「愛しい風」へようこそ・・
庭に咲く花便り・いつか何処かで見た風景・
旅先での一期一会・心の小箱のお気に入りたち。
移りゆく季節の中で、日々の想いを綴っています。
風を感じて立ち止まっていただければ
嬉しいです。
「道のむこう」より ベルンハルト・M・シュミッド
どこまでも遥かに続いている道というものに何故かいつも心惹かれます。
あの道の彼方にはどんな景色が広がっているのだろうか・・
道の終わりには何が待っているのだろうかと想いをかきたてられるのです。
一本の道を人生に例えるならばその道にはいつか終わりがあるのでしょうか・・
その道は深い森の奥深くを通ったり、険しい岩場を蛇行して通ったり
草原を緩やかな弧を描いて続いたり、岬へたどり着く道だったりします。
自分に少し無理をさせてしまった時には、道端に寄って走り過ぎる車を見送ればいい。
疲れ果ててもう一歩も動けない時には、原っぱの真ん中で寝そべってしまってもいい。
道はいつもそこにあり、明日へと続いているのです。
今日一日を無駄に過ごしたからと言って、明日が見えなくなるわけじゃない。
少し休んだらまたその道を歩き出せばいいのです。
丘の向こうはここからは見えないけれど道は続いています。
荒涼とした地平線の彼方は見えないけれど、世界がそこで終わるわけじゃない。
灯りのない夜道をただひたすら歩くのは誰でも不安になるものです。
でも夜明けまえの深い蒼に耳を澄ませば、静けさの鼓動がかすかに聞こえます。
あの道の彼方には新しい今日の始まりがきっと待っているはずです。
※ ※ ※ ※
坂道を登りつめると断崖絶壁の海に出ます。
そこで行き止まりだけれど彼方には水平線が広がっている・・
道はまだ続いているのです。
いつも来ていただいてありがとうございます
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