城山三郎著「官僚達の夏」では、将来の日本企業育成に邁進する人々の姿が描かれている。人口増加、経済力を持ち、成功を謳歌し、お立ち台の宴もありました。
君のお母さんもいるだろうか?
「japan as No1」、「Noと言える日本」
と、日米経済戦争が厳しくなる中で、バブル崩壊後の経済を、放置し、政治改革と言う権力闘争に煽られ、宴の後も細川総理が訪米で「大人の関係」等と演説し、橋本総理が「米国債権を売りたくなる」と話している頃、米国を脅かす経済大国日本に対して、IT、金融によるグローバル化による、日本外し(潰し)が現実化していましたね。
10年近く、他国より遅れをとり、小渕総理の経済対策で、沖縄海洋博、IT博覧会(堺太一さんの声掛け)が企画さてた。引き継いだ森首相は、イット革命と言ったね。効果は、ほとんどなかった様です。理由は、通信インフラが出来ていなかったからとの事。そして、同時に起きた米国のITバブル崩壊も、出鼻をくじかれた要因かも知れません。育ったベンチャーも、多く潰れたでしょう。
小泉首相に変わり、通信事業自由化により、アジア諸国で普及していた携帯電話が、ようやく普及し、ソフトバンクの孫さんによるADSL等のインフラが、整備しましたが、通信事業の遅れは、韓国、台湾、中国企業に、凌駕されていました。中国のハーウェイ等に、日本のNEC等が勝てない様な事は、誰も考えていませんでしたね。
地デジ化は、次世代通信網整備のための周波数帯(プラチナバンド)確保が目的ですよね。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の幕開けで、5G通信、Iot技術、AI技術等による、自動運転等が、実用化されてくる時代らしいです。菅首相は、スピード感を持って、デジタル時代に、デジタル庁を設け、インフラ整備、通信料金の引き下げ(ニュースでは、コメンテーターが5G網設備投資等で、料金引き下げは無理と言っていた)による、利用者増加、利便性向上を実行しました。
菅さんは、過去の失敗を、理解され、時代の流れに遅れない実務派の、既得権益に斬り込める首相だったと思えました。楽天は、日本郵便と業務提携したり、通信事業に参入しましたが、未だ、プラチナバンド周波数帯の獲得が、出来ていません。楽天も厳しい状況かも知れません。菅さんの長子の勤める会社による、接待が、表に出た時期も妙な感じですが、既得権などの利権から?総務省官僚から人事で、ナタをふるう菅さんへの抵抗?妙に疑ったりしてしまいそうになります。
安倍さんにも色んな裏話もある様ですね。
菅さんは、マキャベリの君主論にある、チェーザレ・ボルジア(ペストが、無ければ、時代は違ったか?)のように感じる。時代の転換期には、強いリーダーシップが無いと駄目かも?若い世代にとっては、私は、残念に思っていますが。
EVもそうですが、10年前は、バッテリーも電気自動車も、日本が優れていたのですが、インフラ整備が遅れ、電力事業自由化とかもありましたが、何も無かった国に対して、高い技術や既得権益の付いた古いインフラを持つ国の難しいところですか?此処でもどうなるでしょうか?
バッテリーなどの、希少素材のレアアース
(https://merkmal-biz.jp/post/30665)も、テクノロジーや、月や火星から掘削で解決するのかも知れませんが、日本は、日本に合った基本エネルギー制作を決定するべき時の様に思えるこの頃です。資源が少ない日本は、トヨタ等で進める様な水素を基本にした社会
を目指す方が良い様に、老いぼれはいい加減な事を、言っております。
日本は、テクノロジーでピンチをチャンスにして来ましたね。公害規制も、オイルショックも。少子化もロボティクスとかで、チャンスにして、時とともに経済浮揚等で、出生率も、適正になるように思います。
大量生産、大量消費が終わる時代に、大きな歪みを作っている、画一的な教育は、変えた方が良いですね。自己が学ぶための基礎の、読み書き(日本文化、歴史を含み)算盤はオンデマンドで画一でして、学校ではカルチャー教室的に、音楽、演劇、料理、園芸、工作、実験等など、それぞれの持つ才能を伸ばし、グループでのコミュニケーションを身につける事が良いのでは。侘び寂びの盆栽も、美術工芸と並ぶ、日本の質の高い売物になっています。色んな分野で付加価値を持つ、クリエイターを、育てる方が良いのでは。
グラミー賞も、日本文化のベースグランドが評価された。https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/02/07/kiji/20230206s00041000692000c.htm
以前は、キタローも
KENZO、山本寛斎も日本文化のベースグランドが、成功をもたらした。
日本特有の文化、精神を活かし、継承する教育が大事だなあ〜って。文明開化、西洋礼賛してきた戦後生れの浦島太郎が、回顧しました。