いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ゆれながら咲く花 まとめ INDEX

2016年10月01日 | ゆれながら咲く花
時間がかかりましたが、無事に視聴おわりました。
いわゆる韓国ドラマのイメージとは違う、しみじみとした良さのあるドラマでしたよ。

【あらすじ】

レベルが高いとはお世辞にも言えない勝利高校。
学力レベルの低い子、家庭に問題を抱える子、
障害を持った子、無気力な子、大学進学を目指しがんばっている子……
さまざまな生徒が通っているごく一般的な公立高校である。

そこへ凄腕の塾講師カン・セチャンが雇われてきた。
生徒の内面など一切考慮せず、ただただ成績アップを達成する敏腕講師だ。
チョン・インジェは、2年2組の担任だ。
文学の教師として教鞭をとっているのだが、彼のやり方には違和感を覚える。

教育とは何か?

多感な年頃の生徒たちに大人はどう向き合うべきなのか?

高校で起こるさまざまな事件を通して、
教師と生徒が共に成長していく物語。



と、まぁ概略はこういうとこなんですが、

本当にいいドラマでした~。

観て良かった!

これはたくさんの人に観てもらいたいなー。
韓国と日本、教育の現場がよく似ています。
わかるわかる、ってところも多くて、いつも考えさせられました。
揺れ動く高校生の気持ち、大人の気持ちって、
国が違ってもそうそう変わらないもんだよね。
人間だもの。

物語の中心にいるのは、チェ・ダニエルさん演じる塾講師カン・セチャンと、
チャン・ナラさん演じる文学講師のチョン・インジェです。
セチャンはとにかく成績を上げればいいんだ、という現実派の先生で、
インジェは生徒の学ぶ意欲を大事にしたいという理想派の先生。
これはふたりの教師という形で表現されていますが、
ひとりの人間の中に存在している考え方ですよね。
一番いいのは、生徒の意欲を引き出して成績が上がる、ということなわけで。

セチャン先生は合理的で冷たい。
インジェ先生は人情派で温かい。
わかりやすい対比ですが、やっぱり正反対のふたりがぶつかり合うのが観ていて面白いです。

またダニエルさんが眼鏡かけてて先生役にピッタリ!
やっぱ好きだわ~この人。眼鏡アリバージョンが最高。
若い頃から老け役ばっかやらされてちょっとかわいそうですけど。
体型が今どきの若者っぽくないんだよね。
胸板があつくて、姿勢もいいし、ちょっと西洋人的な体型だと思う。
だから年上の役ばっかりなんですかね?

チャン・ナラさんは初めて拝見しましたが、かわいい!
そしてめちゃくちゃしっかり者で先生役にピッタリだ!
生徒たちがインジェ先生を慕う理由がちゃんとわかるし、納得できます。
ダニエルさんと共演した「童顔美女」が逆に気になっちゃう感じですね。
おっちょこちょいっぷりもかわいいのかな。

生徒たちもクセが強くてね~。

イ・ジョンソクくん演じるコ・ナムスンと、
キム・ウビンくん演じるパク・フンスの友情が泣けるですよ……。

このふたり、いわゆるイケメン枠なんですよ。
でもたぶん、韓国ドラマ見慣れてない人が観たら、なぜイケメン?って思うと思うんですよ。
でもでも、イケメンには間違いないんですよ!
うぇーん!伝われ!伝わってほしい!この思い……。

ま、うまく言えませんけども、イケメンかそうでないかに関わらず、
この男子たちの友情物語は胸に響きます。
人は若さ故に、傷つけ合ってしまうんだね……。
それでも相手を好きで、一緒にいたいと思ってしまうんだね……。
いや、あくまで友情物語だから勘ぐらないように。

そう、このドラマ、恋愛要素が一切ないんですよ!

それもまた潔いし、そのおかげで本当にいいドラマになったと思います。
寄り道しなくてすんでる。
ま、そのせいで余計にナムスンとフンスの友情が美しく見えちゃうんですけどね。
ほんのちょっとだけ、思春期のドキドキっぽいシーンもなくはないので、
ノーカット版で視聴をおすすめしますよ。

不良少年や、追い詰められた優等生も出てきますし、
モンスターペアレンツってか教育ママゴンも出てきます。
でも金八先生か?っていうとそうでもないのよね。
あんなに仰々しくはない、というか……。
舞台が高校ってのがポイントかも知れませんね。
高校生って、やっぱり随分大人です。

原題は「学校2013」なんだけど、
作中の詩からとった邦題「ゆれながら咲く花」がとてもよかったです。
この詩は、ドラマの中で一度出てくるのですが、
それが最後までしつこく出て来ないところもよかったなー。

でも観ている人の心の中には常にあの詩があって、
じわーっと心の中に染みてる感じがいいんだよね。
制作者はあの詩から発想してこのドラマを作ったのかな?
そういう裏話、韓国語がわかったらネットで調べたりできるんですけどねー、残念です。

また主題歌もいんですよ~。

キム・ボギョン(김보경)さんの「雨蛙」(청개구리)という曲だそうです。

オープニングで流れるだけでもう、泣きそうだ……。

ラストもよくってドラマとしても良くまとまったいい作品だったと思います。
韓国ドラマにも、昼メロどろどろだとか、恋愛至上主義じゃないドラマもあるんだよ!
と、おすすめしたい作品でした。

よし、ラーメン作って食べよっと。

※ 各話の感想に飛びます。別ウィンドウで開きます。
  dTVで観ていたので、タイトルはそこでつけてあるものです。

第1話 「新担任と新委員長」
第2話 「セチャンの赴任」
第3話 「対立する共同担任」
第4話 「謎の転校生」
第5話 「インジェの想い」
第6話 「試験の重圧」
第7話 「ナムスンの秘密」
第8話 「ジョンホの策略」
第9話 「授業ボイコット」
第10話 「フンスの本心」
第11話 「理想の授業」
第12話 「母の歪んだ愛」
第13話 「ミンギの意思」
第14話 「盗まれた携帯電話」
第15話 「セチャンの過去」
第16話 「終業式の日」



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