2014年11月30日(日) 曇り 単独 (星野遺跡の公園から見た谷倉山の稜線)
こんにちは、今市のメタルにいさんです。
さて今日も”BABYMETAL”の話題から。このライブ快挙です。何が凄いかって、場所は英国ネブワースの野外メタルフェスなんですけど、間違いなく世界頂点のなな”の敬愛するアイアンメイデンやアンスラックスの観客を前に、しかも保守的な英国のファンが盛り上がっています。1つ目の曲のようなラウド系の曲があちらで受けるのはある程度理解できますが、二つめの曲のような綺麗なギターのツインリードを伴うメロスピ、くさメロ系の疾走曲で、客席にモッシュピットができているのは驚きであります。なんて、HM/HRに興味のないかたに言っても何を言っているかわからないですね。例えて言えば、wbcで日本の無名の高1くらいの青年が投げていて、大リーガーを並べたアメリカと試合をして7回裏まで1点リードしている、そんな感じです。
バンドやフロント三人のパフォーマンスも秀逸。前の娘達、万単位の大観衆のでかい会場で、外人なんて細かいところなんて観ていないのに、だれも気づかないような振り付けや表情を手抜きせずやっています。16歳のボーカルの歌声が空に響き渡っていくさまはまさしく感動的。よくあんな堂々としたパフォーマンスができるものです。異端でも邪道的でも、いいものはいい。さて、前置きが長くなってしまいました、山のほうに行きましょう。
(星野遺跡の公園の駐車場に車を止めた。本日はここが起点になる。)
コース: 星野遺跡公園P 9:21 ーーー 稜線到達 10:11 ーーー 谷倉山山頂 11:00-:14 ーーー 市堺***P 11:36 ーーー 星野遺跡公園P 12:52
前日の同曜日は、休日出勤として会社に駆り出されてしまった。ここのところ毎週1日しか休暇が取れていない。この日は紅葉も終わった季節でもあるし、あまり遠出をせず栃木100の未踏山のカウント歩きでもしようと思った。ガイド本指定の一番一般的ルートではちょっと面白くないので、いつもの自己流バリエーション歩きで行ってみよう。
星野の里は思ったより整備されていた、遺跡公園見物は後回しにして出発。人家の脇を通り林道に入る。振り返ると残っていた里の紅葉が綺麗で、ちょっと前に歩いた三峰山のギザギザが見えていた。
山口という集落から林道に入って二股に別れている林道の東側のほうの線に入って緩やかに登り歩き。林道は植林の中、沢沿いを短調に伸びている。林道の状態はかなり良いほうだった。
途中、ガイド本紹介の登り口らしい沢沿いの登り口に、小さく道標があった。その道標の入口(左折)は見送って、林道を進む。歩き始めて約30分弱の地点に、林道の右手に沢を渡り登っていく踏み跡があった。いつ右手の高みにある尾根によじ登ろうかを考えて歩いていたので、その踏跡を追ってみることにした。案外はっきりした作業用のような切り開きが少しの間続きちょっとだけ複雑な尾根の入り組みの中に緩やかに昇ていった。
(細い作業道に入って登った地点から、来た道を振り返る。)
作業道はすぐ複数数に分岐していって、なな”の追った踏跡はすぐに無くなってしまったので、磁石をみながら、東か少し南よりに植林の急傾斜を登った。(P ↓) 林道の南に伸びている尾根の339Pや493Pを歩いて山頂に達する計画で、できたら339Pあたりから踏みたかった。
急斜面の登りは最後は、葉の落ちた幼木の小ヤブになって枝をかき分けながら数分登って、予定していた稜線に立つことができた。
登りたった稜線はごく穏やかな尾根だった。道ではないのだろうがうっすら踏跡らしきものがあって、障害ヤブはない。予想した通りの展開だった。尾根にはたまに控えめな古い赤テープの目印あり。
(稜線からは進路左斜め前方に目指す谷倉山山頂部が見えていた。)
稜線は傾斜も登るのに苦痛な地点はほとんどなく緩やか。紅葉にはちょっと遅すぎた時期だけれど、もともと植林の多い山のような認識だったので問題なし。これからの季節、冬枯れの低山で日だまりハイクでのんびりルーファンもいいな、と思う。
