転がり坂

登りつめたわけでもないのに、そろそろ下山したくなってきた。

短歌 恋の茶番を

2012-11-16 06:23:55 | 短歌
066:息
微笑みの息を弾ます息子らと息を合わせて駆け上る坂

067:鎖
切り取れぬ連鎖の罠と知りながら死への近道生き残るため

068:巨
酔うほどに隠せぬ想い捨てに出る巨大化してる向日葵の下

069:カレー
こびりつく鍋底の日々削ぎ落とす作り置きしたカレーまみれで

070:芸
芸術の愛は遠のき繰り返す大道芸の恋の茶番を


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