「愛しい風」へようこそ・・
庭に咲く花便り・いつか何処かで見た風景・
旅先での一期一会・心の小箱のお気に入りたち。
移りゆく季節の中で、日々の想いを綴っています。
風を感じて立ち止まっていただければ
嬉しいです。
お盆のお墓参りに帰省した主人の実家は
白砂の浜辺と山に囲まれた小さな田舎町
静かな入り江なので
昔は海水浴客で賑わっていたものでした。
小さな海の家もいくつかあり
浜辺ではキャンプを楽しむ人たちの
テントの花が咲いていたのが
懐かしく思い出されます。
古時計のある木造校舎だった小学校
いつの間にか
真新しい校舎に建て替えられてしまい
小・中学校が統合されていました。
自分の母校ではないけれど、
あの味わいのある古びた木造の校舎が
大好きでした。
写真を撮るのを楽しみにしていたのに
残念でたまりませんでした。
ヤマモモの大木と
見事な藤の大棚だけが
静かに変わりゆく時代を
黙って見守っているような気がしました。
流れゆく川も
ペンキの禿げた赤い橋も
何ひとつ変わってはいないけれど・・・
若い人が少なくなり
空き家が目立ち
ここでも
時代の流れを感じずにはいられません。
でもどこか懐かしい匂いのする
海辺の田舎町です。