あっと言うまのような、でも結構歩いたような気もするが、山頂に到着。山頂の一角に予想外に電波塔?(鉄塔)とその施設の家屋が建っていた。かなり広いスペースが伐採されてさら地状になっていて、約3年前のたそがれオヤジさんの記事で見る山頂写真と、かなり異なる。ここ3年の間に、かなり伐採されてサッパリしたのだろう。
(山頂のさら地に三角点がポツン )
広い山頂で切った丸太が積んであり、それをベンチにして小休憩と食事。ここまで、誰にも合わず、(結局終日一人も合わない山だった。)さすがにマイナーな山。ガイド本では正式な登山道もあまりない紹介だったので、こんな山にくるのは栃木100狙いの登山者か地元民くらいなのだろう。
山頂で数分食料を食べたりして休憩して、下山にかかる。下山の経路は西北西に伸びる尾根(市境尾根)を歩いて、途中ガイド本紹介の下山路としての破線路を見送り465pまで行って、そこからは南に方向を変えて、市境尾根を末端近くまで進むつもり。尾根末端付近をどう降りるかは、ちょっとだけ不安材料、その時の雰囲気で検討しようと思った。
(山頂直下は雰囲気のよい広い尾根地点もあった。この地点の少し先に悩みの尾根分岐があって、磁石で見ると進むべき西北西の方向は二つの尾根のちょうど真ん中だった。最初ほんの少しだけ誤り尾根の左に進んで、すぐ引き返して右の尾根に入って、正解だった。)
途中ガイド本紹介の下山路が尾根から外れて左折していくのを見送って、稜線を直進。その分岐には粗末な道標”谷倉山⇒”があった。その分岐前あたりから、どういうわけかそれまで無かったピンクの目印が頻繁に現れてうんざりする。わかりづらいポイントについているのでなく、ただ単にある程度の感覚で縛り付けていったという感じ。この山にほとんどまだ思い入れは無かったけれど、あまりの多さに途中から回収して回った。
465pはただの雑木の中のピーク、後ろには谷倉山山頂部が見えていた。そこからの市境尾根への下りがちょっとだけわかりづらかった。ピンク目印は南南東への明瞭な尾根型を降りていった。自分の行きたかったのはほんの少しだけ西よりの南尾根。雑木で尾根型が見えづらかったが、磁石をみながら進むと次第に尾根型がはっきりしてきた地点に乗ることができた。
(465pから混沌とした雑木ヤブの中を下った時点。)
途中360pとその先の小ピークの2回で、西に一瞬だけ方向転換をする。磁石と地形図を都度確認しながらの進行となった。そのあたりの木々の色づきがこの日一番美しかった。(P ↓)
二つ目の小ピークで西に方向転換が終わって南にまた進み始めた時だったか、この日唯一の岩場のやせ尾根風を歩いていると、(P ↓) 前方の岩陰からでっかい四足が脱兎のごとくなな”と逆方向に逃げていってびっくり。危うい痩せ尾根なのにもの凄いスピード。向かってこられたら、こちらが危なかった。頭と顔が見えなかった。黒っぽい灰色、シカではない。背はシカのように大きい。足が結構太い。これって何ですかね。自分としてはカモシカかと咄嗟に思ったけど、はっきりしない。
どういうわけか、カモシカらしき四足に出会ったあたりから、さっきまでのと同じような付け方のピンク目印がバカにみたいに長く垂れてついているのが目に入り出して、回収再開。本当に迷いのポイントのような地点以外は回収。ほとんど迷いようのない明瞭尾根で目と鼻の先に目印を複数つけて回るのは理解に苦しむ。
(左手後方に谷倉山、また来るときはガイド本のコースを絡めて歩こうか。)
尾根末端まであと直線600Mか700Mの290Pの小ピークで南東に降りるか、南に降りるか迷ったけど、どっちでもいけるだろう。明瞭でないほうの南の尾根のほうが、地図を見ると先がなだらかなので進んでみる。すると、この日の中では一番ヤブっぽい樹林の下りになって、(P ↓) それもしかし大したヤブではないので、進んでいくと、下方に擁壁のようなものが見えて、ヤブの中を大きく回り込んで、古い橋のたもとにでて沢を渡って里に降りたてた。降り立った林道は遺跡公園駐車地のすぐ近くだったので歩いて5分くらいで駐車地に着くことができた。
(この中から、飛び出してきた。降り立った古い橋 )
(橋から歩くと、すぐ地層探検感への林道に出た。その付近からは三峰山が大きく聳えて見えた。)
