日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

野球親爺さんの歩きをマル写しのつもりが、地図を忘れて超独創ある記 古賀志山塊/天狗鳥屋、盗人岩

2013-12-30 13:01:43 | 山行

入山日 2013年12月29日(日)  (晴)   単独     (鞍掛、古賀志の稜線に登りつき、見えた盗人岩方面。すぐ足元の尾根型を急登してきたけれど、その尾根は急すぎて見えていない。)
こんばんは、ぱくりハイカーのななころび”です。 ちょっと前に野球親爺さんが、古賀志山塊の盗人岩を歩かれました。http://ashitaka76.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/m-9bb0.html
その記録を見て、どの地点が盗人岩か初めて判りました。盗人岩って馬蹄形縦走と同じくらい、古賀志山の中を歩いていると、リピータのおやじさん達の口からでてくる地名。でももちろん地形図には描かれていないし、はっきり言ってどこの事やら全くわからず、その記録を見て初めて知ったのでした。通常駐車ベースにしている森林公園側からは、鞍掛、古賀志の稜線を超えていったん下った山の向こう側にあるというイメージになります。結構、この位置関係は魅力的。
冬休みは、ちょっと泊まりで奥多摩方面に遠征を考えていたのですが、直前に親爺が入院になってしまい、近場歩きしかできない私にはちょうどいい素材提供になりました。歩く計画は、前回すぐ脇を通過してしまった天狗鳥屋を経由して林道のどこかから中尾根に東から合流し、あとは野球親爺”さんの歩きを丸写しの予定、。 朝7時にマイナス4度Cの今市を出発して、未知の盗人岩周辺歩きを楽しみにして出発したのですが・・・

この日最初のターゲットは前回、到達に失敗した天狗鳥屋。森林公園Pから前回と同じルートで登り、この日は左折ポイントもしっかり把握し、無事到達。この時期にしても、眺望はほとんどない。西に古賀志山の塊のようなものが木々の枝越しに薄っすら見える程度。



この日朝、車で登山口まで走っている最中に、地図をザックに入れ忘れたことに気づく。最近、古賀志を歩く時に、よく使用していた地形図のコピーと、野球親爺さんのトレース付き地図の印刷をわざわざ、目立つように机の上に置いておいたのに・・・。がっくり、気づいた時は、もう10分以上は走っていた地点。戻るのもちょっと億劫で、そのまま走った。今日は、既に何度か歩いて地図なしでも行ける範囲での、トレーニングに切り替えかな。これで、盗人岩を含む稜線北側の未知の部分の大部分は、歩けないことになるのだろうなあ、というのがその時の頭の中。
天狗鳥屋を踏んで東の尾根に数分歩いて戻り、そのまま北上する。林道を横切りそのまま尾根に取りつくと、北尾根歩きになる。これは前回やった。今日は地図を忘れて、意気消沈状態。ここに来るまでは、このまま歩いたことあるこの北尾根北上、稜線に出て559Pを回って富士見峠から一般ルート下山あたりを考えていた。林道に出て、ちょっと考えが変わる。やはり、少しは知らないルートも絡めてみたいとの気持ちが出てしまう。山の中の地形は昨日までに頭の中に入ったつもり。複雑な林道線がよくわからない。 ここは林道を右折(西方向)し林道を緩やかに下る。数分で林別の道に合流、ここは左へ(たぶん)、そのあとすぐまた分岐ここは右へ、そのあとまたすぐ分岐ここは左へ・・・。ロープで通せんぼしている林道に入った。(P ↓)
この入り組んだ林道の位置関係、地形図を見ながらの歩きなら何とか把握もできるのだろうけれど、今日のように地図なしだとさすがに、さっぱりわからなくなった。 
通せんぼ林道を緩やかに登って数分、北上した。この林道は荒れていて、自動車はちょっと走れなさそう。


COURSE: 森林公園P 7:55 ・・・ 天狗鳥屋 8:26 ・・・ ヤブ尾根入り 9:11 ・・・ 鞍掛,古賀志間稜線に出る 9:52 ・・・ 鞍掛,古賀志間稜線から反れる 10:01 ・・・ 盗人岩 10:44 ・・・ 鞍掛,古賀志間稜線に出る 11:43 ・・・ (北尾根経由) ・・・ 北尾根入口(林道へ下) 11:48 ・・・ 森林公園P 12:40

計画変更後の予定では、中尾根の北に走る林道を歩き、適当なところで踏跡を見つけ中尾根にのり、559至るつもりでいた。通せんぼ林道も別の林道に合流、そこは左。すると、すぐに歩いていた林道の脇に、まずまずいけそうな尾根末端のような地点が出てきたので、そこから取りついた。最初は植林と倒木だらけの急斜面、何とか登ると幼木のヤブ混じりの軽いヤブ尾根に、途中目印がちらほらしたと思ったらそれも消え、上部に巨岩が見える急斜面になった。(P ↓) 枯れ葉だらけの急斜面をジグザグに登って何とか巨岩の一番下の部分に到達した。



登りつめた斜面の上部は巨岩の居並ぶ場所だった。岩を巻いて進む。


一番大きな岩にはロープがあったが、それは巻いて尾根通しに進むと、ほんのちょっとの進行で人の歩いていいレベルの尾根状になったピークに着く。(P ↓) そのピークには左サイドから軽く踏跡が登ってきていて、やはりマニアルートのひとつになっているのだろうと想像できた。
なな”の登ってき巨岩郡の方向へは、”行くな”的な枯れ枝の塊で通せんぼをしつらえてあった。


