いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ドリームハイ ♯ 8

2015年06月23日 | ドリームハイ
ええっと、前回を観て、あまりのつらさに視聴をやめようかとまで思ったのですが、
思いとどまりまして今日にいたります。

ウィスキーの飲み方指南のサイトで読んだんです。
ウィスキーの魅力は、芳醇な香り。
やっぱりストレートで飲むのが一番その良さを味わえるんだって。
だけどアルコール度数が高いから、ぐびぐび飲むものじゃない。
舐めるように、ゆっくり味わって、
チェイサーとしてお水かソーダをたくさん飲めばいいんだって。
そうした方がその都度新鮮な香りを楽しめるし、
ワインのように、時間がたつと香りが変化するのも素晴らしいんだって。

このドラマのチェイサーは、他のドラマじゃない。
今まで楽しんだ数々のシーンを、もう一度味わい尽くすことなんじゃないかな……。

ということで、他ドラマへの浮気はやめました。

そして2PMの動画を観て、テギョンの笑顔を補給して、
ついでにウヨン(ジェイソン)も歌うまいなーとかいいながら眺めて、
これまでのドリームハイで好きなシーンを何度もリピート視聴して、
自分の書いた感想なんかも読み返したりしてたら、なんだか元気が出てきたよ~。

ここで視聴をやめたらきっと後悔する……。
Kさんの後押しもあったしね!
そんなわけで、いざ出陣!

《あらすじ》

グクのメールを読んで、ヘミは内心嬉しかった。
口では怒っていても、顔は笑ってしまう。やっぱり彼に会いたかった。

ところが、グクは父の部下に無理矢理空港へ連れて行かれてしまう。
逃げ出したものの、携帯を落としてしまってヘミに連絡を取ることもできない。
グクは泣いた。
父さん、どうか父さんを憎ませないで。

家に戻ると、サムドンの母がみんなと一緒に夕食を食べていた。
ヘミと話をしようにも、どうにもタイミングが悪い。
「あんたがサムドンの子分なのかい?」
戸惑いながらも、グクは席に着き、サムドンの母に話をあわせた。
喜んで頬をなで、自分の世話を焼いてくれるサムドンの母の優しさに、
グクは思わず涙する。
ヘミはそんなグクを見つめていた。

ふたりきりになって、グクはヘミに謝った。
「ごめんな、携帯を落として連絡できなかった。
随分待ったろ?怒ってるか?実は……」
グクの言葉を、ヘミがさえぎった。
「怒ってたわ。殴ってやろうと思ってた。
でも今日は勘弁してあげる。なんだか元気もないしね。だから話はまた今度にしよう」
ヘミの声音は優しかった。
グクは思わず、彼女の手をとった。
そしてその肩に、頭を預ける。
ヘミはそっと、髪をなでてやった。

翌日、父の秘書がグクの退学届を持って学校にやってきた。
「一応きくけど、これは君の意志か?」
「いいえ」
オヒョク先生はにっこり笑って届けを破りすてる。
しかし次はない。なんとかしないと、退学届は直接校長に届けられるだろう。
グクは、自分にできることをやるしかなかった。
自分の身を守る方法は何か?

それは、一流芸能事務所のオファーを受けること。
ベクヒと並んで記者会見をするグクに、ショックを受けるヘミ。
しかもインタビューの内容が、追い打ちをかけた。
「わたしのことを三流といってくれた、一番の親友に感謝してます。
その子のおかげで目が覚めました。ここまで来られたのは、彼女のおかげです」

自分が今までベクヒにしてきた仕打ちを思って、ヘミは涙を流した。
「コ・ヘミ、あんたってほんとに最低だったね……。
わたし自分はハニーだと思ってたのに、ナ・エリだった……」
彼女を追っていったサムドンには、よく意味がわからなかった。

