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You got a movie

自分が見た映画をきままに記録したブログです。もしまだ見ていない人が御覧になっても興味を損なわないようにしています。

スタートレック イントゥダークネス 

2013-09-17 19:45:16 | 映画[サ行]

 

JJ.エイブラムスによる全く新しいスタートレックシリーズ。2作目を見て益々このシリーズが好きになった。 初期のスタートレック(当時は宇宙大作戦の名称でした)も、また、何度も放映された再放送を漁って見ていた私にとって、この新しいシリーズは とても一言では表せないほど感激ものだ。スポック、ドクターマッコイ、そしてカーク船長までも 初代のシリーズの主人公たちの面影を彷彿させる。同じ初代の面々が主人公なのに、物語は斬新で最も未来的、映像はこれまでのスタートレックでは一度も見たことが無いようなスケールの巨大さに臨場感と迫力が伴っている。やはり、JJ.エイブラムスの才能の凄さと言える。

主人公や登場人物の魅力を最大限に引き出す力も凄い。映像だけでなく人間味を感じさせるストーリー展開にも、のめり込んでしまう。

見どころが数多く詰まっているため、凝縮された132分に目が離せなかった。ファンにとっては素晴らしいの一言だ。

 



007 スカイフォール

2012-12-11 19:32:08 | 映画[サ行]

ダニエル・クレイグ主演のシリーズ3作目、そして007シリーズ 50周年目の作品。

 最初の13分間のオープニングは息をもつかせない追跡シーンの連続。これはこのシリーズのお決まりになっているがなかなかのもので今回も驚かされた。車での追跡の次はバイクで建物の屋根を走り回り、あげくは列車の屋根の上での死闘になる。新しさは無いが見応えはある。

そして007のタイトルバックへとつながるが、アデルの主題歌が高揚した気持ちを癒してくれる。この歌声はさすがだ。

 のっけから期待に答えてくれるのだが最後までとはいかなかった。ダニエル・クレイグの007はより人間味が有って好きだが、007には無くてはならない華やかさやとてつもなくスケールの大きな映像などが無かったのも寂しい。

今回は50年目ということで区切りを付けたのか、次には全く新たな007が待っているのか、期待を持たせる50周年記念版だ。

 

12/1公開『007 スカイフォール』予告編


猿の惑星 「創世記(ジェネシス)」

2012-04-24 19:10:30 | 映画[サ行]

 
猿の惑星「創世記 ジェネシス」、この作品を見て久々の感動を覚えました。私の映画への思いや考え方を作ってくれたのが子供のころに見た「2001年宇宙の旅」と、「猿の惑星」のふたつの映画です。第一作の猿の惑星は44年前の作品ですが、すでに何度もテレビで放映され誰もが知っている作品だと思います。その衝撃的なクライマックスの映像は映画史に残るものとなっています。それと同時に特殊メイクの凄さには見た人誰もを驚かせたと思います。
 創世記ジェネシスが過去の猿の惑星と違うところが、登場する猿はすべてコンピューターグラフィックで描かれた猿ということです。
過去の猿の惑星で描かれた登場する猿たちを見たときにも映画の素晴らしさを感じたものですが、今回の作品はその時に何故か忘れ去っていた、本当ならもっと猿らしく表現して欲しかった何かを、あらためて完全に表現しているのです。それは 過去の猿の惑星では描くことができなかった実際の猿の俊敏な動きであり、人間とは異なった瞳や表情なのです。

 過去の猿の惑星と比較することは決してできないのですが、猿の惑星という映画自体を現代の映像技術を駆使して、作り上げてくれた本当にファン待望の映画だと思います。



この作品を見ていても立ってもいられなくなりました。2年ぶりの投稿です。また、同じように私を奮い起こしてくれる映画がどんどん現れることを願っています。


過去の猿の惑星
「猿の惑星」



シャーロック・ホームズ

2010-03-22 22:49:26 | 映画[サ行]
監督   ガイ・リッチー
キャスト ロバート・ダウニー・jr
     ジュード・ロウ
     レイチェル・マクアダムス

探偵物の原点とも言えるシャーロック・ホームズを絶好のコンビを主役に据えて、ガイ・リッチー監督が映画化。
 ホームズ役のロバート・ダウニーJr.はあのアイアンマンの社長役のイメージをそのまま持ってきたような、頭が斬れて腕っ節も強いが見るからにちょい悪おやじ風。ワトソン役のジュード・ロウが逆に英国紳士になり切って、この二人が絶妙のやりとりを繰り広げる。

 映像は少し暗いトーンだが、19世紀末のロンドンの情景をうまく描いている。特に大型の船を建造中の造船所を舞台にしたり、建設中のタワーブリッジの上で戦ったりと産業革命後どんどんと進歩を遂げるイギリスの当時を垣間見れる。実際にビックベンのある国会議事堂の窓から川に飛び込むシーンやセントポール大聖堂など象徴的な建物が出てくるのも良かった。

