いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ゆれながら咲く花 8

2016年04月21日 | ゆれながら咲く花
うーん、あらすじだけで3千字超えてますが。
後で読み返す時にねぇ、細かく書いておかないと楽しくないんですよ、
自分が。

そんなわけで、
多少の主観も交えたあらすじになっております。
ってか、あらすじって言えるのかな、これ?


でも《あらすじ》

「俺が捨てたのは、お前だよ」
そう言って学校を後にしたナムスンの目からは涙がこぼれた。
昔のことが思いだされた。
万引きの疑いをかけられた時も、フンスが兄貴みたいに助けてくれたんだ。

ナムスンの退学届は、インジェが預かっていた。
「わたしがなんとかするから、あなたまでゆるがないで。大丈夫よね?」
フンスに言うと、「もうあいつのことは気にしません」という答えが返ってきた。
インジェは、そんな返事がききたいわけじゃなかったのだけれど。

「ナムスンがどうかしましたか?」
インジェの様子を心配して、セチャンが話しかけてきた。
そっとナムスンの退学届を見せてみると、
「これは受け取れませんよ」とセチャン。
そうでしょう!と言わんばかりのインジェだったが、
「だって全部ナムスンの字でしょう。親の同意がない」というセチャンにがっくり。
だが、セチャンも彼女の気持ちをわかったうえで言っていることだ。
「僕がいいたいのは、教師ができることはここまでだってことですよ」

遅刻の罰は詩の暗唱。
2組のルールは続いていたが、セチャンが異議をとなえた。
「いや、減点にしよう」
インジェは、生徒との約束をあくまで守ろうとする。
(いくら詩を暗唱させても遅刻は減らないでしょう?)
セチャンの言い分も最もだが……。
雪解けかと思いきや、またまた衝突がはじまるふたりなのである。

しかし、ナムスンに関しては、ふたりともほってはおけない。
セチャンは生徒にたずね、ナムスンが働くガソリンスタンドに彼を迎えにいった。

ナムスンのいない教室では、また小競り合いが始まっていた。
フンスの存在が気に入らないジョンホが、何かとちょっかいを出すのだ。
一触即発の空気が、教室に充満しており、ハギョンはイラついていた。
それもこれも、委員長がいないせいだ。

セチャンはナムスンを無理矢理学校へ連れてきた。
「さあ、行くぞ」
しかしナムスンは背を無を向けた。
「バイトはきつかったろ?単純労働にピンハネ、高校を中退すれば、
お前の人生は今と変わらないぞ。
自分はこの程度なんだ、と言い聞かせながら生きることになるんだ。
だから後悔しないようにな」
セチャンなりの忠告だ。
「何が変わるって言うんだ?卒業したって何も変わらない」
ナムスンは答えた。
「だから退学?バカな友情だ。父親のサインがあれば受理してやるよ」
セチャンの手から、退学届を返されたナムスンは、どうする?

先生の仕事は、問題のある生徒の指導だけではない。
2組の担任として、セチャンとインジェは国語科の研究授業をするように言われた。
力のある保護者、ハギョンの母からの要請を受けて、
校長はインジェに入試型の授業をするように圧力をかける。
インジェは納得できないが、校長はセチャンとインジェのふたりに
研究授業で競わせ、評価の高い方の方針に授業を統一しようと言い出した。
これは生徒にとって不必要なプレッシャーだとチョン先生は心配するが、
校長は指示を撤回しなかった。

入試型の授業も大事だが、下位の生徒は意欲をなくしてしまうだろう。
生徒の学ぶ意欲を育てる最後のチャンスだ。
そう主張するインジェ。
これが高校入試に向かって走り出す最後のチャンスだというセチャン。
どんな授業をしようと、下位の生徒は寝てしまうのだ。

どちらの授業が正解とは言いがたい。
ふたりは自分の信念に従って、もがくしかないのだ。

そんな中、ナムスンはやはり無断欠席を続けている。
インジェはセチャンにきいて、ナムスンをたずねた。
「最後に聞くわよ。本当にやめるの?」
「はい」
「わかった。じゃあお父さんのサインをもらってきて」
インジェは思いのほか、あっさりとナムスンに退学届を渡した。
「親父の居場所はわからない」
「電話で許可が取れれば受け取るわ」
今になって迷っているのは、ナムスンの方かもしれなかった。

ナムスンがいない教室。あらたなボスは、フンスだった。
クラスメイトはもう、ジョンホにペコペコしない。
あのナムスンはフンスをやった番長だったし、
フンスの実力は言わずもがなだ。
ジョンホはそんな状況にムカつくが、フンスも心穏やかではなかった。
ハギョンは、そんなフンスを「自分勝手な小学生だ」と言う。
ナムスンが苦しんでいるのがわからない?
「あんたなんか怖くないわ」本気でそう言うハギョンに、フンスもペースが狂った。