(そのマイナーピークからの559P方面。)



(日光連山方面。)


そのマイナーピークから(たぶん)559P、方面が見えた。えっ、すると今いる場所は中尾根の一角ではないのか、中尾根と北尾根の間に走る別尾根? 。 ただ、そのマイナーピークからは、信頼していい明瞭な踏跡があるのでそのまま進んだ。マイナーピークから数分歩き、最後はちょっと急に植林地を登り鞍掛,古賀志間稜線に合流できた。
(歩いてきた、マイナー尾根と鞍掛,古賀志間稜線の合流点。この絵の右から出てきた。普通に鞍掛,古賀志間稜線を歩いていては、絶対この尾根への入口は気づかないと思った。)



ほんの数分559P方面に鞍掛,古賀志間稜線を歩いて、植林に囲まれた小ピークに着いた。ここに来るのはもう何度目か、最初着た時はここの尾根分岐でずいぶん悩んだのが懐かしい。559Pへはここを左折が正解。ここを右折すると今市手岡に下るようだ。またこの右折は盗人岩への入口でもあるのは、野球親爺さんの記事をみて知っていた。ここでまた変な欲が出てしまう。盗人岩に行くのが今日の第一目標だったので行きたくなってしまったのだ。GPSは作動しているので、最悪の場合でも来た道を戻る覚悟で盗人岩方面にすすんだ。(P ↓)



途中尾根分岐が何度か、1,2ど真剣に悩むが、コンパスを見て北に進む。結構急に下る局面も経て最後は雑木と植林の斜面をいったん林道に降り立つ。
(林道へ降りてきて振り返った、降下してきた斜面)


林道利用してをしばらく進んだ。


林道す数分北に進み、見えてきた尾根末端から登ろうと回り込むと、鉄塔巡視色なのか樹脂性の階段取りつきがあったので、そこから斜面に取りついた。踏跡を追うこと数分で鉄塔に到達、そこから岩混じりの斜面を登って盗人岩に到着した。


鉄塔直下から、歩いてきた稜線方面。



盗人岩には山那板が豊富、反対側にも大きいのがあった。もちろん人はだれもいない。



盗人岩は三角点峰だった。



さて、ここからどうするか、野獣親爺さんはこのまま東に尾根伝いに歩き途中南東になにやら判りづらい尾根型のない地形を辿って、鞍掛、古賀志間の稜線に復帰さていた。今日の地図ナシの自分にはそれは無理。おとなしく来た道を変えるつもりで、まず林道まで来た道を4,5分下った。
(取りつき点近くにあった大岩)


林道に降り立つとここでも、また変な欲が出た。林道を少し行ってみて取り付けそうな場所から稜線に復帰してみようか。ダメなら戻ろう、そう決めて、林道を来た方向と逆にさらに進んだ。
途中すぐに林道から作業道らしき踏跡に目印が誘っていて、それに従う。(P ↓)



途中、林道がまた出てきたり作業道を歩いたりして、目の前に尾根末端が出て来た。


この辺特有の黄色っぽい綺麗な沢を超えて、この日2度目の未知のヤブ尾根入り。



最初は幼木のヤブ、でもなだらかでなんてことはない尾根。(P ↓) 一度また作業道を少し歩いて最後は露岩混じりのヤブの急斜面を、枝や岩に掴まって攀じ登ること数分。ようやく鞍掛、古賀志の稜線に復帰した。



(ヤブ尾根、最後の急傾斜地点。振り返ると、下方の先が見えてこない。)



稜線のこのピークに登りついた。


登りついたピークは北尾根と鞍掛山方面への分岐のほんの少し手前、1,2分ほど鞍掛山方面にあるくと、その分岐が出てきたので、北尾根方面に向かった。今日はもうこれで降りよう。そこからは北尾根を下って、下山。途中おやじさんが一人登ってきた。今日山中で会ったのは、この一人のみ。北尾根からは赤川ダム方面に下るよく知っている林道を利用してテクテク歩く。
(北尾根からの鞍掛山方面)


天狗鳥屋、西側末端部は恐ろしげな巨岩が連なる。



この日は、地形図を持ち忘れたせいで、当初考えていたコースと、意図せずだいぶちがった歩きになってしまった。登りで使った藪尾根の上部の巨岩郡は、431P南西約600m地点にあるピークだったのだろう。また、稜線に復帰した藪尾根は431p南西約100mピークの北の小尾根だったのだろうと思う。 地図を持たないで歩くのはご法度。何度も来て地形が頭に入っているつもりでも、やはり変な歩きになってしまったが、へんな達成感はある。 以後厳重注意。
最後に、赤川ダムから見た景色は晴れ渡り、素晴らしい山の稜線を見せてくれたいた。 ■■



k34は天狗鳥屋、k33はひとまずの林道横断地点。k55が盗人岩。 k6はこの日行かなかった559p。


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2 コメント

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Unknown (野球親爺)
2013-12-30 16:05:30
こんにちは お疲れ様でした。
古賀志山塊は縦横に踏み跡があって訳が分からなくなりますね。
記事を読ませていただいて思ったのですが、あのあたりの小さなピークをひとつずつ歩いてみるのもいいかも知れませんね。
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野球親爺さん (ななころび)
2013-12-30 17:07:20
こんにちは。
勝手にハンドルネームをタイトルに使用させていただきました。
今回は意図せずに変な歩きになり、未知のピークや尾根を歩きました。この時期そんなピークつぶしの歩きも素材が無くなった時など、いいかもしれません。確かに1年中、古賀志を歩いている人がいるのもうなづけますね。
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