「もののあはれ」の物語

古き世のうたびとたちへ寄せる思いと折に触れての雑感です。

夏篭り

2008年07月12日 | 塵界茫々
 今日は午後3時過ぎから、博多山笠の”追い山ならし“が行われました。
 15日早暁の”追い山“に出かけるのは無理でも、この追い山ならしは、午後の時間で、見物に出かけやすいのです。この行事は、本番に向けてのリハーサルで、距離が少し短いだけで、本番さながらにタイムを計り、勝った、負けたと盛り上がります。
 出かける予定にしていましたが、先日来の草取りと、10キロの梅干の天日干し作業が少し無理になったのか、腰に違和感があります。今日は土曜日と重なったので、人出も多いと考えてテレビで見物することにしました。
 西流れの25分というタイムに驚いていましたら、優勝常連の千代流れはさらに速い”廻り止め”入りでした。

 出かけることも、庭仕事も止めにした夏籠りを、自分の部屋で細かな針仕事です。合間には、先日の京都、細見美術館でみた若冲の鶏を、自分流に描いてみたりしています。いずれも短時間で終わるものしか出来ません。
 終りに近い半夏生も色々と描いてみましたが、1枚ずつUPします。





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4 コメント

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風鈴 (香HILL)
2008-07-13 22:31:42
冬籠は俳句歳時記にはありますが、夏籠りもあるんですかね?
暑い時は字画の多い籠より少ない篭の方が涼しげで良いですな。
朝夕の散歩なら熱中症の心配はないでしょうが、日中は自宅に篭もる方が安心。
風鈴の音など聴きながら、手先を動かすのは風情がありますよ。
夏はスタートしたとこ、3ヶ月も続くと考えると大変です、水分補給だけは忘れることなく
頑張りましょう。

ところで、今朝眺めた”桔梗”の絵が消えましたが?
子供さんが今夏は”帰郷”しないとメールが?
あの絵は涼しげで且つ秀作でした。
お見事です ()
2008-07-14 11:37:23
 動きのある美しい鶏、 一瞬見せるポーズ。しなやかで艶のある尾羽。つま先でこらえる姿勢を受けて、斜めの切り取りもバランス良く。 
 胸のすくような赤と黒、白。 それぞれの分量、対比も申し分ない見事さで。斬新なこと。門外漢も大きな拍手を贈ります。
 おかげさまで暑気払いできました。鋭い構成と、隅のエスプリ。 余韻があります。

 涼しげに半夏生もデフォルメされて。意欲あふれる上質の作品を拝見できました。boa!さん ありがとうございます。
針仕事は… 涼しくなってからが良いのです。 どうぞ、お急ぎになりませんように。
季語の学習 (boa !)
2008-07-14 17:58:05
夏籠や隙に困りし窓簾
夏籠や毎晩見舞ふ引かえる
夏籠や米をねだりに来る雀
夏籠のけしきに植ゑし小松かな
以上はすべて一茶の句です。今も兼題で「夏籠り」は、句会に出されて多くの句があります。

この季節、室内でも熱中症になることもあるとか。フェアウエイでは特にご用心を。

桔梗は、写真だけにして、没にするつもりでしたが仕方ありません。UPすることにします。
閑居のすさび (boa !)
2008-07-14 20:00:32
細見美術館での、強烈な印象を図録で確かめながら辿ってみました。いい勉強になります。
そのほか、蓮や、梅など琳派の模写をしてみたり、蕪村をなぞっては、飄逸の感に程遠いのを溜息ついて嘆いています。
折りしも東博では、美の巨匠たちの対決も行われているようですね。図録の裏表紙は、若冲と蕭白。表は、先日大和文華館で見て、UPした雪村と雪舟ですね。
八月の会期の終了までにきっとお出かけになることでしょう、羨ましいことです。図録は、それがどんなによく出来ていても限界があるのをしみじみ悟りました。実物で見たいですよね。

若冲の鶏はよくみると皆、殺気立っています。また描けたら見ていただきます。自分では、気に入っています。ご丁寧な鑑賞に、格が上がりました。ありがとうございました。