ナムスンが、退学届を出しに学校へ来た。
ああは言ったが、インジェは内心びびっている。
本当に退学届を出したら、どうしよう?
父親の電話番号を聞いて電話をかけようとするが、本当はそんなことしたくない。
そんなインジェに、セチャンが助け船を出した。

ナムスンとフンスを体育館に閉じ込めて、掃除を命じたのだ。
「さあ、ふたりできちんと掃除するんだ」
「……誰かのマネ?」
「とにかくここから一歩も出さないぞ!
ナムスンが退学を取り消すまではな!」

「わかりましたよ、学校に来ます」
ナムスンはあっさり降伏した。
「明日から逃げずにちゃんと来いよ!」
体育館から出たナムスンは、「安心しろ、もう来ないよ」とフンスに言った。

ところがフンスは、「学校へ来い」と彼に言うのだった。
どうせ担任はあきらめないのだから、巻き添えを食うのはイヤだし、
これが贖罪だというのなら、お笑いぐさだった。
ナムスンはすでに3年前に、俺を捨てたのだから。
人間失格のお前は図々しくまた学校へ通えばいいんだ。

ナムスンは黙って去った。彼は明日、学校へ来るだろうか?
クラスメイトは、帰っていくナムスンの姿を見て、窓から大声で叫ぶ。
「ナムスーン!学校に来いよ!」
どいつもこいつも……。
ジョンホのイライラは募るばかりだった。

インジェは、グループ学習にチャレンジしていた。
生徒たちに不満はあるが、誰も寝ない授業であることは確かだ。
ひとつの詩を、自分で解釈して味わって欲しい。
学ぶ喜びを知って欲しい。
インジェは自分の気持ちを正直に生徒たちに伝えた。

ジョンホは、ある計画を立てた。
生意気なナムスンとフンスを同時にハメてやるんだ。
先輩の大事にしているバイクを盗んで、ナムスンに取りに来させる。
先輩がたむろしているビリヤード場の前に届けさせるんだ。
何でも屋の仕事として依頼すれば、うまくいくだろう。
「フンスも呼び出せ」
ジョンホに命じられたジフンは、悩んだ末にジョンホの計略をフンスに話した。
現場を見つかれば、ナムスンは先輩たちに袋だたきにされてしまうだろう。

校長は、ある計画を実行した。
インジェとセチャンの研究授業を同時に行う。
生徒には、どちらが自分に必要な授業か選ばせるのだ。
子ども達は、すぐに混乱をきたした。
どっちかを選べって?私たちに?
教師たちも、渋い表情だ。
生徒にとって良いこととはとても思えない。
まだ彼らは子どもなのに。
しかし校長は、引き下がらない。
インジェとセチャンは仕方なく、誰が待っているかもわからない教室へ向かった。

その頃フンスは、ビリヤード場に駆けつけて、ナムスンに警告していた。
「今すぐ逃げろ」
しかし、時すでに遅し。
街のごろつきどもが、ふたりを取り囲む。
階上に駆け上がり、逃げようとするフンスとナムスン。
2階の窓から飛び降りようとしたフンスは、足がすくんだ。
そもそもこの足で、飛び降りることなんてできるのか?
「はやく飛べ!」
フンスはどうしても、飛べない。
男たちが迫ってくる。
絶体絶命だった。

(つづく)


うふふ、心配していたとおり、ジョンホがやってくれましたね。
彼のイライラ、かわいそうだけどわかるんですよね~。

子分?のジフンは、ひとりだけ成績が上がってセチャン先生に褒められた。

なんだよお前、抜け駆けか?

クラスの奴らはジョンホの言うことを聞かない。

くそっフンスがなんぼのもんやねん。

しかも影の番長だった大不良のナムスンは、なぜかみんなに慕われている。

あいつ、年齢詐称してたんだぜ?だせぇだろ?

借金のカタに先輩にとられた50ccは売っ払われてしまった。

なんでこんな奴らにペコペコしなきゃなんねぇんだよ!

青文字部分は全部わたしの妄想ですが、
当たらずとも遠からずでしょ、ジョンホや。

もうインジェ先生もぜんぜんかまってくれないしね~。

「ふたり同時にハメてやる!」とジョンホは意気揚々でしたが、
別にフンスが無視してこなかったらどうするつもりだったんだろ?
ジフンが普通に呼び出していれば、そうなっていたかもしれませんね。
彼がびびって真相を話したおかげで、フンスは現場へいくことになった……。

青春じゃん!

