事告訴したが、中電側は「危ないから助けた」と主張し、受理されなかった。
逆に、工事を妨害したとして、彼を始め彼を救出に作業戦に入ったカヤッカーの原さんと、祝島の2人を損害賠償4800万円の請求裁判として中電は告訴した。
それが、スラップ裁判だ。

その後、震災前の2月21日 とうとう、島民の目の前で、田ノ浦の海に土砂が投入されてしまった。


原発事故により、海での作業は行われていないが、今でも陸での作業は続いている。
埋めたて免許を失効するという公約を掲げて当選した山本繁太郎知事は、埋め立て免許についてはそのまま先延ばしにしてきた。

これまでにこの裁判は、24回の裁判と進行協議が行われてきた。
その度に被告と言われている人たちは、弁護士とともに、裁判に出かけているが、
中電の損害とは一体なんだったのか、今だにはっきりと主張されていない。
前回の進行協議では、和解を提示されたが、被告の四人は、和解を受け入れない覚悟でいる。

和解が意味するのは、
この不当な裁判を認めることになることであり、30年間戦ってきた祝島の人たちの運動を否定してしまうことになること、自分たちの権利を失うことに。

しかるに彼らは、勝つまで戦う覚悟だ。


彼は、今、全国で起こっているスラップ裁判の被告とネットワークを組み、全国規模で戦っている。

アメリカには、反スラップ法という法律が各州にあり、国や大企業が個人を訴えることを禁じている。


企業や国が市民を訴えることがおかしなことだ、という世論を高めて、
私たちの表現の自由を踏みにじる行為をやめさせよう。

訴えられている被告だけの問題ではなく、全国民の問題なんだ。


裁判にはお金がかかります。
中国電力スラップ訴訟止めよう会では、訴訟に関わる費用へのカンパを募集しています。

郵便振替
加入者名:祝島島民の会
口座番号:01390-4-67782

また、裁判を応援するバスツアーも行なっています。
次回は進行協議のため、一般公開できませんが、その次の裁判には、たくさんの人で、山口地裁に出向きましょう。
その後、報告会と県庁前抗議行動も行います。
何より、バスの中は楽しいですよ。


イベントのお知らせをする坂田さん

今日、彼がパートナーの千晶ちゃんと作ったお米を食べました。
海から拾ってきた海藻、牡蠣殻、岩風呂の灰、落ち葉や坂本農園の鶏糞、米ぬかを入れ込んだ土で作って、天日で干したお米です。
とっても美味しかった。

昨年、ハチの干潟に、手のひらほどのカブトガニが発見されました。


きれいな海を子どもたちに引継ぎたいと、彼の目がキラキラと輝いていました。