どこにいても、何かしら興味を持つとすぐ手を出してしまう癖は改まることがありません。その上、初めての二人だけの暮らしになり、私は仕事からも解放され、充分すぎる時間がありました。
異国文化の刺激もあって、次から次に試みるものが出てきました。
織のタペストリー、それにポルセラーナの真似事の「ピンツーラ」が、その記念品です。
その合間には、骨折のベットで始めた糸絵もあります。怪我の功名で、臆面もなくUPしましたが、これは、ブラジレイロにも珍しがられました。
ただ、織は大きくて持ち帰っても日本家屋には合わないので、請われるままに全部プレゼントの置き土産にして帰国しました。
名残を留めていた色鮮やかな織の財布も年月の中でいつか消耗してしまいました。
記念に持ち帰ったのは、旅のスケッチブック2冊と、自分で絵付けした果物用の盛鉢、絵が不揃いのデミタスカップ。大皿1枚と細身の花瓶ぐらいです。花瓶は取り落として割ってしまいました。食事のスタイルが異なるので、これらの品もあまり出番はありません。
(料理は、すべて大皿に盛りつけ、各自、必要な分量を自分で取り分けていただきます。取皿も20センチぐらいのものを用います。)
銀のナイフやフォークも持ち帰りましたが、後始末も大変で、磨きの手間を考えると使うのを躊躇います。
お手伝いさん相手の馴れない生活は、手伝ってもらう以前にこちらが疲れてしまい、住み込みは落ち着けなくて、通いにしてもらいました。それでも彼女の来ない休日はホッとしたものです。
使われないままに処分される運命を思って、せめての記憶のよすがに痕跡を留めておくことにしました。
早朝5時半から草取りに精出す日々です。日盛りの午後はお昼寝が日課になりました。
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異国文化の刺激もあって、次から次に試みるものが出てきました。
織のタペストリー、それにポルセラーナの真似事の「ピンツーラ」が、その記念品です。
その合間には、骨折のベットで始めた糸絵もあります。怪我の功名で、臆面もなくUPしましたが、これは、ブラジレイロにも珍しがられました。
ただ、織は大きくて持ち帰っても日本家屋には合わないので、請われるままに全部プレゼントの置き土産にして帰国しました。
名残を留めていた色鮮やかな織の財布も年月の中でいつか消耗してしまいました。
記念に持ち帰ったのは、旅のスケッチブック2冊と、自分で絵付けした果物用の盛鉢、絵が不揃いのデミタスカップ。大皿1枚と細身の花瓶ぐらいです。花瓶は取り落として割ってしまいました。食事のスタイルが異なるので、これらの品もあまり出番はありません。
(料理は、すべて大皿に盛りつけ、各自、必要な分量を自分で取り分けていただきます。取皿も20センチぐらいのものを用います。)
銀のナイフやフォークも持ち帰りましたが、後始末も大変で、磨きの手間を考えると使うのを躊躇います。
お手伝いさん相手の馴れない生活は、手伝ってもらう以前にこちらが疲れてしまい、住み込みは落ち着けなくて、通いにしてもらいました。それでも彼女の来ない休日はホッとしたものです。
使われないままに処分される運命を思って、せめての記憶のよすがに痕跡を留めておくことにしました。
早朝5時半から草取りに精出す日々です。日盛りの午後はお昼寝が日課になりました。
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<豊富な果物を盛り付けます> |
ブラジルから連想。
遠くてデカイ国ですね。
マラリヤ・ヘルニアでもなく、ピラニアでしたか?川に棲む怖い魚がいるんですね。
ところで、今回の蔵出し第二弾も面白い。
①上女中・下女中・庭師を雇い、お姫様の暮らし体験をされていたら良かったのに。
”大儀であった”なんてセリフも使えたのに。
②海外赴任者が帰国時、家具や食器類を記念に
持ち帰るようですが、わが国ではミスマッチと
なり廃棄処分へ・・が一般的。
コーヒ・カップ6ケがセットとは珍しいが、
2ヶを残してお友達にあげましょう。
一年で一度も使用しない物は処分する・・とは
曽野綾子・高峰秀子さんがエッセイで述べておられます。室内に空間の美を発見できると。
豊かなくらしにもお悩みが…
「勉強に弾み」のつくペンケース… 強力な助っ人! その気合いと、爪の垢など添えてくだされば、なおなおうれし…
その気になってしまいました。
家具は木製の手作業で、注文どおりの頑丈なのが安く手に入るので愛用していました。日本家屋には置けないサイズとデザインで、残念ながら思い切りよく全部置いてきました。
コーヒーカップは、日本では食後に用いる小さなデミタスカップが、標準サイズです。おまけに私のサイン入りのもの。差し上げても、具合が悪いでしょう。娘なら、形見だからと使うかもしれませんが。
「空間の美」の世界は憧れです。発想の転換は、100号の大作よりも難しい覚悟が要りますが、その時期が来ていることだけは確かで、よく解ってはいますが・・・・。
本当に遊びでした。おしゃべりを聞きながら、美味しい飲み物とお菓子に囲まれて。
休暇で帰国のたびに、筆、絵の具と、買ってきて欲しいものを頼まれていました。今となっては懐かしい思い出です。
「勉強に弾み」のつくペンケースのご注文確かに承りました。ただいま作成中のスカートが完了しましたら、早速取り掛かりますので、しばらくお待ちください。
子供のお絵描きにも劣る絵しか描けない身としては、その腕が欲しいですよ。
絵付けの都度、やはり自分が日本人だということをしみじみ自覚したものです。皆さんの鮮やかな色使いと、余白を嫌う手法に私は驚き、他の方は、描きかけではと心配してくれました。
ありがたい褒め言葉をいただきましたが、もう気力、体力の衰えは、これから何かを始めようという気はなくなっています。もっぱら鑑賞者に徹します。
プロの作家なら、私の年齢から、枯れたいい作品が生まれるのでしょうが、何でも屋には不可能なことです。
metaboさんのように、それ一筋のご精進が何よりと思います。子供のような絵が描けたらどんなにいいでしょう。ますますのご精進を期待しています。