はずさないんだよねー、脚本が。

青春ドラマにおける、委員長ポジのハギョン(実際は副だが)が、
皆に恐れられる不良のフンスにまったく怯えず、言いたいことを言う。
それは、なんとなく好意を抱いているナムスンのためなのよ。
そもそも本当に、彼女はフンスを怖がっていない。
だって彼は、まるで意地っ張りの小学生みたいなんだもの。
そしてそんな不良のフンスも、ハギョンにはなぜか頭があがらないというね……。

石井いさみかっ!(750ライダー)

あ、いや、いまヤフー電子書籍で無料で読めるんで懐かしくなってしまいまして……。
全巻あったよ、実家の本棚に。

そんなことはどーでもいいんですが、
学園ドラマの王道をはずさない脚本が嬉しいっていうかなんというか。

古いっちゃー、古いんですかね。
でも好きですね。

「意地っ張り!ナムスンの気持ちも考えてあげなさいよ!」←超意訳
と言われたフンスが、不器用な言い方で、ナムスンに「学校へ来い」という。
いいでしょう、こういうストレートさ。

わたしたちはどこかで、彼らの純粋な心を信じたいし、愛したいんですね。
偽悪的な態度の中に、美しい魂を見いだしたい。
そうでなければ、人間として生きていくことは本当に恐ろしいことでしかなくなります。

世界は美しく、生きる価値のある場所だ、とわたしたちは信じたいんです。

先生たちも、いつも様々な意見を言いますし、
セチャンとインジェはぶつかることが多いですね。
でも、だんだんとその溝は埋まっていっていますよね。

ナムスンに会うため、部屋に入れないでいるインジェの肩を叩いたセチャンが
すごく優しい感じで好きです。
でも相変わらず言っていることは合理主義者の言い分で、
そこは曲がらないところも好きです。

どっちの言い分にも一理あって、
とりまく先生たちも理屈にも一理あります。
横暴な校長先生だって、横やりを入れてくる保護者だってそうです。
「授業方針が違うと生徒が混乱する」
これって間違った意見ではありませんよね?
「多様な学びが必要である」
これだって間違ってはいません。

誰が正しくて、誰が間違っている、という話ではない。
いつも、先生たち大人ですらも、迷いつつ、試行錯誤して進んでいく。
そんな姿をそのまま描いているところがいいなぁと思います。

唯一チャン先生は、徳が高いというか、
経験豊富で人格的にも尊敬できる存在として描かれていますね。
若い教師を見守り育てていく役割なんでしょうね。
ドラマ的にも重しとして必要なポジションの人でしょう。

オム先生も実はそんな人格者だと思っていますが、
どこか暴力的な威圧感があって、チャン先生とは違う雰囲気です。
暴力振るった姿なんか描かれていないんだけどね。
生徒にも公平で公正であろうとしてくれるので、わたしは好きだな。
とにかく問題児のいる学校にはなくてはならない人なのは間違いない。

インジェも講師という危なっかしい立場だけど、
自分の主張を曲げないところが好きです。
ちょっと前はふらついてた時もあったけど……。
彼女もすごく成長しているんだな、と思いました。

はぁ~、もう次回楽しみですね。
フンスは跳べるんでしょうか?

フンスとナムスンのすれ違う愛情がね、
もう見ていてもどかしくってね、胸が苦しいですよ。
冒頭でね、昔のふたりが回想シーンとして出てきますよね。

前はう~ん……と思ったけど、
今回はなんかじゃれ合うふたりを素直に眺められてね、
慣れたんかな、うん。
「はっはっはっは」というわざとらしいフンスの笑い方がね、
ナムスンの「はっはっはっは」っていうわざと笑いにそっくりでね、
もうそれだけでふたりの仲良しだった過去が推測されてね、
わたしの涙腺は不意打ちをくらったですよ。

もしかしたら、
「おーほっほっほっほっほ!」イコール 高笑いの定番表現
のようなものなのかもしれませんが、
ふたりがそっくり似たような笑い方をしたという事実が、嬉しかったんです……。

もうこうなったら、フンスとナムスンは仲直りするもん。絶対。
何もかもジョンホのおかげだよねー。
ってか、詳細をバラしたジフンのお手柄だよねー。

このままふたりがめちゃくちゃに殴られたっていいと思うの。

もしそれで、ふたりがあの頃を思いだすのだとしたら。

あ、セチャンとインジェの研究授業勝負?
う~ん、これの行方は読めないなぁ。
やっぱりインジェの勝ちでした!っていうほど、甘いドラマじゃないっしょ?



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