ぶうりんの希望の種まき新聞

絶望的雑感有りの希望的投稿ブログ。
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「館長、その”芸術”は、性暴力です!」

2014年03月17日 | 女性・DV
昨日は、朝から大阪に出向き、
午前は、
NPO法人SEANの講座「ジェンダーと子育て支援」。
午後からは、
性暴力を許さない女の会・公開講座、ポルノ被害と性暴力を考える会の
「第5回 ポルノ被害と女性子どもの人権シンポ」

に出かけてきました。

SEANの遠矢家永子さんのお話は、何回聞いてもおもしろい。
おもしろいと言ったら失礼かな?
うなずける。「うんうん、そうそう、なるほどね」って、次々引き寄せられる。
いつか、こどもステーションでも「ジェンダーと子育て」って、話してほしいな。
頼んだら、きっと喜んで来てくれると思う。


そして今回、メインのイベント。

東京・六本木ヒルズの最上階にある「森美術館」は、遅くまで開館しているため、若いカップルのデートスポットになっている。ちなみに、私はまだ訪ねたことがありません。

そこに展示された「会田誠」の描いた絵たるや、すさまじく、女性の身体を切り刻み、首に鎖をつけて犬のように扱い、あ~、説明するのも嫌になるくらい、ひどい作品ばかり。
そんなものを並べて、展示する美術館の気がしれない。

そのことに抗議したが、中止にはならなかったことの報告や、
逆に新潟でその会田誠が賞を受章したことの報告。
日本の法律の不備。
「表現の自由」を盾に、奪われていく女性の人権。
などについて語られた。


そもそも、ポルノとは、性暴力だ。
本当の合意なく、服従させるようなセックスは、どんな関係であれ、それは性行為ではなく、性暴力。

撮影された本人にとっても、見させられたり同じような行為をしろと強要させられたりする消費者にとっても。
そして、性行為とはこんなものだと思いこませてしまう青少年や社会にとっても、
そして何より、女性をモノとして扱い、服従させる考え方を蔓延させる、大変被害の大きな暴力なのだ。

「生活のために納得してAV女優をしている」と言う人もいるかもしれないが、
押しつけられた貧困が無ければ、あえてAV女優になる人はいないのではないかと思う。
女性が性産業ではない職場で、子どもを抱えて働いても、普通に生活できるような社会になれば、あえてそんな仕事はしなくなるだろう。

「芸術だ!表現の自由だ!」と言う人もいるだろう。
日本国憲法で規制されている「表現の自由」は、権力を持つ人を規制するためのものだ。
弱者の立場におかれている女性たちの人権を侵害してまで補償される権利ではない。

「絵やアニメなら問題ない」と言う人もいるだろう。
しかしその被写体になった人の人権はどうでもいいのだろうか?いやそんなことはないはずだし、その影響を受ける消費者がどれだけいるか、考えてほしい。
暴力的な絵画にさらされることがどれほど苦痛か、想像してほしい。
そこに表現されているのは、女性・少女・少年たちなのだから。

話は変わるが、
福山駅前通りや庁舎の門前などに、なぜ、女性や少女の裸体の像が飾ってあるのか。
その意味がわからない。
私はあの歩道を通る時、いつも嫌な気分になる。
なぜ私はここを通らされているのだ!
撤去を要望せずに黙って通っている自分も嫌になる。

日本の性産業の進歩(?)と性教育の遅れは、世界に類を見ない。
惨憺たるものだ。

私は、本屋やビデオ屋に行った時、子どもが見える場所に、性暴力が展示してあると、店員に、いちゃもんを付けることにしている。
コンビニでは、展示の仕方・置き場所など、全て細かく決められているようなので、とやかく言っても変わらないが、わざわざ外に向けて性暴力の写真(週刊誌などの表紙)を見せるようにして展示している店には、もう行かないと決めている。
コンビニのトイレを借りるとき、大抵アダルト本は、トイレの入り口付近に有ったりする。そこで、立ち読みしている人がいると、トイレに入るのは本当に怖い。
子どもを一人で行かせるのも気を付けた方がいいと思う。
トイレから無事に出たら、立ち読みしている人を睨むようにしている。
どうせ読むなら、隠すようにして取って、さっさとレジに持って行って、家で一人で見てください!
それでも、家に子どもがいたり、奥さんがいるような人が、家庭に持ち込むようなことがあるなら、その行為は性暴力です。
家庭の中に、暴力を持ちこまないでください。

おっと、今日は過激発言連発でした。
家庭の中で起こる性暴力は、DVです。

女性たちと、イケてる男性たちが連帯して、社会から性暴力を追放していきましょう。
もしも被害にあったとしても、被害者は全く悪くありません。
女性でも男性でもです。
自分のことを恥ずかしく思うことはありません。

悪いのは加害者です。恥ずかしいのは加害者です。

私は強く、そう思うのです。
昨日は、仲間を得て、ますます強くなった感のある、ぶうりんでした。





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