「愛しい風」へようこそ・・
庭に咲く花便り・いつか何処かで見た風景・
旅先での一期一会・心の小箱のお気に入りたち。
移りゆく季節の中で、日々の想いを綴っています。
風を感じて立ち止まっていただければ
嬉しいです。
読書の秋です
辻 仁成さんの本は今までに数冊読んだだけなのですが、
「冷静と情熱のあいだ」「サヨナライツカ」など映画化されたものを観て
何となく自然に惹かれるものを感じてはいました。
辻氏のことは美穂さんのパートナーであることくらいしか
意識したことはなかったですが。。。
不思議な感性を持つ作家さんだと感じます。
辻氏の書く文章は無理なく自分の中に入ってくるのですね。
人によっては好き嫌いが激しく分かれる作家さんのようですけどね
私はあと何冊か読んでみたいなぁ・・と思いました。
この「ECHOES-木霊」はエッセイです。
過酷な世界を乗り切る「突破力」とはなにか?人の縁とはなにか。家族の絆をいかに深めるか。外国でどう働くか。そして困難な時代を生きるためには。ECHOESの熱き名曲とともに書き下ろす、体験的メッセージ。 (解説より)
最後の方に書かれていた「永遠の今」という意味に惹かれました。
“永遠の今というのは、瞬間のなかに永遠がある、ということではなかろうか
これはつまり、無限は有限と一緒であり、永遠は一瞬や現在と一緒であることを意味する。
生と死もこれに当てはまるのじゃないか、と思うことがある。生は死の中に、死は生の中に、ということだ。
冒頭で話をした、道元の池に映る月の話を思い出していただきたい。
道元は、池に映った月も、空に輝く月も、どちらも本物の月だ、と言った。
永遠の今がそこにある。
このような、「永遠の今」という考え方によれば、私たちは永遠を生きることができないけれども、
一瞬の中に永遠をみつけることが出来るかもしれない、と悟ることも可能なのである。”
興味のある方はいかがですか
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