愛しい風

人生は一期一会。今日という日を大切に・・ご訪問ありがとうございます

「愛しい風」へようこそ・・

庭に咲く花便り・いつか何処かで見た風景・ 旅先での一期一会・心の小箱のお気に入りたち。 移りゆく季節の中で、日々の想いを綴っています。 風を感じて立ち止まっていただければ 嬉しいです。                                                     

零れ桜

2023-04-05 21:26:00 | 写真詩



約束された未来など

あるのだろうか…





最期まで潔いほど

美しく

風に舞いながら

落ちてゆく


桜の花びらに問いかける





季節が巡りまた来年も

ここでこうして

あなたと

散りゆく桜を

見上げていたい…









儚いからこそ

人は桜を

美しいと感じるのでしょうね





真夏の昼下がり

2022-07-21 12:26:00 | 写真詩











川面をかすめる風が、


思い出のページを繰り始めて、


既視感(デジャブ)を連れてきた。





吸い込まれてゆくような


深い緑の静寂の中。




渦巻くような熱気に眩暈を感じ、

指の隙間から

記憶の砂が零れ落ちた。




Mid Summer・・

真夏の昼下がり




忘れかけていたあの日が

また甦る。










Mid summer afternoon 〜真夏の午後3時〜

2019-08-16 16:37:28 | 写真詩








Mid summer afternoon




風の音だけがサラサラと流れていく



日差しを遮るひと時のオアシス





あの夏の陽炎のような



揺らめく想いは



どこへ消えてしまったんだろうか・・










真夏の午後3時は



ノスタルジックなライム色















月の道

2019-01-13 16:55:41 | 写真詩



満月の前後、

数日間だけ見ることが出来る月の道。


月光が海面に映って

細長いムーンロードが現れる。



午前2時…

眠りに落ちた静寂の海と月光が織り成すその帯は、

何処までも神秘に満ちていた。









2018.10.23(青森県 陸奥湾)
明日は満月です



深まりゆく秋

2018-10-12 22:19:47 | 写真詩









昨日はきのう

今日はきょう

そして

明日のことは誰にもわからない


そんなことを呟きながら

折れそうな自分を励ましてみたりする



夕暮れの空がいつのまにか、

深い秋の色に変わっていたことさえも

気づかずにいたけれど・・


足早に過ぎてゆく秋の空に

長かった1日が

今日も終わろうとしている。













梅雨入り

2018-06-08 10:31:28 | 写真詩






5月の若葉の波打つようなグラデーション。

萌える新緑の息吹き。

透き通った空色の風。









でも季節はいつも駆け足で巡り来る






アーリーサマーな午後。


不意に流れてきた懐かしい曲に

感傷的になってしまったのは

思い出のページが繰られたから?

それとも初夏のウエットな風のせい?






見上げた空が雨が近いと教えてくれた。

























アーリーサマーな午後

2018-04-21 15:39:56 | 写真詩




騒めいていた風が

いつもの静けさを取り戻していた。




アーリーサマーにはまだ少し早い

夏の色を纏った午後





季節は生き急ごうとするかのように

春の色を散らし

目眩のような南国の風を連れてきていた。



終着駅はまだ少し先だけれど、

時には途中下車の旅も良いものだ。


そう呟く誰かの声が聞こえた気がして

片道切符の心の荷物が

ほんの少し軽くなった。