買い物、レジャー、嫁さんの通勤、娘殿の送り迎えと日々働き続けている我が家のモビリオ君。
ここの所の連続した大雪で、今はスタッドレスタイヤを装着しております。
その気になれば、いつでもスキー場へ行く事が出来る状態です(車だけは・・・)。
先日、スタビリンクを新しい物に交換してもらい、ガタゴト音が解消して快適になったけど、
実はハンドルのセンターが狂っております・・・。
直進状態でこんな感じ。
今日は天気も良いし、アライメント(と言ってもトーだけ)調整しちゃいましょ~
ハンドルが右にズレている場合、右前輪をトー・アウトにするか、左前輪をトー・インにするのが基本かな。
ちなみに我が家のモビリオ君、フロントタイヤの減り方が非常に偏ってます。
いわゆる”編摩耗”って状態で、タイヤの外側だけが異様に摩耗(片減り)します。
タイヤの外側が減る原因としては、『トー・インが強い』や『キャンバー角が浅い』が一般的。
となると必然的に方向性は決まってきます。
右前輪をトー・アウト方向へ調整し、ハンドルのセンター出しをします。
え?ゲージ?
昔ながらの”糸”と”メジャー”で充分・・・と言うか、センター出しだけなら目測と勘でとりあえず行けそう・・・。
と言う事で、感覚での調整でやっちゃいます。(本当はチャント測りましょう)
アライメントの測定・調整は、水平な地面の上での作業が基本です。
我が家の駐車スペースは、駐車している状態でやや前傾になります。
なので、前輪の下にスペーサー(と言う名の古雑誌)等で水平に近付けます。
では早速トー調整に入りましょう。
トーを調整するには、ステアリングギアボックス両端のタイロッド(ステアリング)に仕組みがあります。
写真中央のナット(ロック用)を緩めると、蛇腹ブーツから出ているシャフトがフリーになります。
このシャフトの先端(写真手前側)がネジになっていて、回す事でロッド全長を調整します。
このシャフト、断面が六角形になっていて12mmのレンチがキレイにハマります。
ここのネジ込み具合で調整し、トーを調整するんですね。
ホワイトマーカー等でマーキングし、微調整&測定を繰り返してアライメント調整を行います。
でも・・・、今日は・・・、感覚調整・・・
今までの経験で適当に調整して様子を見ましょう。
ではこの作業に必要な工具を準備します。
潤滑スプレー(CRC5・56など)、12mmスパナ、モンキーレンチなど。
ハンマーは無くても出来るけど、ロックナットは固い&足回りボルト系は更に固いので・・・
まずはロックナットに潤滑スプレーを吹きかけ、浸透させておきます。
少し時間を置いた後、ロックナットを外しにかかります。
レンチを2本使い、ロックナットを緩めます。
ロックナットに合うサイズのレンチが無かった(いや、前は有ったな・・・)ので、モンキーで代用。
ハンマーで工具の端を叩いて、インパクトレンチと同様な効果を狙います。
ロックナットが外れたら、12mmのレンチでシャフトを回して・・・と。
余りグルグル回してはダメ、少しだけ。
今回はとりあえず2/3回転位で一度様子を見る事に。
あっ、そうそう。
今回折角足回りを弄るので、前回ディーラーで取寄せた秘密兵器を取付ける事にします。
純正部品です。
左が元々着いていた物で、右が新しく取寄せた物。
ちなみに2本取寄せしてもらって¥504だった(安っ)
これは何のボルトだ?って話。
フロントストラット(ショックアブソーバー)の取付ボルトです。
Fit乗りの間では有名らしいんだけど、ストラットボルトを上記品に替える事で少しだけキャンバー角を付ける事が可能になると。
仕組みは単純で、右のボルトの方がネジ無し部分が若干細いんですね。
直径で1.2㎜程の差でしょうか。
そのクリアランスを使って、キャンバーを付けてしまおうと言う発想。
何でもFitのRSではこの部品が使われているとかいないとか・・・?
上と下、どちらの固定ボルトを交換するかは個人の好みで、自分は上を交換してみます。
ここもお約束の潤滑スプレーを吹きかけ&浸透させます。
この辺のボルトは締め付けトルクが高めなので、モンキー等の2点支持工具では不安です。
柄が長めのメガネレンチがベストかと思います。
手の力のみではナカナカ外れません・・・。
ハンマーでコツコツレンチの手持ち部分を叩いて行くと・・・、あれ、緩まない・・・。
そんな時は、昔からDIYな車整備で有効の”脚パワー”のお出ましです。
レンチに脚を掛けて、『えいやー』と。
結構強力で、アッサリボルトが動き始めます。
すごいぞ、脚パワー。(ある意味危険なので真似しない方が・・・)
無事外れたら、新しい細めのボルトと取り替えます。
ちなみにキャンバー角を付けるには、下側のボルトも緩めておく必要があります。
あくまでも”緩める”だけです。
2本とも外してしまうと、ハブが外れてドライブシャフトが抜けて・・・と、大惨事になるのでご注意を
さて、上のボルトを交換した後、下のボルトを緩めた状態で、ハブ全体を力いっぱい上に押し上げます。
そうする事で下のボルトが支点となり、上のボルトのクリアランス分だけハブ上部が内側に入ります。
そう・・・、キャンバー角が付く訳ですね。(かなり微小だけど)
その状態を維持しながらボルトを締め込んでハブとストラットを固定します。
上のボルトがピカピカしてて、いかにも交換しました感がアリアリです
ちなみにこの状態での上部ボルトのハブ位置は・・・
わかります?微妙にズレて内側に入っているのが。
ボルト径の差が1.2mm位だったので、1mm位は内側に入っていると思います。
最後にパーツクリーナーで潤滑スプレーの油分を洗い流して終了です。
反対側も同様に施工し、作業終了です
ついでなのでブレーキパッドの残量もチェック。
ピンボケで良くわからないけど、肉眼確認では残量OKですね。
さて全てが終了してタイヤを装着して見た目測定をしてみると・・・、
ん~・・・、キャンバーが強くなったような気がしなくもない・・・
ちなみに感覚調整でやってみたトー調整は、と言うと、
何となくステアリングセンター付近で調整が出来ていた様子。
欲を言えばもう少し左に寄っても良いかも・・・?
でも一発でこの位置を出した自分の感覚が・・・怖い
これでトーを若干アウトに振って、キャンバー角も従来よりも若干強めになった我が家のモビリオ君。
タイヤの外減り症候群は軽減されるでしょうか
その結果は数か月~数年経たなきゃわからないかもね
それよりも、整備中に気になったのがストラットのダストカバーの状態・・・。
カバーと呼んで良いのか?と言うほどに朽ち果てた姿がそこに・・・。
ストラットも相当抜け抜けなんだろうけど、不快なピッチング等あまり感じないのも不思議。
替えるべきか、その分のお金を車を買い替える時(当分未定)の為に貯蓄するか。
どっちが良いのやら・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます