You got a movie

自分が見た映画をきままに記録したブログです。もしまだ見ていない人が御覧になっても興味を損なわないようにしています。

ゾディアック

2007-06-22 22:35:07 | 映画[サ行]
監督 デビット・フィンチャー
出演 ジェイク・ギレンホール 
   マーク・ラファロ
   ロバート・ダウニーJr

 この作品は見る人の期待によって評価が大きく違うと思う。フィクションのような派手さやエンターテイメント性が無いから、はらはらドキドキを求める人には長く単調で物足りないかもしれない。私はというと・・・実際にあった事実への興味がつぎつぎと面白さを引き出し、いつの間にかのめりこんでいた。
それと、感心したのは1970年代のアメリカの描写。町並みから建物の内部、車などの乗り物、衣服から生活用品その時代に入り込んでしまうような気分にさせられた。おそらく時代背景に合わない場所や乗り物は場面から外す大変な苦労があったのだろうと思う。
 この事件が解決されないことから、早く解決させて欲しいという意味で映画「ダーティー・ハリー」が作られたということを後から聞いた。そのダーティ・ハリーの映画を観る場面も映画の中に描かれていたけれど、あれは捜査の行き詰まりを示した象徴だったのだなと思う。ひと味違った映画だった。
ファミリー度 60点 カップル度 65点 映画好き度 75点

プレステージ

2007-06-10 22:30:57 | 映画[ハ行]
監督 クリストファー・ノーラン
出演 ヒュー・ジャックマン
   クリスチャン・ベール
   マイケル・ケイン

時系列がばらばらで最後の場面の一部が最初に出てきたり、この場面はいつの場面か?と終始考えながら見ることが多かった。ここまで凝らなくてもいいとも思ったけれどストーリー全体が回顧調で独特の雰囲気をつくり上げるのには必要だったのか。だが、SF好きなこともあってなかなか面白かった。瞬間移動のあのどこかで見たような箱が出てきたときにはあの映画「フライ」のボッドを思い出した。でも純粋にマジックに興味のある人には残念で仕方無かったろうナ。それにこの仕掛けも納得がいかなかったと思う。
ファミリー度 70点 カップル度 75点 映画好き度 70点

ザ・シューター「極大射程」

2007-06-08 23:40:55 | 映画[サ行]
監督 アントワーン・フークワ
出演 マーク・ウオールバーグ
   メイケル・ペーニャ
   ダニー・グローバー
   ケイト・マーラ

 原作が「このミステリーがすごい!」の海外作品部門1位を取っただけあってストーリーが面白く、マーク・ウオールバーグが演じる孤高の射撃のプロが描くプロフェッショナルぶりに爽快感があった。リーサル・ウエポンでメル・ギブソンの名相方を演じたダニー・クローバーが演じる悪役も違和感もなく悪に徹していたと思う。
自分を抹殺しようとする悪の親玉から自分や自分を助けてくれる者達を守るために果敢に挑んでゆき、多くの追跡者をやっつけてゆくのだが、あまりにも倒さなければならない敵が多すぎて、これらを次々と倒して行く時には、この追跡者たちはただ命令されて動いているだけなのにという感が次第に湧いてきた。銃社会のアメリカだから、このような感情が湧くのがおかしいのかといささか考えた。ただ、本当に悪い権力を持った数人をやっつけた時にはもう何も不満は無かったけれど。
面白さといい、テンポといい満足できた映画だった。
ファミリー度 60点 カップル度 70点 映画好き度 85点

しゃべれどもしゃべれども

2007-06-02 00:20:50 | 映画[サ行]
監督 平山秀幸
出演 国分太一   
   香里奈   
   徳永悠希   
   伊東四郎   
   八千草薫
 
 久々にほのぼのとしたいい映画でした。国分太一はしっかりと見せてくれています。香里奈は元から魅力的ですが、ストーリーの展開と共にさらに魅力的に見えてゆきます。子役の徳永悠希はオーディションで落語を披露してびっくりさせたというエピソードが示すように小生意気にもやってくれています。三丁目の夕日を思い起こさせるような懐かしい雰囲気は、温かい下町の情緒と八千草薫の優しいおふくろさん(太一のおばあさん役でしたが)が有ってこそでしょう。伊東四郎も味があります。次第と目頭が熱くなっていったあの心地よさは、これら全ての登場人物が醸し出したものです。好きな映画がまた増えました。
ファミリー度 95点 カップル度 90点 映画好き度 90点