ふたりが家で洗濯物をたたんでいると、グクが帰ってきた。
ヘミと話がしたいグクは、サムドンに席を外すよう頼むのだが、彼は拒否する。
無理矢理サムドンをベランダに追い出したグクは、真摯にヘミに語るのだが、
自己嫌悪にさいなまれたヘミは素直に話をきくことができない。
「ごめん。約束を破って。でもお前と舞台に立ちたいといったのは本心だった。
デビューしたかったわけじゃない。でも仕方なかったんだ。」
「いいわね。こっちは必死なのに。
別に怒ってないわ。怒る資格なんてないわたしなんか。
デビューおめでとう。でも笑ってあげられない」
怒ったサムドンにやり返されて、グクはため息をついた。
どうしたら話を聞いてもらえるんだ……。

学校のロッカー。
ベクヒが、幸運のペンダントをヘミに差し出した。
「これ、あげるわ」
もう自分には必要ない。ヘミを憎んでいた自分が不思議に思える。
うなだれたヘミを見るのは哀れだし、つまらない。
もう憎んでいないし、ライバルとも思わない。あんたもそうして。

ヘミはそう言われて怒る気力もなく、ただペンダントを受け取った。
元気もなく、机に突っ伏してぼんやりする日々だ。

家でも、グクの目をまともに見られない。
もうすぐ彼は家を出て、事務所の寮に入るというのに。

ピルスクも同じだった。
決死の思いでジェイソンに告白したのに、優しく断られて、
リアのCMの吹き替えをしてやったのに、名前はクレジットされずじまい。
ふたりは机に突っ伏して、力なく涙を流す。
ヘミはそっとピルスクの手を握った。

グクが家を出る日の夜、みんながケーキでお祝いしてくれた。
ヘミは遅くなるといって帰ってこない。
サムドンも不機嫌だ。

やっと家に帰ってきたヘミを見るが、グクは声をかけずに立ち去った。
彼女の部屋には、グクが置いていったヘルメットと、イヤホン。
ふたりの思い出の……
ヘミは声をあげて泣いた。涙がとまらなかった。

玄関先でヘルメットをかぶって立っているヘミを心配してサムドンが声をかけた。
「ヘミ、なんで泣いてんだ?」
「言ってもいいの?なぜ泣いてるか」
「……い、いや、」
「知るべきよ」
「やめろ」
「グクのせいで、泣いてるの」
「やめろ!」
サムドンの怒鳴り声なんて、初めてきいた。
「わかった。あいつがひとりだけデビューしたから嫉妬して泣いてるんだろ?
俺お前のことならなんでもわかってるんだ。そうに決まってる」
そういうサムドンもくしゃくしゃの泣き顔。
「サムドン……」

彼は、ヘミをなぐさめようと漫画を描いていたようだった。
丸めた紙に、ヘミとサムドンの思い出が浮かぶ。
「おじさん、おじさんもわたしがナ・エリだと思う?」
オヒョク先生は言った。
「君のドラマがここで終われば、ナ・エリのままだ。
でもね、自分の過ちを悟って反省し、それをあらためて成長する。
そしてトップに立つドラマなら主役は君だ。
あせらなくていい。ゆっくり進む人は、はやく行く人よりたくさん学べる。
そして大きく成長する人は、ゆっくり進む人だと僕は思ってる」
「カン先生」
思わずヘミは、そう答えていた。絶対に認めたくないけれど。

先生の言葉と、サムドンの漫画。
ヘミは元気が出てきた。
わたしのドラマはここで終わりじゃない。
今度は私たちが勝つ番よ。
笑顔のヘミに、サムドンも笑った。

ジェイソンは、ピルスクを嫌いなわけじゃない。
彼女を利用したリアにも腹が立っていた。
「もしわたしがやせてきれいになったら、告白の返事、考えてくれる?」
そういうピルスクに、うなずいた。それが彼女の励みになるなら……。

200日後……

グクたちはデビューし、すっかり人気のグループになっていた。
久しぶりに学校へ戻ってきて、グクはヘミに、
ジェイソンはピルスクに会いにいった。
そしてふたりは信じられない光景を目にする。
やせてすっかり綺麗になったピルスク。
別人のようにダンスがうまくなったヘミとサムドン。

(つづく)

ほうっ。

よ、よかった、観るのやめないで……(安堵)

すっごくすっごく心配していた、すれ違い演出が地味でホッとした。
グクが監禁されて朝まで帰れないとかね、
アジトで泣き崩れるヘミのバックに悲しい音楽とかね、そういうのが派手なのがなくて、安堵。
それを観るのが一番つらいと思っていたから。