 シャーロック・ホームズが原作では拳闘家だったことは余り知られていないが、このキャラクターはかなり冒険的。宿敵のモリアーティ教授がそれと思わせる人物として最後の方に登場するが次回作で明らかにするのか、連続ドラマと見間違う少し不親切な運び方だった。やはりビギンものと言える第一作は丁寧な人物紹介や物語の背景の紹介をする方が良かったと思う。


 ファミリー度 75点 カップル度 75点 映画好き度 75点

シャーロック・ホームズ 予告


サロゲート

2010-01-24 22:28:21 | 映画[サ行]
監督    ジョナサン・モストウ 
キャスト  ブルース・ウイルス
      ラダ・ミッチェル
      ロザムンド・パイク
      ジェームズ・クロムウェル ほか     
 
近未来、本人そっくりの身代わりロボット「サロゲート」が氾濫した社会に起こる問題をアクションシーンもふんだんに盛り込んで描いたブルース・ウィルス主演のSF。
あのアバターを見た後だからか、この映画、映像が古ぼけていて、時代遅れに感じられる人も多いはず。サロゲートを人間が演じるのはいいとしても、サロゲートを売る店におかれている見本のサロゲートが見るからにみすぼらしい。製作費自体、格段の差が有るのだが観客は同じ料金を払って見るのだから、もっと手を掛けた映像にして欲しかった。

しかし、ストーリー自体はサスペンスチックな刑事ドラマでもあり、面白い要素がたっぷり。サロゲートとの間での異色のカーアクションも楽しい。あまり突っ込まずに、他と比べることもしないで楽しむのがいい。
 

 ・・・でも。アバターを2回見てようやく、この映画を観る気になりました・・(笑)

 ファミリー度 70点 カップル度 75点 映画好き度 70点

Surrogates Japanese trailer



サブウェイ123 

2009-09-12 23:02:39 | 映画[サ行]
監督   トニー・スコット
キャスト デンゼル・ワシントン
     ジョン・トラボルタ
     ジョン・タトウーロ ほか

 デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタが競演するということで作品のレベルは否が応でも上がっていて期待しつつ鑑賞。しかし残念ながら脚本と演出に物足りなさを感じる出来だった。1974年に公開された映画「サブウェイ・パニック」のリメイクで、これが名作との評判高く、これと同じ様に手に汗握る展開の面白さを求めてしまう。しかし、デンゼル・ワシントン演じる地下鉄職員と犯人トラボルタの頭脳戦というふれ込みに対しても、いつまで待ってもそのような頭脳戦は出て来ないし、犯人たちの計画もはっきり言ってお粗末。人質の命か次々と失われるという緊迫感がもっと出ていればと惜しく思った。
 だが、さすがデンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタと思わせる役作りで、このふたりの存在感は際だっていた。原作では主人公のガーバーは鉄道公安の刑事だったがこれを普通の地下鉄職員に変えて欲しいという希望を出したのはデンゼル・ワシントンだったとのことで、見る側が親しみの沸くガーバー役を自ら太ることで風貌を変えてまでして演じきっている。トラボルタも僅かなことで激高する悪人キャラをさすがと言わせるくらいに怪演している。このふたりの個性有る競演がこの映画の見どころだ。


 ファミリー度 70点 カップル度 75点 映画好き度 75点

サブウェイ123 2009年9月4日公開



「G.I.ジョー」

2009-08-08 19:50:49 | 映画[サ行]
監督   スティーヴン・ソマーズ
キャスト チャニング・テイタム
     シエナ・ミラー
     イ・ビョンホン
     レイチェル・ニコルズ ほか

 「ハムナプトラ」の監督 スティーヴン・ソマーズの最新作。世界中から精鋭を集めた機密部隊 GIジョーが悪の組織コブラに立ち向かう姿を描く。VFXを限りなく使ったまさしくSF痛快劇画の第一話。(・・っぽい)
 GIジョーはバービー人形の男子版としてのアメリカのフィギア玩具で、これももともとはアメコミに端を発したようだが、のちにテレビアニメ化されたもの。
少しでも登場人物を知っていれば、その「ビギンズ」をストーリー化しているので映画の面白さも変わったように思うが、知らないとヒーローが多すぎて最初は誰が主人公なのかが判らない。
 
 映像は凄いというかあそこまでやると現実感が薄れ、本当に劇画の中の世界に思えてくる。街での追走劇では行き交う車を数限りなく巻き込んでしまうし、走っている列車の窓は突き破る。あげくはエッフェル塔まで倒してしまった。北極海の海中を想定した敵の巨大な基地への攻防戦はまるでスター・ウオーズの海中版。
GIジョーで遊んだアメリカや日本の古い世代はこの派手な空想の世界に拍手喝采かも知れない。ハムナプトラシリーズの監督なので、ブレンダン・フレイザーやイムホテプ役のアーノルド・ヴォスルーらも競演。とてもサービス精神旺盛な映画である。

 ファミリー度 75点 カップル度 70点 映画好き度 65点



「G.I.ジョー」予告編



Star Trek スター・トレック

2009-06-06 00:01:14 | 映画[サ行]
監督    J・J・エイブラムス
キャスト  クリス・パイン
      ザッカリー・クイント
      カール・アーバン
      ゾーイ・サルダナ
      エリック・バナ
      ウィノナ・ライダー
      サイモン・ペッグ

