Biting Angle

アニメ・マンガ・ホビーのゆるい話題と、SFとか美術のすこしマジメな感想など。

特撮リボルテック「海底軍艦 轟天号」

2012年01月03日 | ホビー・フィギュア・プライズなど
元日に発売された、海洋堂の特撮リボルテック SERIES No.034「海底軍艦 轟天号」を購入してみました。

リボルテックの公式サイトによると
「本製品は、海洋堂がガレージキットメーカーとしてはじめて正式版権を取得し、一般商品化した、
 バキュームフォームキット『海底軍艦【轟天】』の発売より30周年を迎えて送る記念モデルです。」
だそうです。
30年前の1982年といえば、500円硬貨が初登場し、世界で初めてのCDが発売され、テレホンカードが
発行された年だそうですから、ずいぶん昔のことに思えますねぇ。

前置きはこのくらいにして、現物を見てみましょうか。

ボックスアートはなかなか渋いけど、ちょっと地味な感じもします。
まああくまで「大人のおもちゃ」なので、あんまり派手にするのもはばかられたのでしょう。

特撮リボは他のシリーズに比べて箱が豪華だけど、もっと簡素にしてそのぶん価格を下げてほしいんですが・・・。

箱の中身は、こんな風になってます。

オプションパーツはデザイン違いのドリル一個だけ。リボルテックにしては貧弱といわざるを得ない。

そして、轟天号本体。



ちっさ~!

手と比べてもらえば大体の大きさは伝わると思いますが、定価3,500円で
この大きさでは、さすがに小さすぎないか?

まあこのサイズでモールドがそれなりにしっかりしてるのは誉めるべきかもしれないけど
ピットロードの「世界の艦船」シリーズのほうが、もっと細かかったからなぁ。

そして轟天号の魂である、艦首衝角のドリル部分。

箱についてる実使用モデルのスチール写真と比べると、なんかフォルムが違う気がする。

気になったので、ネットを検索して見つけた「お笑いと怪獣部屋」さんの「新世紀合金 轟天号」の写真と
比較してみました。

新世紀合金のほうが、明らかにスチール写真に近い姿に見えます。
リボのほうはドリルも細いけど、なによりも甲板から舷側にかけてのラインにボリュームが足りないです。

さて、リボルテック版轟天号のウリのひとつが「差し替えなしの変形機構」ですが、箱の説明だけでは
ちょっとわかりにくい気がするので、写真入りで解説してみましょう。

通常の艦橋部分。昇降舵(?)が横に飛び出しています。


艦橋の上半分を引っぱり上げて、昇降舵が回転できるようにします。薄いので折らないように注意。


昇降舵をタテにしたら艦橋を元に戻し、潜望鏡付近を上に軽く引き上げながら後方へ折り曲げます。


艦橋部分をつまんで後ろに引き開けながら、上下に反転させます。


このとき、艦橋の各パーツが一直線になっているかを確認すること。

これを忘れると艦橋がうまく収納できなかったり、パーツが折れる危険があります。

あとは艦橋部分を閉じて、変形終了。


艦橋がうまく閉じない場合は、後部の差し込みがずれている可能性があります。

おかしいと思った場合はムリヤリ閉めずに、よく確認しましょう。

艦橋はピッタリ閉まるので、元に戻そうとするときちょっと大変です。


そんなときは、ドライバーなどを使って先端の隙間から引き起こすとよいでしょう。


飛行翼とノコギリ部分を収納した状態。

ノコギリは引っ込められますが、回転はしません。

飛行翼を展開した状態。羽が薄いので取り扱いに注意。


小松崎茂画伯がデザインした、別形状のドリルと交換が可能です。



せめて冷線砲と後部噴射炎のエフェクトとか、最近力を入れている発光ギミックでも組み込んでくれれば
値段相応と評価できそうなんだけど、これだけではちょっと寂しすぎますね。
ネットでは怪竜マンダをつけろというご意見もありましたが、それなら普通に商品として売るでしょう(笑)。

可動は少なく、オプションパーツは貧弱、それでいて価格は高めと厳しい商品ではありますが、
全般的な造形は悪くありません。(手放しでは誉められないけど)
轟天号に思い入れのある方なら価値はあると思いますが、逆に過剰な思い入れのある人からは
不満もいろいろ出てきそうなので、オススメするのがなかなか難しいアイテムです。

もし2,000円程度で売ってるのを見つけたら、試しに買ってみてもよいのでは・・・。

コレをいじってたら『海底軍艦』を見たくなったので、家にあるはずのDVDを探したんだけど、
どうしても『マタンゴ』しか見つかりません・・・いったいどこに埋もれているのやら。

最後におまけを追加。

写真に簡単な加工をしてみました。クリックすると大きな画像が出ます。
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