そしてヘミが素直になってくれて本当によかった……。

もちろん、グクはヘミと会えなかったし、
お父さんの横やりが原因だったってきちんと話せなかったけど……
それでも、彼が真剣に話そうとしてたことは理解してくれたし、
彼を憎んだりしなかったし、
ベクヒとの関係を妙に勘ぐって誤解しなかったから、そこはよかったと思う。

たとえグクがきちんとわけを話したとしても、
ヘミは笑顔で祝福できなかったんじゃないかな、と思う。
グクの問題は、父親との確執で、
それはやっぱり彼ひとりで考え、決断し、背負うべきものだから。
ヘミが事情を聞かされたとしても、
頭では理解したとしても、
でも、それがなんなの?
わたしたちを置いて、あんたは行っちゃうんでしょ?ってなったと思う。

で、なぜに
ヘミが失恋したみたいな状況になってるの?


あ、あなたがグクの話を拒否して避けてるんでしょーが!

これには、えええぇぇぇぇ?と驚いちゃったな~。
もっとヘミが攻撃的になるのかと思ってたから。
自分の過ちを受け止めて、内省的になっていたからなのかな。
やっぱりグクを、好きだったんだね。
いつもそばにいて、助けてくれた人。
自分のわがままを受け止めて、許してくれた人。

あ、もしかして、勝手に思い込んでる?
でもでも、一緒に舞台に立ちたいって言ったのは本心だったって言われたでしょ?
過去形だから?傷ついちゃっててそんな余裕ない?
それでも怖がらずに話を最後まで聞かなきゃダメでしょ~。

グクに傷ついてほしくなくて、
ダークヒーローになってほしくなくて、観るのやめようかと思ってたけど、
わたしが思っているよりも、グクは強かったです。

自分の居場所を自分で作るために、
友達に恨まれることになっても、彼らと離ればなれになっても、
孤独に耐えることを選択したグク。
彼だって、できることならみんなと一緒にいたかったんだよ……。

いつかそのことを、ヘミが理解してくれたらいいな……。


苦悩顔が多いグク。そういや髭が生えてるのね、男子ですものね。

ベクヒの言葉を聞いて、自分がどれほどひどいことをしてきたか、
理解したヘミ。
心根は悪い子じゃなかったけれど、やはり高慢だった。
回想シーンでまとめて観ると、やっぱイヤな子だったね。
でも、傷ついて、はじめて人の痛みがわかるようになった。
泣いているピルスクの手を、ぎゅっと握ってあげたヘミ。
よかった……ほんとによかった……。

ただ心配なのは、
これでヘミがグクへの恋心に区切りをつけちゃったんじゃないかってことです。

なんかすべて仕切り直しですか……。

ってか、グクのくれたヘルメットで泣いて、
サムドンのくれた漫画で笑顔になって、
やっぱりサムドンが一歩リードなんですか……。

みんなサムドン推しなのか!

サムドンがヘミのことを本気で好きなのはあの怒声と涙でわかったから、
応援してあげたいけど……。
グクは仲間と離ればなれなんだもん。
やっぱりかわいそうだよ……。


ヘソンだけが素直に悲しんでくれるという……。ちびっこに優しいグクです。

青春って、つらいね。
人を好きになるって、つらい。
ヘミがグクのために泣いて、
それを認めたくなくてサムドンも泣いて、グクだってひとりで泣いて……。
そんなのわたしだって泣きたいよ!うわーん!(涙)

あっという間に200日たっててびっくりしましたが、
これからが本番!第2章の幕開け!ってことでしょう。
第8話、勇気を出して視聴してほんとによかったです。

このドラマ観てた人で、わたしみたいにグダグダした人って
他にいないんですかね?!
何日間か、本当につらかったですよ、わたし。

この後だって、グクがあんまりみんなとからめないんじゃないか、
サムドンばっかヘミと仲良くするんじゃないか、って少し胸が痛いです。
サムドンの真心が伝わってきたから、
どっちがヘミとくっついたっていいけど、
最後は絶対グクも仲間として愛してあげてほしいな~。
彼のこと、理解してあげてほしい。

