8月12日付で、キネマ旬報社から片桐はいりさんの表題の単行本が出ていました。
何となく表紙と「入り」が面白いです。キネ旬の連載みたいです。
「アホみたいに映画に取りつかれたもぎりの日々(学生バイト)」の話で面白かったのですが、
最後に「連載のトリとして、一日もぎりをします」がありました。
訪れたのは立川だそうです。新宿といって直ちにピカデリーを差さないように
最初はあそこかと気付かずスルーしてましたが、最後にこう書いてありました。
片桐さんが突然バイトと同じTシャツミニスカで、普段彼らがやってる
客前での地声での場内アナウンスをお客さんにノー事前情報でやるんですが
「それをまた映画館の人も面白そうに見ているのであった」。それは全然いいんですが、
「この立川の映画館面白くって、(中略)マイケル映画のスタンディング鑑賞を企画したり」
あー! です、もちろん^^。
訪れたのは4月8日だそうで、再上映の終わり(1月末)とアンコール上映
(監督に話したのが5月、上映が6月)の中間くらいで、何もない時期の事です。
再上映の時は、ライブ上映なかったと思うので、ソニーのサイトに出ているのとは別に
独自スケジュールで3月とかにライブ上映をやっていたのかもしれません。
キネマ旬報読んでおけば、6月のまさかのアンコール上映は確実に最初から
ライブ上映が分かったということになります。
ところで、本には「世界に類を見ない音響設備」みたいのも、書いてあったと思います。
なぜそんな映画館が突然立川にあって、しかもライブ上映はともかく通常上映はあまり人が入っていないのか。
ソニーの携帯メルマガでも全然見なかったと思います。
映画館自体は、独立館(これも本に書いてあります)なので宣伝行き渡らないかも知れませんが、
下手に宣伝して、渋谷とかに似たような会場が出来て客を取られるのを
避けてくれているのかもしれません。
立地条件も書いてありました。「基地の跡地に突然ある映画館」。
音響と言ってもスピーカーとかの事でなく、建物全体がコンクリ打ちっぱなしで
全体の残響で… という事なので、ライブ上映したら、建物が揺れるのかもしれません。
それこそ基地跡地くらいでないと、建築規制に引っ掛かるのかもしれません。
まだ出来て10年はたたない、新しい映画館だそうです。
ツアー本体が無くなったのは残念ですが、せめてリハ映画が見られて、
しかもこんな映画館があって良かったと思います。
だって多分マイケルが亡くなってからこんな映画館を構想しても、間に合わないです。