この山、4時間足らずの歩きだったけれど、最近歩いた栃木100の低山の中では一番、世間にほったらかしにされているような印象を受けた。わざとガイド本とあまり重複しないコースを歩いたから、なおさらその印象が強いのかも。地形図と磁石を首っぴきにして歩くのもいつ以来だったか。下山時に見たピンクの目印はどうしようも無かった、あんなものを見なければもっとよい印象の山になったのにと思うと残念だ。
車に荷物を放り込んで遺跡公園を散歩した。端っこのほうに行くと、まだ綺麗に色づいている紅葉と、真っ赤や黄色の葉が地に落ちた様も鮮やかだった。こんなに綺麗なのにひと一人散歩もしていない公園で、あのピンク目印乱舞の悪い印象が幾分でも収まったかもしれない。 ■■
(この公園は実にきれいだった。晴れだったら、撮影の為だけに来てもいいな。)
(歩いた場所が重複しただろうほんの短区間分だけのゴミを回収。あんな短区間でこの量、このおバカちゃんは一体、この山域にどれほどのゴミを残したのかね。)
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単に麓の家で放し飼いにしているワンちゃんだったとしたら、ある意味ずい分贅沢な生活を謳歌している犬だと思います。
自分もあれは、犬だったのかなと思いだしています。
あんまり不思議な話ではないです。
単に麓の家で、放し飼いにしているだけですよ。
色づいた遺跡公園は曇り空でもよかったですよ。
あにねこさんは、あのバンドをメタルと捉えず楽しんでいるんじゃないですかね。そういうのも、また格好いいですよね。
あにねこさんがメタルに反応されるとは人はみかけによらないですね。
その四足の後姿を最初にみた瞬間、近所にいる大型の飼い犬を思い出したのですが、まさか山中で犬がいるわけないと思い返しました。
本当に犬だったとしたら、かなり不可思議ですね。
いずれあの真ん中の娘は、もしかしたら凄いメタルクイーンになるかもしれません。インタビューを読みましたが、舞台そででちょっと緊張するくらいで、ステージに立つと楽しいそうですよ。
あとバンドのメンバーのほうも思わぬ大化けするかもしれないと思いだしています。
あとは、このバンド、今後変な方向に行かないことだけを願っていますが・・・。
思わずボリュームをあげてしまいましたよ。
5万人の観衆の前で物怖じ一つ無く・・・たいしたもんです。
すいません山以外の反応で。
先ほど久しぶりぶりに2012年のみー猫さんの谷倉山の記録を見ました。私が獣に会ったあたりで、みー猫さんも何かの獣の気配に遭遇したんですね。同じやつだったのかも。山頂の北の展望地はすばらしいんですね、自分は行かなかったのですが、晴れていたら絶対行くべきですね。また違う季節にでも行きます。
あと、市境尾根の末端の神社も寄りませんでしたので、また行くしかないですね(笑)。
今回のななさんの往路はまだ行ってないので、いつか行ってみようと思っております。テープの回収お疲れ様でした。前回のときには見かけなかったような・・・確かに分岐など要所にだけあれば良いと思います。そのときは意識してなかった遺跡公園も覗くかな。獣が向かってこなくて良かったですね。自分の場合、鳥が羽ばたくだけでもどきっ!としておりますが。
ベビメタちゃんは、自分はつい最近知ったのです。1stもまだ買わずにユーチューブで楽しんでます。1stは早く買わなければ・・・。娘達のパフォーマンスも楽しいですが、音楽が80年台から海外メタルを聞いている者にとって、かゆいところに手がまんべんなく届くような音楽なのです。当面、応援に回ります。
谷倉山はガイド本通り歩けば、目印と踏跡は明瞭だと思います。ただ、道が一般的でないせいか、ヤブっぽい雰囲気もあります。冬や積雪期も面白いかもしれませんね。
BABYMETAL、私も好きで1stアルバムはかなり繰り返し聴いてます。私の場合はHMからではなく、Perfume→可憐Girl's→ベビメタというアプローチで辿り着いていますが。まあ、アイドルのレベルは遥かに超越してますね。
谷倉山は栃木百名山の中では地味な印象があるんですが、頂上付近の雰囲気は良いですね。未踏なので、冬の陽だまりハイクで登ってみたいと思います。