ヘミとすれ違って帰ってきた時、サムドンのお母さんさえいなかったら、
ちゃんと話ができたのかも、と少し思う。
でも、もしそうだったら、ヘミはグクを拒絶したかも。
サムドンのお母さんに優しくしてもらって、
自分の息子同然だっていってもらって、泣いてしまったグク。
そんな姿を見たから、ヘミも優しい気持ちになれたんだね、きっと。

肩に顔をうずめたグクをなでてあげるヘミの姿を見て、
すごくほっとしたの。
ヘミはグクを受け入れてくれるんだな、と思って、ほっとした。

このシーンがあったから、今後のつらそうな展開にも耐えられるような気がするよ……。
ヘミがまだ、グクを好きだといいのに……。

でも、わたしが心配することなんてないのかもしれないな。
彼らはそれぞれ恋をしているけど、それは成長の過程。
グクは自分の居場所を確保するためにデビューしたのだけど、
彼は舞台で生きることに決めたのだから、そうでなくてもこのチャンスは逃せなかったはず。

ヘミだって、のんびり恋愛してる場合じゃない。
グクと一緒じゃなきゃいやだってわがまま言える立場じゃない。
多額の借金を背負ってるんだから。

サムドンだって、ピルスクだって、夢を叶えるためにこの学校へ来たんだもの。

でもほんとに韓国芸能界って過酷だよね。
歌はもちろん、容姿もダンスもですか?
そんな三拍子そろった人がぞろぞろいて、その中でデビューしなきゃいけなくて、
生き残っていかなきゃいけなくて……。
いや、すごいわ実際。

美容担当?のメン室長の言葉は意外な真実を含んでいて、
彼女もまた、生徒たちを応援するよき指導者だということがわかります。
容姿は努力で変えられる!(限度はあるでしょうが)
この世にブスはいない。怠け者がいるだけなのです……。
うう、耳が痛いわ。

校長がイヤなやつだっていうだけで、先生たちはみんな生徒思いだよね。
たぶんシ先生も、徐々に軟化するはず。
ジンマンより、オヒョク先生を好きなんだと思うけどなぁ。

あ、なんだか本気でちょっと元気が出てきた。
ここまでグクのターンだったから、後半はサムドンのターンなのかな、って不安はあるけど。
それでも、みんなの成長を見ていたい。
オヒョク先生みたいな気分になってきたぞ。

よし!最後までついていこ!kさんありがとね!



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2 コメント

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よかっただー! (かずゆいまま)
2015-06-23 09:50:02
ビスコさん、こんにちは!

無事続けて視聴できるようでほんとよかったよー。
それにグクが心配でたまらんのはわかるわ。
ドラマを見てると自分であれこれ推察しちゃって先に進めないってあるもんね。
私も気になって見たいような見たくないようなドラマあったし。

さで、あたしどうも年のせいかお母さんと息子的なシーンに弱い。
今回もサムドン母とグクのシーンでもらい泣きしたてー。
だってグクは父の事やヘミの事でめっちゃ傷ついてたけど
サムドン母によって家族の温かさを味わったんだと思うから。

さて、あたしは基本サムドン好きなんでヘミが泣いてるシーンは
ああ、やっぱりグクが好きなんだ。サムドン可哀そう。(泣)
ともあれ、これからの生徒たちの成長に期待!

そうそう、結構先生達っていい台詞いうよね。
私もなるほどなーって何度思った事か。

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あなたのおかげよ (ビスコ)
2015-06-24 07:36:56
ありがとう~!おかげさまで順調に観続けてますよ~。
ほんと、おすすめしてくれて励ましてくれて
かずゆいままさんのおかげですごく楽しめてて感謝なのよ。

サムドン母とグクのシーン、よかったね。
お母さんの温かい人柄とか、おおらかな愛情がグクの心を癒やしたんだな。
ご飯の上におかずをのっけてあげるって、愛情表現として
韓国ドラマの中にはよく出てくるシーンだね。

ああ、最初の頃みたいな楽しい雰囲気のみんながまたみたいな。
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