 若き日のジェームズ・T・カーク、バルカン星人との混血のミスター・スポック、ドクター・マッコイなど多少歳を重ねた大人で有れば皆知っているメンバーの若き日と宇宙船エンタープライズに搭乗することになるまでのいきさつを最新のVFX技術と特徴的な人間描写で描く。
 スタートレックのこれまでの映画化でどうしても逃れようのなかったマンネリズムだが、この作品はまさしくこれを脱したのではないかと思った。とても新鮮でとても楽しく作られている。話題性ではターミネーターの陰に隠れた感があるが、この映画は期待以上に面白かった。本当にミスター・スポックの若いころと思わせるザッカリー・クイント、ミスター・マッコイも同じように懐かしさを感じさせる。その他の登場人物も見るたびにささやかに感激した。圧巻は本当の懐かしい彼も登場させてくれたこと。とても素晴らしい。緻密で高度な戦闘シーン、迫真のアクションにテンポのいい展開と言うことなし。USSーENTERPRISEと書かれたあの巨大な船影が画面に登場したとき、何とも言えない感慨が有った。熱烈なファンには物足りないところも有るかも知れないが、もうひとつの新たな「スター・トレック」の始まりとして見るととてもいいと思う。

 ファミリー度 90点 カップル度 85点 映画好き度 85点

Star Trek 2009 - "The Best Star Trek Ever???"





『重力ピエロ』

2009-05-29 22:39:30 | 映画[サ行]
監督   森 淳一
キャスト 加瀬 亮
     岡田将生
     小日向文世
     鈴木京香
     渡部篤郎 ほか
 
 
 アヒルと鴨のコインロッカーや死神の精度の伊坂幸太郎が書いたベストセラーミステリーの映画化。仙台のある町で起こった連続放火事件に絡むある兄弟に起こること、そしてその家族に隠された事実から、兄弟と父親との繋がり、家族の人間模様を描く。個性派の配役が難しい題材を観せるものにしている。とても辛い運命に見舞われた家族だけれどとてつもなく強い。弟の春は本当なら自暴自棄になってしまいそうだが、クールで落ち着いている。それは暖かい兄や両親に囲まれた環境で育ったせいだろうか。でも内心では兄が近くに居てくれることを望んでいる。映画化が難しいと言われていたらしいけれどそれはモラル的にと言う意味なのか?結末を見てそう思った。「春が二階から落ちてきた」と言う印象的な文句が映画の中でも生きる。謎解きやミステリーらしさはかなり薄れているので、人間ドラマとして見るとよいと思う。配役が皆合っていて、それに魅了されるし、原作に豊富に散らばめられたように、所々に出て来る「言葉」が心に残る。そんな映画です。
 
ファミリー度 70点 カップル度 75点 映画好き度 75点

映画『重力ピエロ』予告編



スラムドッグ$ミリオネア

2009-04-29 10:27:35 | 映画[サ行]
監督 ダニー・ボイル
   デーヴ・パテル
   フリーダ・ピント
   マドゥル・ミッタル
   アニル・カプール ほか

 アカデミー賞 最優秀作品賞ほか7部門受賞
 ゴールデン…グローブ賞 最多4部門 受賞

 インド人の俳優、スタッフを用いてイギリス人監督が撮ったオスカー最優秀作品。インド最大のスラム街であるムンバイ育ちの主人公ジャマールが警察で取り調べを受けているところから始まる。どうして警察にという疑問から、だんだんと彼の真実の話に引き込まれて行く。世界中で番組化されている「クイズ・ミリオネア」で正解を続けているということから、観る側は親近感を憶えるのだが、彼が語る生き様からインドの一部の苛酷な実体を知る驚きと交差して観るものを離さない。宗教暴動の巻き添えで母親を失い、生きるために物乞いを強いられ、兄妹のように育ったラティカとも離れ離れになり、再会もつかの間、実の兄からも辛い仕打ちを受ける。取り調べをする警部もジャマールの生い立ちと恋人を思い続ける哀しい思いを自分の心に少しづつだがしっかりと受け止めて行く。そして、最後にはジャマールを疑わなくなってゆく。このジャマールの半生と最後の一問に至るまでのクイズの進行とが絶妙にシンクロして最後の結末へと導かれる。オスカー受賞はこのあたりの構成の素晴らしさが由縁と強く感じた。
 現在、すざまじい発展をしよとしているインドだが、その裏での苛酷な貧困や宗教問題の実体を問いながら、誰もが心を温かくするジャマールとラティカの恋にスポットを当てる。監督が英国人だということと、あまりにもインドの一部分だけを露呈させているということでインド国内では賛否も有るようだ。
実際、この映画では映画としての作りはとても良いのだが、最後の結末では深い感動というよりも驚きと寂しさの方が強く感じられた。
 ただ、映画の最後には歌と踊りが待っている。(↓動画をクリック)それまでと反してこれが良い余韻を作ってくれている。インド映画にはつきものというこの歌と踊りが持つ効果も高いのではと思う。

ファミリー度 80点 カップル度 80点 映画好き度 90点

Pussycat Dolls - Jai Ho